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【一筆多論】2011.1.31 09:01 :産経新聞
自己正当化のためなら平気で嘘をつくタイプの小沢氏 「神話」は枯れ尾花
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110131/stt11013109050002-n1.htm
時計の針が午前0時を過ぎ、中東の地で死闘を繰り広げていたサッカー日韓戦が延長戦に入ったころ。
サッカーとは何の関係もなく居酒屋で酔っぱらい、終電に乗り遅れてタクシーを拾うと、「いやあ、本当にありがとうございます」と運転手さんから大仰に礼を言われた。
他人(ひと)様から滅多に褒められたことがないので戸惑っていると、「家でサッカーを見るためみなさん早くお帰りになった。こんなときに乗ってくれるお客さまは神様です。それにしても政権交代してから余計にお客さんが減ってます。菅直人の野郎をぶん殴りたいですよ」と急に物騒なことをおっしゃる。
じゃあ、自民党政権に戻った方がいいの?と聞くと、「まだ早い」と断じ、「やっぱり、小沢一郎しかいないじゃないですか」と同意を求められた。
神様扱いされたので黙って聞いていると、小沢待望論の理由を次々と挙げてくれた。
(1)菅は財界と米国の言いなりだが、小沢なら「国民の生活が第一。」を貫き、米国や中国とも対等にわたりあえる
(2)「改革派」の小沢は、官僚や財界、マスコミの「旧体制」に袋叩(だた)きにされ、いわれなき罪を着せられている
(3)小沢ほど決断力と洞察力に富んだ政治家はいない
「小沢神話」いまだ健在なり。でも運転手さん、それは違いますよ、と言いかけたところで拙宅に着いてしまった。
小沢氏ほど、虚飾に彩られている現役政治家は、ほかに見当たらない。その最も大きな理由は、彼が首相になったことがないために「もし小沢さんが首相だったら…」「彼ならこうやったはずだ」という妄説が成り立つ余地が残っていることだ。
歴史にイフは許されないが、もし小沢氏が自民党時代に首相になっていたら、あるいは昨年の代表選に勝利していれば、「神話」はきれいさっぱり消えていたはずだ。
なぜ、そう断言できるかといえば、彼は自己正当化のためなら平気で嘘をつくタイプの人間だからだ。
最近も週刊文春に「(新聞に)公開討論会で大いに議論しようじゃないか、と呼びかけているんですが、出てきたためしがない」(2月3日号)と語っているが、まったくの嘘である。私は4年近く政治部長を務めているが、そんな呼びかけをしてもらったことは一度もない。逆にインタビューを何度も申し込んでいるが、受けてもらったためしもない。
あげくの果てには「旧体制を変えようとしている者は、既得権を奪うけしからん敵だとなって、何をやっても叩かれてしまうんです」(同)と、「政治とカネ」の問題をメディア批判にすりかえている。真実を嘘でごまかし、国会の場で自らの疑惑を晴らそうとしない政治家が、大事をなせるはずがない。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではないが、「小沢神話」は、枯れ尾花(ススキ)にすぎないのである。運転手さん、これで納得されましたか?(政治部長兼論説委員 乾正人)
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