http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/879.html
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プライドが邪魔をして、生活保護の申請をしない人も多いのだろう。
こういう人を救うには、ベーシックインカムしかないのである。
必死になって、ベーシックインカムを否定している人たちは、
何故、そこまで必死になるのか、わからない。
人の命よりも、労働義務が大事とか意味がわからない。
労働が大事というくせに、配当や利子で生活するのは「悪」ではないらしい。
バカじゃないの?w
供給能力よりも需要が多い時代なら、ある程度、働いてもらわないことには、
インフレが酷くなってしまうけれども、今は、そんな時代ですか?
月5万〜月8万円ぐらい、全国民にバラ撒いたぐらいでは、大した
インフレにはなりませんよ。
もし、インフレ率が高くなり過ぎたなら、増税したらいいだけだし。
繰り返すが、人の命よりも労働義務が大事の意味がわからない。
下記に、「プライドが邪魔をして、生活保護の申請をしない人」の例を挙げておく。
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死より誇り…資産家から転落、“孤独死”姉妹の困窮生活(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000517-san-soci
【衝撃事件の核心】
正月気分の抜け切らない1月8日、大阪府豊中市のマンションの一室で、60代の姉妹が遺体で発見された。2人はいずれも極度にやせ細り、死後20日前後たっているなど、典型的な「孤独死」だった。実家は土地を多く保有する地元でも有名な資産家。しかし、2人が最期を迎えたマンションは多額の借金のため差し押さえられ、所持金はほぼゼロだった。裕福な生活から次第に困窮していくなか、社会のセーフティーネットで支援する手だてはなかったのか…。
■体重は30キロと37キロ
遺体が見つかったのは1月8日午前10時ごろ。豊中市曽根西町の5階建てマンションの一室を大阪地裁の執行官が豊中署員とともに訪れた。リビングに姉の奥田紀代美さん(63)が、和室に妹の久美子さん(61)が倒れていた。
豊中署によると、2人はセーターやはんてんなど衣服4枚を重ね着し、首にマフラーやスカーフを巻いていた。昨年9月から電気、ガスとも止められており、暖房のないなか必死に寒さと闘っていたのをうかがわせた。
司法解剖の結果、2人は昨年12月22日ごろにすでに死亡していたことが分かった。紀代美さんの死因は心臓疾患、久美子さんは不詳とされたが栄養失調の疑いがあるという。2人とも胃の内容物はなく、体重は紀代美さんが37キロ、久美子さんは30キロにまで減っていた。
室内に食料はなく、6畳の寝室以外は生活ゴミの山。財布に残された現金はわずか90円で、久美子さんの銀行の預金通帳の残高は一昨年11月の時点で11万円ほどあったが、昨年6月以降はゼロとなっていた。
室外の通路には古い洗濯機が台車に乗せられたまま放置されていたほか、久美子さんの名前が記入してある車いすがあった。さらに、玄関ドアには姉妹の安否を心配する昨年12月28日付と今年1月6日付の張り紙があり、執行官名で「電気、ガスも止まり、寒い年明けをどのように生活しているか心配しています」「親類または豊中市役所に相談するよう強くすすめます」などと書かれていた。
■財産相続、納税に苦慮
生活に困窮した末の孤独死。しかし、奥田さん姉妹は地元でも有名な資産家の娘として知られていた。
豊中市内に住む親族の男性によると、奥田さん姉妹の父親は銀行に勤め、大阪や奈良の支店長を歴任。定年後は電気会社で顧問として働いた。土地やマンションを多くもつ資産家で、「学歴がないのに財産も社会的な地位も築き、私からみれば雲の上の存在だった」。姉妹も周りから「お嬢様」とみられていたという。
しかし、男性は「いつごろからか酒に依存するようになり、お金を浪費し始めた」と続ける。そのころ、ゴルフ場を経営するといって山を買ったが断念したり、果樹園をしていたが、それも数年後に処分したりと事業の失敗を重ねた。「父親は家族と険悪になり、金に困るようになった。25年ほど前に亡くなった」という。
