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日々雑感
2011/02/01 19:27
国権の最高たる国会を構成する国民の代表に何をするのか。
公明党は政教分離で問題のある政党だ。党内民主主義が民主党以上にはかられていない、唯一絶対の存在たる人物の一存で国会議員の死命も制されているといわれている。その程度の政党の国会議員が大きな顔をして小沢氏に検審起訴されたことを受けて「議員辞職せよ」とは何事だろうか。
国会は国権の最高機関と位置付けられている。その根拠は法を制定することもさることながら、選挙により直接国民に選ばれた議員によって構成されているからだ。それに対して司法も行政もペーパーテストを無事通った人によって構成され、よほどのことがない限り(たとえ裏金問題が発覚しても麗しい仲間擁護精神の発揮により馘首になった職員がいるとはついぞ聞かない)職場を追放されることはない。
それに対して国会は軽々に起訴されただけで離党しろだの、議員辞職しろだの、脛に傷のある者に限って大声を張り上げる。公明党などは最も「公明正大」とは縁遠い政党にも拘らず大きな顔をして良くも言えたものだ。
刑事起訴された小沢氏に対して、検審会議決による起訴は法的に問題がある、という観点すら持たず、ただ議員辞職しろとはバカの一つ覚えとしか言いようがない。
冷徹な叡智を以て物事の本質を見通しているなら、かくも馬鹿げた発言は出ないはずだ。さすがは公明党国会議員だけはある。宗教法人の課税問題に関して公明党もよくよく勉強して線引きを考えておくことだ。小沢氏無罪が確定した折には小沢政権が出来て、宗教法人とりわけ新興宗教の課税問題も国会の議題に取り上げられるだろう。
司法と行政は官僚が仕切っているため、麗しき仲間意識と天下り先の斡旋、さらには一般国民とは比較にならないほど優遇された共済年金の既得権を確保したまま、国会議員の仲間を潰しにかかる馬鹿な一幕物の狂言芝居を見物している。いい加減、国会議員も目覚めてはどうだろうか。口角泡を飛ばして与野党がパフォーマンスを演じている間は官僚たちは安泰だと左団扇だ。
国会議員が目くじらを立てるべき相手は官僚ではないか。小沢氏の件に関しては実態不明な第五検審会の闇を暴くのがその最大の使命であるべきはずだ。勘違いした与野党国会議員のパフォーマンスは官僚が国会議員の上位に位置していることを図らずも暴露している。所詮は国会議員は官僚が使い捨てにする将棋の駒に過ぎない。菅氏も政治主導を捨てて官僚に擦り寄り抱き付いた瞬間に賞味期限は官僚によって定められた。そうした意識すらなく、菅政権は官僚の御神輿に乗って放り出されるまでの束の間を「政権ごっこ」で謳歌しているに過ぎないのだ。
国会中継を見ていてこの国の政治家のレベルでは官僚を使いこなすのは到底無理だと諦めるしかない。小沢氏の一日も早い復権を望む。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2136611/
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