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民主主義を大切にしたい皆さまへ。
■ある検察幹部が発言、森氏に「鉄槌を下してやる」、「不祥事」を捜している――と司法記者が森氏に伝えた。
(民主党、森ゆうこ参院議員のツイッターより)
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上のリンクから読めますが、詳しい内容を以下に再録――。
「ある検察幹部が、私の調査に相当ナーバスになっているらしく、「鉄槌を下してやる」と言って、「不祥事」を捜していると司法記者から聞いた。「不祥事」は何でも、いつでも捏造できる。そして、私のやっている事は司法に対する政治介入だとキャンペーンを記者たちに行っているとのこと。気をつけなきゃ」
民主党の森ゆうこ議員は、いろいろ問題が多すぎる「検察審査会」について調べていることで有名。最近の議員のホームページでは、「検察審査会」が違法をおこなっていると告発しています。また、森氏は各検察官が適格かどうかを審査する「検察官適格審査会委員」のメンバーでもあります。
ある検察幹部が「鉄槌を下してやる」と発言した、という司法記者からの伝聞は、このあたりの文脈で理解できます。可能性としては次の2つでしょう。
1.ある検察幹部が、森氏を脅迫した。
2.司法記者が伝聞を捏造し、森氏を脅迫した。
みなさんの中には、民主党を支持しない方がいらっしゃるでしょう。民主党は支持するが、小沢氏はどうもと敬遠される方もいらっしゃるはずです。それで当然、いや健全な政治意識とさえいえます。一党独裁やワンマン政治は、この日本にあってはなりません。
しかし、というより、だからこそ、民主主義の発達は重要課題です。
みなさんの中には、共産党や旧社会党の支持者もいらっしゃるでしょう。ですが共産党も旧社会党系の議員も、国会議員・森氏への脅迫事件については沈黙していますが、理解できなくはありません。共産党、旧社会党系議員たちにとって民主党は政敵であり、たとえ森氏が危機に立たされても(暗殺されても)、政治的には自分たちに有利だろうと推論しているのでしょう。
これが、日本における民主主義勢力の現状です。
明治以来、もっとも早くから言論の自由について戦ってきたのは、板垣退助らの「自由民権」運動と、その流れを受けついだ(または挫折を乗り越えようとした)玄洋社などの右翼と、水平社などに見られる左翼運動だったでしょう。現在の共産党や旧社会党は、水平社など大正期に発生した左翼思想とも無縁ではないはずなのですが、政敵どうしの潰しあいなら、たとえ日本の民主主義が問題化している事件だとしても大歓迎なのです。残念なことに、いまの日本には右翼思想を受けつぐ政党は見あたりません。自民もみんなも(そしてもちろん街宣ウヨクも)違うと、ここでは結論的に述べておきます。
森ゆうこ氏のツイッターに現れた脅迫事件は、日本の民主主義に深く関係する事件です。特定の検察幹部にしろ、司法記者にしろ、国民の代表である国会議員を脅迫して、その政治活動を封殺しようと意図しているからです。これは民主主義政党を自称する弱小政党の無視にかかわらず、国民的なスケールの問題です。国家に巣食った、国民の意思を代表しない闇の第二権力が、国民の意思に挑戦しているのです。
一般に、民主主義とは何でしょうか。その語源にあたる「デモクラシー」は、紀元前1000年くらい前のギリシャに発生した民主制のことだといわれています。当時のギリシャはポリスと呼ばれる都市国家の集合体であり、それぞれのポリスでは、主権をもつ市民を「デモス」と呼んでいたらしい。デモクラシーの意味はデモス主義ですね。女性や奴隷などがデモスでなかったのは、歴史的な制約です。
民主主義とは、国民(デモス)主権のことです。国として重要な事項を国民が決めるのです。法律も税もふくめ、国のあり方を国民が決めます。国民が多数になれば、ポリスと違って代表制も生まれてきます。
ですから、民主主義にもとづく国の制度や具体的な現れは、国によって違ってきます。これもまた国境をこえた民主主義の特徴であり、どの国も同じシステムで成り立つのがベストと考えるグローバリゼーションは、この点で民主主義に反しています。
私たち国民は、日本に最適な民主主義を戦いとるべきであり、日本的な非民主主義勢力と戦うべきであり、いまの場合は、森ゆうこ議員のツイッターに暴露された国会議員への脅迫事件と戦うことが、日本的な民主主義を発展させる重要な努力であると考えます。
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