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【小沢氏強制起訴】
小沢の「終わり」は菅の「終わり」 結束の要「脱小沢」消え 4人組にも軋み
2011.1.31 21:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110131/plc11013121490020-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表の強制起訴は、菅直人首相(党代表)が目指してきた党内の「脱小沢」路線を加速させる材料になるはずだが、首相の党内基盤は強まるどころか、逆に弱体化しそうな気配を見せる。首相、仙谷由人代表代行、岡田克也幹事長、枝野幸男官房長官の「4人組」の結束は「脱小沢」で保たれてきたからだ。野党は、首相がかつて「トロイカ」の一人として小沢氏と行動を共にしてきた点を徹底追及する構えを見せており、首相を取り巻く環境は厳しさを増す公算が大きい。
「民主党代表を務めた小沢氏が起訴されたことは大変残念だが、国会で説明する必要はやはりある」
首相は31日夜、首相官邸で記者団にこう答えた。
首相が強制起訴の一報を受け取ったのは午後2時45分ごろ、衆院予算委員会の最中だった。秘書官から渡されたメモを凝視し、小さく折りたたんだ。表情は険しいまま。強制起訴について答弁を求められても「詳細は聞いていないのでコメントは差し控えたい」と慎重な言い回しに終始した。
昨年6月の就任直後から「脱小沢」路線を進めてきた首相は代表選前に一度は「トロイカ復活」に傾くが、検察審査会の2度目の議決後は再び強硬路線に転換。1月4日の年頭記者会見では「政治とカネの問題にけじめをつけたい。起訴された時は政治家として出処進退を明らかにして裁判に専念されるべきだ」と小沢氏との決別を宣言した。
小沢氏の影響力は今後大幅に低下するとみられるが、同時に「4人組」の結束にも陰りが見え始めた。すでに仙谷氏と岡田氏は党運営をめぐり主導権争いを始めつつある。小沢氏の処分をめぐっても仙谷氏は「最低でも離党は求めるべきだ」と強硬に主張するが、岡田氏は小沢氏が無罪になることも想定し、「党員資格停止が最善だ」との考えを譲らない。
代表選で首相を支持した勢力にも首相に見切りを付ける動きが出始めた。ある党重鎮は「小沢氏に党を牛耳らせるわけにいかないから、仕方なしに菅さんを応援したんだ。菅さんがいい、と思って応援した者は誰もいない」と手厳しい。
内閣改造でたちあがれ日本共同代表だった与謝野馨氏を経済財政担当相に一本釣りしたことへの党内の反発も大きい。「脱小沢」がピリオドを打てば「ポスト菅」の動きが始まることは自明だといえよう。
野党も強制起訴を首相追及の好材料とみる。
野党6党は31日、平成23年度予算案審議期間に小沢氏の証人喚問を実現するよう求めた。首相は小沢氏に国会での説明を求めながら証人喚問には消極的だっただけに矢面に立たされることは間違いない。昨年の小沢邸での新年会で乾杯の音頭を取るなど小沢氏を礼賛した過去の言動も徹底追及する構えだ。
小沢氏に「終わり」が来るとすれば、首相のそれも重なる可能性は十分ある。 (今堀守通)
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