母親が亡くなった後は財産を受け継いで姉妹2人で生活。黒塗りのハイヤーで出かけたり、海外旅行に使うようなスーツケースを所持していたりといった姿が見られていた。
しかし、現実の台所は火の車だったとみられる。10年ほど前に姉妹から土地を購入した近所の主婦は「土地の代金は相続税の滞納による利息の支払いに充てる」と言われたという。そのころ姉妹は最期を迎えるマンションを建てたが、思うように入居者が集まらず、逆に建設のための借金が重荷になっていった。
不動産登記簿によると、もともと住んでいた一軒家は平成13年12月に税務署が差し押さえ、16年から22年にかけて豊中市や大阪府、金融機関などが相次いで差し押さえに加わった。相続税や固定資産税を滞納していたとみられ、22年9月に大阪市内の不動産会社が公売により購入した。現在は隣接する駐車場と合筆されて更地となっている。
現場マンションも15年3月に大阪府が差し押さえた。この差し押さえはその後に解除されたものの、22年2月に今度は金融機関が差し押さえた。同時に大阪地裁の強制管理がスタート。入居者の家賃の振込先は地裁に変更され、姉妹の家賃収入は絶たれた。
近所の主婦はこうも振り返る。「昨年10月ごろ姉が自宅に来て、さも当然のように『悪いけど1万円貸してくれる?』と言ってきた。1万円なんて大きな金額じゃないんだな、と思いつつ貸した。返ってこないかもしれないと思ったけど」。さらに「正月、2人は食べ物があるだろうか、持っていってあげようかと悩んだ。そのときに気づいてあげていればよかった…」と言葉を絞り出した。
■セーフティーネットのはざま
大阪地裁によると、執行官は、同地裁が現場マンションの強制管理を始めた昨年2月以降、十数回にわたりマンションを訪れ、その都度チャイムを押していたが、応答がなかったという。そうするうち9月中旬に初めて応答があり、奥田さん姉妹と面会した。
執行官は豊中市へ相談したり無料法律相談所を利用したりするよう進言。生活保護の申請もすすめた。しかし、捜査関係者によると、姉妹は生活保護の申請を拒否したという。執行官が姉妹に会えたのは、これが最初で最後になった。
執行官が最後にマンションを訪れたのは12月24日。同月27日になって執行官はようやく対応策について、豊中市役所へ相談に出向いた。
遺体発見の翌日の1月9日、豊中市は緊急会見を開いた。市によると、執行官は市の担当者に「奥田さん姉妹と会った際、『どうしたらよいか分からない』と訴えていた」と話した。「9月から電気、ガスが止められている。先日、郵便受けを開けると生ゴミくさいにおいがした」とも伝えたという。
奥田さん姉妹は生活保護や介護保険の利用はなかったものの、国民健康保険料や水道料金を滞納していた。しかし、住民票には現場マンションとは別の住所が記載され、それぞれの担当課は姉妹と連絡が取れなかった。
市は執行官の相談に対し、警察官とともに立ち入るよう提案したが、職員にマンションを訪問させたり、民生委員や地区福祉委員に情報提供したりといった措置は取らなかった。
記者会見した担当者は「執行官が2週間に1回のペースで手紙を入れていると聞いたので、もう少し様子を見ようという判断になった。(奥田さん姉妹)本人から市に相談がなかったのは残念だ」と話した。
市の担当者は実際問題として、市内の全世帯を網羅して訪問するのは物理的に困難で、「市民本人から援助の申し入れがないと動きにくい」と説明。今回は近隣住民から「最近姿を見かけない」「困っているようだ」といった通報もなかった。また、民生委員の見回り対象は65歳以上の高齢者世帯。63歳と61歳だった奥田さん姉妹を民生委員が訪問したことはなかったという。
親族の女性は「名家の娘として、家の誇りを背負っていて、人に相談することが恥だと思ったのかもしれない」と語る。また、近所に昨年引っ越してきた男性は「一軒家は高い木立に囲まれ、大きいが汚い家だった。野良猫が何匹も住みつき、表札はあるが空き家のような感じだった」と話す。近所付き合いがほとんどないなか、孤立を深めていったのだろうか。
社会のセーフティーネットの網の目を細かくするため、豊中市は市社会福祉協議会や地元警察、保健所、電気・ガス会社などでつくる調整会議を開催。水道や国保などの滞納情報を一元化して生活困窮者を早期に見つける枠組みや、窓口や徴収で市民と接する職員が市民の危機に気付くためのマニュアルを作成することなどを検討していく。
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