http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/544.html
Tweet |
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110125/plt1101251611004-n1.htm
2月6日、民主党が崩壊する−。永田町ではそんな不吉な“予言”が広まっている。ともにその日に投開票される愛知県知事選(20日告示)と名古屋市長選(23日告示)で、民主党が推す候補が苦戦を強いられているためだ。地方選で連敗続きの民主党が「民主王国」の愛知・名古屋でも敗れれば、統一地方選を控える地方から、菅降ろしの動きが激化するのは必至の情勢だ。
知事選の立候補を届け出たのは、前自民党衆院議員の大村秀章氏(50)、元総務官僚の重徳和彦氏(40)=自民支持、元総務官僚の御園慎一郎氏(57)=民主、社民、国民新推薦、みんなの党公認の愛知みずほ大特任教授、薬師寺道代氏(46)ら5人。
一方、名古屋市長選は4人が立候補したが、辞職した河村たかし市長(62)と、先に民主党衆院議員を辞職し、民主、社民、国民新が推薦し自民党県連も相乗りする石田芳弘氏(65)の事実上の一騎打ちといえる情勢だ。名古屋市では出直し市長選、市議会解散の賛否を問う住民投票も重なり「トリプル投票」となる。
選挙戦序盤の情勢について、名古屋市政関係者はこう語る。
「根っこにあるのは、市議報酬の削減と減税という『市民革命』を掲げる河村氏と、市議の対立。その河村氏が、大村氏を抱き込んで仕掛けた選挙戦だ。大阪府の橋下徹知事も河村氏と連携しており、22日に応援に入った。既存政党に対する批判票の受け皿となる可能性が高く、大村、河村両氏とも有力だ」
民主党衆院議員だった河村氏は、2009年4月に同市長に初当選。公約の市民税減税恒久化などを阻まれたとして、市議会解散の直接請求運動を主導し、住民投票の実施にこぎ着けた。さらに、自らも知事選に合わせて辞職、トリプル投票を仕掛けた。マスコミを巻き込んだこうした劇場型の選挙が奏功しているという解説だ。
一方、民主党にとって愛知県は、前回衆院選の15小選挙区で全勝した「王国」とも言える地域。同党は昨年12月の茨城県議選で擁立候補の4分の3が落選し、菅直人首相のおひざ元の東京都西東京市議選でも議席を減らすなど、地方選で敗北続きとなっている。それだけに、「王国」で2敗となれば、民主党への逆風は決定的。4月の統一地方選を前に、地方組織から「菅首相では戦えない」といった声が噴出しかねない情勢なのだ。
実際、小沢一郎元代表に近い若手議員は「この選挙が菅政権のターニングポイントになるかもしれない」として、敗北すれば菅政権は崩壊に向かうとの見方を示した。
自民党中堅議員も「自民党は中堅・若手議員が大村氏の応援に入っており、『分裂している』といわれるが、逆にいえば、選挙後の連携の目が残っているということ。いま、もっとも反民主となっている人気者の河村氏とも打倒民主で共闘できる可能性がある」と鼻息が荒い。
危機感あふれる民主党は知事選告示日の20日、岡田克也幹事長が名古屋市に乗り込み、「減税は結構だが、財源が明らかでない。人気取り以外のなに物でもない」、「仕組みを変えればすべてうまくいくかのような幻想を打ち砕くべき」と、河村、大村両氏を猛批判した。
ただ、財源のないばらまきマニフェストを掲げ、「官僚主導から政治主導へ」仕組みを変えると言って衆院選を戦ったのにもかかわらず、結果としてダメだった民主党の自己批判にも聞こえるのは皮肉だ。
河村氏は市民税10%減税の恒久化などを掲げ、「『保身議会』対『庶民革命』の戦いだ」と市内を回って力説。河村氏周辺も、「岡田氏はご高説だが、お前が言うな、とあきれるばかり。民主・自民の市議団が既得権益を守るために動けば動くほど、批判票がこちらに集まる」と自信をみせているが…。
■愛知県知事選立候補者
大村 秀章50 無新
重徳 和彦40 無新
御園慎一郎57 無新
土井 敏彦64 無新
薬師寺道代46 み新
■名古屋市長選立候補者
石田 芳弘65 無新
八田 広子64 無新
杉山 均54 無新
河村たかし62 諸前
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK105掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。