http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/844.html
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※写真は孫崎享氏
孫崎享氏の1月29日(土)と1月30日(日)のツイートより紹介します
(読みやすさを考え、表記の仕方を変えている部分がありますが、内容はそのままです)。
http://twitter.com/magosaki_ukeru
(以下転載)
2011年01月29日(土)
『アーミテージ本 1〜6』
amazonの「日米安全保障」長く私の本2冊1と2.今断トツで「ア」の「日米同盟vs中国・北朝鮮」、よって悔しいが購入。
私は春原剛評価した時期もあったが何これ。醜い。
春原剛 はしがきで
「普天間問題を鳩山は”米国から自立した日本”を構築するための第一歩と見立ててしまった。
この時点で鳩山・民主党政権の失敗は約束されたも当然だ」と記述。
そうなのか。「自立構築の第一歩」とすると失敗が約束か。よくいいました!
尖閣、「ア」は9月15日日本記者クラブで
「日米関係が冷え込む中、中国は(領有権問題で)どこまで許されるか試そうとしている。
その上で“いかなる領土も日米安保条約の対象になることを中国側は認識すべきだ」と発言。
この本では「発信するメッセージは一つだけです。「尖閣、尖閣、尖閣…..。“我々をなめるんじゃないぞ”」
日本の多くの読者は満足するだろう。そうだ。なめられちゃいかん。
しかし冷静に考えて欲しい。
尖閣諸島で衝突9月7日。その前、8月16日 クローリー国務次官補は記者会見で
「尖閣諸島は日本の行政的支配下。 安保第五条日本の管轄下の地域に適用。尖閣諸島に適用。米国の立場何ら変化なし」と明言。
中国重々承知。中国試す必要さらさらなし。
8月、9月保安庁尖閣周辺で 外国漁船で退去警告件数は総数514件。513件まで何の事故もなく退去。事件を起こしたのは一隻だけ。だったら この一隻の行動が特異と判断するのが普通。
すでにツイート済みのように10月6件、11月0件、12月2件、これを見て中国事起こす意志ありとみる?
「尖閣、尖閣、尖閣…..。“我々をなめるんじゃないぞ”」、なめたとしたら漁船の船長。中国政府は衝突に関してなめた行動はしていない。
アーミテージそんなこと百も承知。同時に「尖閣、尖閣、尖閣…..。“我々をなめるんじゃないぞ”」が日本国民に有効も承知
『エジプト情勢 1〜2』
市民グループと政府側との対立激化。この中 米国の位置取りどこか(日本は追随しなければならないので理解する必要有り)。
米国、中東の民主化を標榜してきたので、ひょっとすると裏でCIA動いているかと思うが、基本は体制、抑圧側。
エジプトのムバラク支援。基本はイスラエル支持の政権。民衆の方向とは乖離。
極端な表現、米国は中東で「安定を民主主義の犠牲の上に選択」。
イラン革命の際の処理まずく、革命後、親米的イランを長年反米に追い込む。
アラブ社会に吹く民主化を支持するか、ムバラク、ヨルダンなど政権擁護策出すか、米国にとって重大な岐路
『普天間:NHK:』
外相「移設なければ現状のまま。(沖縄側が県内移設を受け入れるまで今の状況が続くのか)申し訳ないがそういうことになる」。
前原外相、少しは歴史を学んでから発言されたらどうですか。
出発点96年の「日米安全保障共同宣言」で
「沖縄について総理と大統領は米軍の施設及び区域を整理し統合し縮小するために必要な方策を実施する決意を再確認した」。
辺野古移転が先にあるのではない。「整理し統合し縮小する」方途の一つとして辺野古移転。
辺野古移転がだめなら他に「整理し統合し縮小する」方途を探す。この論理位判るでしょう。居残り宣言。どういう学習と神経?
