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“元同志”村上正邦氏が激白「小沢よ、民主党を壊せ!」 2011.02.01 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110201/plt1102011554003-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表(68)が、政治資金規正法違反罪で強制起訴された。菅直人首相(64)率いる党執行部は、しばらく小沢氏の対応を見守る方針というが、「反小沢」の基本姿勢は崩していない。こうした中、「参院のドン」と呼ばれた元自民党参院議員会長、村上正邦氏(78)が夕刊フジの取材に応じた。かつての同志である小沢氏に対して、「見下げた男になるな」「民主党を壊せ!」と言い切った。
「国民によって強制起訴された意味や重みを感じるべきだ。小沢氏や民主党は『国民目線の政治』などと訴えてきたが、その国民によって、小沢氏はお白州に引きずり出される。これは政治家としての責任から逃げ続けてきたからだ」
村上氏は1月31日、小沢氏の強制起訴を受けてこう語った。自身もKSD事件で逮捕・起訴されたが、その前に証人喚問を受け、離党・議員辞職もした。「政争の具にしたくない」「バッジをつけたまま裁判を受けるのは有権者への冒涜」という思いからだという。
それだけに、「小沢氏はどうして国会での説明責任から逃げ回っているのか。政治家は政策以上に、倫理観、政治姿勢が大切。3人もの秘書が逮捕・起訴された時点で、国会で説明すべき。1年生議員じゃないのだから、『潔白』『やましいことがない』というなら、自ら進んで堂々と応じるべきだった」と残念がる。
小沢氏と村上氏は縁が深い。小沢氏が47歳で自民党幹事長に就任した際、村上氏は参院国対委員長として小沢氏を支えた。村上氏は、当時の小沢氏について「勇気と自信に満ちあふれた政治家だった。湾岸戦争時の行動力も抜群だった。『さすが、史上最年少の自民党幹事長』と思ったものだ」と振り返る。
村上氏が労相で入閣していた宮沢喜一内閣への不信任案に、小沢氏のグループが賛成して離党したときも「改革の志がある」と評価し、自由党時代の小沢氏が自自連立から離脱しようとしたときは、自民党参院議員会長として都内のホテルでサシで会い、「離脱すべきでない」と説得した。
ところが、小沢氏が何度も政党を立ち上げては壊すうちに、村上氏にも疑念がわき始めた。最近、こうした政党の億単位になる解党資金を小沢氏側がプールしていて、それを自身に近い議員らに分配していたことなどが報じられ、小沢氏への見方が変わった。
「結局、権力のうま味を得るために、『改革』を利用していたのではないのか、と思わざるを得ない。そもそも、小沢氏は権力を握って何をすべきか、という理念が欠落している。権力を握ること自体が目的化している。これでは国がおかしくなる。政治不信が拡散するだけだ」
■「民主はもはや政党として存在する意味」
一方、菅首相や現民主党執行部も、村上氏は見放している。尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件での対応や、今回の内閣改造人事には怒り心頭に発している
「彼らには国家観がない。国を守る覚悟も意思もない。尖閣事件で、仙谷由人前官房長官は、自民党の丸山和也参院議員に『日本はすでに中国の属国だ』と言ったらしいが、絶対に許せない。『属国の官房長官』という意識で政権運営をしていたのか。菅首相は最近、米国に近づいているが、1日でも長く政権に居続けたいと思っているだけだ」
「改造内閣も最悪だ。自民党比例で当選した与謝野馨氏の民主党政権入りは王道に反する。参院議長を務めた江田五月氏の入閣は立法府の権威を落とす。飛び付く方も悪いが、エサをブラ下げた菅首相が最も悪い。結局、民主党は政権交代のための数合わせの政党。徒党の集まりで、マニフェストは絵に描いたモチ。もはや政党として存在する意味がない」
民主党を立ち上げた鳩山由紀夫前首相は最近、「こんな党を作ったつもりではなかった」「友愛の心を持ち、友達を大切にしなければ」と党の現状を嘆いたという。
これについて、村上氏は「鳩山氏は傷をなめ合って、臭いものにフタをしようとしている。『剛腕』と恐れられた小沢氏なら、そんな甘い言葉にすがるような、見下げた男になるな」といい、最後にこう言った。
「小沢氏に、自民党を離党したときの『改革の志』が少しでも残っているなら、この徒党の集団である民主党を壊すしかない。民主党の醜い実態を天下にさらして、バラバラにすることだ。壊れた中から、新しい政治の芽が出てくる。代議士の『士』は武士の『士』。私心を捨てて公のために命を捨てるサムライになれ。小沢氏の歴史的使命はそこにある」
小沢氏は31日夕の緊急会見で、国会招致にも応じず、離党も議員辞職もしないことを明らかにした。サムライの誇りと魂は残っていないのか。
■村上正邦(むらかみ・まさくに) 1932年、福岡県生まれ。80年に自民党公認で参院議員に初当選。労相、参院自民党幹事長、参院自民党議員会長を歴任し、「参院のドン」と呼ばれる。KSD事件では潔白を訴えたが、「世間の混乱を招いた」として自民党を離党し、議員辞職。2001年に東京地検特捜部に逮捕・起訴され、08年、実刑確定。昨年5月に刑期満了。著書・述著に「我、国に裏切られようとも」(講談社)など。
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