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小沢一郎がやっとこさ起訴された。もう、「やっとこさ」と言う以外にはない。なにしろ起訴しても結論は無罪以外にないのだから。日本が世界に誇る犯罪捏造機関が2年近くに渡って捜査をしたあげく、その機関の親玉である検事総長が「有罪(をでっち上げる)の証拠がない」と言わしめた案件を、本来、その検察と闘わなければならない側の弁護士が起訴するというのだから、この指定弁護士にはお気の毒としか言いようがない。
指定弁護士の中にはおかしな功名心の持ち主もいるのかもしれないが、普通に真っ当な弁護士ならば貧乏くじとしか言いようがないだろう。しかも、唯一の頼みの綱だった石川議員の供述調書の信頼もガタガタに崩れているのだから、指定弁護士が「悩みに悩んでいるのではないか?」という郷原信郎氏の指摘は正しいだろう。
このような状況にも関わらず、マスメディアは「強制起訴」という言葉だけを取り上げて狂ったように騒いでいるらしい。「らしい」と書いたのは、私がテレビの報道などを実際には見ていないからなのだが、twitterやブログを読めば、その様子は手に取るようにわかる(リンクはあくまで一例)。そして、このメディアの狂乱に対して、私が信用しているブロガーの方々も様々な形で怒りや抗議を表明している。
しかし、、、ここまで来ると、私はあまり腹が立たない。むしろ、マスメディアはどんどん小沢バッシングをやればいいと思うのだ。もう、思う存分おやんなさい、と。なんとなれば、やればれるだけマスメディアのデタラメぶりが浮き彫りになる=可視化されるからだ。
もはや、少なからぬ人たちが、マスメディアのバラ撒くデマに疑問を持ち始めている、あるいは完全にデマだと見抜いている。情報は既存のマスメディアから教えていただくものではなくなった。これまで記者クラブの人間しか入れなかった政治家の会見にフリーのジャーナリストが入り、USTREAMの中継をしてくれるだけで、プロと詐称するジャーナリストのデタラメぶりがわかる。
そして、そういう連中が「エディトーリアル」(金平茂紀)とやらを施した加工情報が、単なる大本営発表でしかないことを多くの人が気づき始めている。、、、、とここまで書いて、なんだか以前にも同じことを書いていたような気がしてきたので調べてみたら(何しろ記憶力が減退しているのである、、、orz)、1年前にも同様のことを熱心に書いている(失笑)。
・日本版ベルリンの壁崩壊?
・壁は崩れ始めた(1)
「同じことを書いているということは、事態はまったく変わっていなのではないか?いやもっと悪くなっているんじゃないか? 何しろ結局、小沢は起訴されたんだから、、、」とおっしゃる方もいるかもしれない。しかし、私はやっぱり壁は崩れつつあり、しかもその綻びの度合いはどんどん大きくなっていると思う。
権力と一体となってどんなに情報操作をしても、国民を以前のように思うがままにコントロールすることはできない。それどころか、やればれるほど信用を失っていく。「これではいかん」ということで、さらに拡声器のボリュームを上げると、それがまた逆効果になる。というのがマスメディアの現状で、だから私は「もっともっとやってくれ!」と思うのだ。
そうして、ウソだらけの情報をバラ撒けばバラ撒くほど、マスメディア崩壊の時期は早まっていく。ということで、↓は2月1日付の天声人語。
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ジョークの宝庫といえば結婚である。哲人ソクラテス曰(いわ)く。「まず結婚せよ。良妻を得れば幸せに、悪妻なら君は哲学者になるだろう」。青木雨彦さんの『洒落(しゃれ)た関係』から男のざれ言を続ける▼夫の証言。「新婚の妻は食べてしまいたいほどかわいかった。あの時食べときゃよかった」。もう一つ。「金曜に結婚すると不幸が起きるというのは本当ですか」。「もちろん」と劇作家のバーナード・ショー。「金曜だけが例外でいられるはずがない」▼最後のは、必然を言いたい時に応用が利く。以前なら「月曜に起訴されると有罪になるというのは……」と、問いを換えることもできた。検察の信頼が揺らいだ今は「いや、月曜には例外もある」と答えざるをえない▼その検察が諦めた小沢一郎氏の「疑惑」を、検察審査会が法廷へと押し出した。強制起訴された氏は検察嫌いの上、素人の検審が新聞やテレビに流されたと思っているのだろう。無罪を前提に辞職も離党もしない意向という▼民主党の幸不幸は、思えば小沢自由党との「結婚」に始まる。今や別居寸前だが、菅首相が「あの時…」と悔やんでも遅い。たくさん生まれたチルドレンは多くが小沢氏につき、家を出るならそっちと言わんばかりだ▼被告席から政治闘争を構える「党内党」を背負い、ねじれ国会の針山を登る首相。今さら哲学者にもなれない。ソクラテスは「天下を動かすには、まず自ら動け」と諭したが、動きようがない。次々と降りかかる難題を前に結束すべき時に、ああ犬も食わない権力劇である。******
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