2011年01月30日(日)
『エジプト情勢 1〜2』
イスラエルは現状 強い警戒心を持って見ている。
二九日イエルサレム・ポストは 軍将校は「軍は一発も発砲しない。解決策はムバラクが去ること」と言っていると警戒。
米国の態度は二九日付APの『米国のムバラクに対する警告はタフ。同時にそんなにタフでない。抗議グループについても
ムバラクのいずれについてもマイナス」というのが現状。
但しイスラエルは「これまで親密な関係にあったトルコがイスラエルを離れ、いまイスラム圏でイスラエル理解はムバラクのみ」というのが一般的解釈。
だとすればオバマ心情的に民主化グループ支援したいも、米国としては支持限界
(転載終了)
※孫崎 享(まごさき うける、1943年〜 )氏は、日本の元外交官、元防衛大学校教授、作家。
1966年外務省入省。英国・ソ連・米国(ハーバード大学)留学、イラク、カナダ勤務を経て、情報局分析課長、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。
平成14年(2002)防衛大学校教授、平成21年(2009)3月退官。
主な著書に、『日米同盟の正体〜迷走する安全保障』(講談社現代新書) 、『日本人のための戦略的思考入門――日米同盟を超えて』(祥伝社新書210)、
『情報と外交』(PHP研究所)など。現在、『日米同盟の正体』(2009年3月初版)は十刷、計三万五千部と版を重ねている。
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※投稿者注
・「ア」=アーミテージ
・amazonの「日米安全保障」長く私の本2冊1(位)と2(位)
「日米同盟の正体~迷走する安全保障」 (講談社現代新書)
「日本人のための戦略的思考入門――日米同盟を超えて」(祥伝社新書210)
・アーミテージ本
「日米同盟vs.中国・北朝鮮」 (文春新書) リチャード・L・アーミテージ、 ジョセフ・S・ナイJr、春原 剛共著
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※関連人物(Amazon、Wikipedia等の記述を元に要約しました)。
・春原 剛(1961年〜)氏は1983年日本経済新聞社入社。ワシントン支局特派員、編集局国際部などを経て現在、編集局国際部編集委員。
この間、米戦略国際問題研究所(CSIS)・国際安全保障部(ISP)客員研究員、ヘンリー・スティムソン・センター・東アジアプログラム客員研究員を歴任した。
・リチャード・リー・アーミテージ (Richard Lee Armitage, 1945年4月26日〜) は、アメリカ合衆国の政治家・軍人。
現在は政治コンサルティング会社である「アーミテージ・インターナショナル(Armitage International)」の代表を務めている。
レーガン政権の国防次官補代理職にあった時に、東アジアおよび太平洋地域を担当。
アーミテージの名が広く知られるようになったきっかけとして、2000年に対日外交の指針としてジョセフ・ナイらと超党派で作成した政策提言報告、
「アーミテージ・レポート」(正式名称:INSS Special Report "The United States and Japan: Advancing Toward a Mature Partnership")の存在が挙げられる。
この報告書では、日本に対して有事法制の整備を期待する内容が盛り込まれた。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件を受けて、日本側に共闘を求めた。この時にいわゆる「Show the FLAG」(旗幟を明らかにしろ)発言があったとされる。
ただし、柳井俊二駐米大使(当時)は、協力の要請があったことは認めたもののShow the Flagという発言は否定している。
イラク戦争開戦時には日本の役割を野球にたとえて「Boots on the ground」と発言したことでも有名になった。
また、2004年7月には日本国憲法第9条を日米同盟の障害とする主旨の発言をして物議をかもした。
北朝鮮による日本人拉致問題においては、北朝鮮に対する圧力路線を主導。2004年4月には北のテロ支援国家指定の根拠に拉致問題を明記させた。
2007年2月には、政策シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)において再度超党派による政策提言報告「第二次アーミテージ・レポート」
(正式名称:"The U.S.-Japan Alliance: Getting Asia Right through 2020")を作成・発表、
日米同盟を英米のような緊密な同盟関係へと変化させ、東アジアの地域秩序の中で台頭する中国を穏健な形で秩序の中に取り込むことなどを提言している。
・ジョセフ・サミュエル・ナイ・ジュニア(Joseph Samuel Nye, Jr., 1937年1月19日〜)は、アメリカ合衆国を代表するリベラル派の国際政治学者。
アメリカ民主党政権でしばしば政府高官を務めた。知日派として知られる。現在は、ハーバード大学特別功労教授。
2008年12月には都内でナイは日本の民主党幹部と会談を行い、
「オバマ次期政権下で(日本の)民主党が安全保障政策でインド洋での給油活動をやめ、日米地位協定などの見直しに動いたら反米と受け止める」
と発言を行った。
オバマ政権の駐日大使の有力候補としてたびたび報じられたが、オバマ大統領や側近はカリフォルニア州の有力弁護士ジョン・ルースを起用する方針を固めたため、
ジョセフ・ナイは選考から外れることとなった。
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※関連投稿
アーミテージと日本政治「小沢氏は反米。彼はいうなればペテン師(crook)ですね」(孫崎享氏のTwitterより)
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/859.html
投稿者 蔦 日時 2011 年 1 月 07 日
米国は尖閣で本当に軍事行動するか「アーミテージが菅総理と日本人全体を嘲笑する理由」(孫崎享氏のTwitterより)
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投稿者 蔦 日時 2011 年 1 月 09 日
東京新聞 2011年1月20日朝刊 こちら特報部 「米が望んだ菅首相?」「鳩山-小沢に不信感」の要約と感想
http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/168.html
投稿者 蔦 日時 2011 年 1 月 20 日
『私は何故アーミテージを信用しないか』(この事実を知り、日本の指導層はそれでも隷属するか…孫崎享氏のTwitterより)
http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/488.html
投稿者 蔦 日時 2011 年 1 月 25 日
『アーミテージ番外編』(「イラクの大量破壊兵器は情報操作」と指摘したウイルソン大使…孫崎享氏のTwitterより)
http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/499.html
投稿者 蔦 日時 2011 年 1 月 25 日
(投稿者より)
孫崎享氏のツイートは御本人の許可をいただき、転載させていただいております。
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