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国会質疑で唯一意味があるとすればそれは予算委員会だ。
テレビで中継される。翌日の新聞が報道する。質問に立つ与野党の議員が
国民の視線を気にして張り切る。
その予算委員会がはじまった。
これほど突っ込みどころが多い国会である。
どのような議論の応酬があるのかと期待して見たが、これほどつまらないもの
はなかった。
なぜか。
それは菅民主党がなりふり構わず自民党化しているからだ。
自民党の政策を何でも飲むから首相にとどまらせてくれといわんばかりに
政策作りを一緒にやろうと繰り返し、議論を逃げているからだ。
一方の自民党は、政策を丸呑みされたから攻め切れない。
消費税を愚直に唱えて政権を手放した事を悔やむ。
消費税を上げないといって政権を取ったとたんに豹変し、自民党と同じよう
に消費税を上げると言い出した菅民主党の狡猾さに負けてしまっている。
おそらくこの調子で不毛な国会審議が進んで行くに違いない。
その他の野党など、どんな質問をしても、二大政党の政権の奪い合いに埋没して
終わりだ。
ところがこんなつまらない国会を評して、やっと熟議が始まったと言っている者
がいる。
それは大連立を目指す大手メディアだ。
その典型が1日夜のテレ朝報道ステーションの一色清解説委員と古館一郎
キャスターだ。
その点まだ2月2日の産経新聞の記事は正直だ。「手ぬるい自民追及」と
書いていた。
あまりの対決色の薄さに、国対幹部まで、「インパクトがない」と嘆いたと
書いている。
そんな国会中継を見ていて私が一番驚いたのは、自民党の柴山昌彦議員が藤井
裕久官房副長官に、旧自由党の15億円にのぼる組織活動費の行方を追及した
場面である。
当時自由党の幹事長であった藤井氏の署名・捺印のある証拠書類のコピーを
突きつけて使途不明を質したのに対し、藤井議員は一切の答弁を拒否し続けた。
その開き直りには驚いたが、もっと驚いたのは柴山氏があっさり矛を収めた
ことだ。
立ち往生してしどろもどろになっている藤井議員を追い詰めない。
かつての国会なら、即座に審議が止まって大きな政局になったはずだ。
翌2月2日の大手各紙も、この重大な政治資金疑惑を追及するものはない。
民主党も自民党も大手メディアも、いまや対米従属、消費税増税、官僚支配の
復活、国民軽視の大連立に向かって突っ走っている。
小沢攻撃が止まないはずだ。
エジプトのような国民の覚醒がうらやましく思える。
了
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