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2011⁄01⁄25(火) 03:11
原口一博前総務相が週刊朝日で『新党』と『政界再編』に踏み込んで発言している!
今週の週刊朝日は、特に面白い記事が多い!
(週刊朝日2/4増大号)
まず、注目記事のタイトル
特集
ウラではまた検察の無法捜査が…小沢強制起訴 やっぱりヘンだ!
◆小沢一郎「強制起訴」議決の“重要証拠”の一つ
石川知裕衆院議員「供述」強要 取り調べ内容の全貌
◆小沢一郎「強制起訴」がやっぱりヘンだ−疑わしきは厳重に罰すべし?? 検審制度に問題はないのか!?
◆通常国会で始まった「小沢切り」最終章−「離党勧告」狙って新たな仕掛け
単発記事で興味深い記事
●選挙のお手伝いさんは、なぜ逮捕されたのか
捜査当局、そして裁判所も“加担”した「見込み捜査」の非道
そして何といってもよかったのが「政局」鼎談だ。
◆原口一博が本誌に激白“政界再編”待ったなし
民主党の原点へ戻り「新党」を作る!
本誌恒例 「政局」鼎談
前総務相 原口一博×政治ジャーナリスト 藤本順一×ジャーナリスト 上杉 隆
リード
≪内閣改造を断行した菅政権は、これから新年度予算を巡って国会で正念場を迎える。民主党は「増税」に舵を切り、掲げてきたマニフェストの旗を降ろしてしまうのか。『永田町奇譚』(扶桑社)を上梓したばかりの二人に加え、今回は民主党の原口一博前総務相(51)が登場。そして、氏の口から「新党」構想まで飛び出したのだ。≫
この号は是非買って読まれることをおススメしたい。
それと同じく朝日新聞グループだが、AERAの石川知裕議員のインタビューも必見である。
(AERA1/31号)
※表紙に"大反響"と謳っているところを見ると、前回記事で売れ行きもよかったのだろう。
このアエラで気になるのは、石川議員の記事の前に仙谷由人のインタビューが出ていることだ。
即座に次のようにツイートした。
≪AERAの石川知裕議員のインタビュー第二弾『小沢一郎の新・大連立論』を楽しみで買うが、トップ記事は仙谷のインタビューだった。石川氏の記事を邪魔するためにお友達の星浩に頼み込んでムリヤリ押し込ませたのはミエミエ。どうせ読まんけど!≫
それから岩上安身氏のツイートで、やはり仙谷議員からの売り込みだったことがわかった。
≪ iwakamiyasumi 2011.01.25 01:03今日、AERAの尾木編集長、仙谷前官房長官の独占インタビューについて、実はあちらから売り込んできた、と明かした。仙谷さん、必死なんですね、意外に。≫
本当の狙いは、石川氏の記事へぶつけてきたと思うが・・・。
********** **********
週刊朝日に戻り、ここでは原口議員の語った部分を中心に抜粋させていただくことにする。
―まず、菅政権は早晩立ち行かなくなるのでは?
「危機的状態にあるというのは否定できません」
「厳しいですね。一言で言って、「「貧乏神」に取り憑かれたような印象を、多くの民主党議員が持っているように感じます。」
―与謝野氏かと聞かれ
「個別の名前は言いませんが、これまでなら、やはりありえないことです(笑い)。前日まで民主党を倒すことが党是の党(たちあがれ日本)にいた方が、離党してその翌日に大臣になるなんて。菅首相を支持した民主党長老からも公然と批判があがっています。これでは、いくらなんでも持ちません。」
「与謝野さんがどういう人か、同志として議論したことは一度もないので、知りません。財務省の一部の役人たちのシナリオどおり、上手に言えるタイプの政治家はたくさんいますが、それではいまの時代は通用しません。」
―結果が出るまで批判を慎んだほうがいいのでは?
「だた、これまでの積み上げた議論を否定したとしたら、党も持ちません。積み上げを否定するのは、道を間違えています。」
上杉「改造後の首相会見の質問で出ましたが、昨年9月の民主党代表選で菅さんは『(民主党の)412人全員内閣でいく』と言ったんです。それが『413人目』を連れてきた。つまり財政政策や増税、社会保障制度の議論では、民主党議員は使い物にならないから与謝野さんを連れてきた―ということになってしまいます。」
原口「隣の芝が青く見えることは、どの人にもあるんでしょうが、枯れた芝を青く見ちゃダメですよね。そもそも目先の増税は、かえって財政赤字を拡大します。」
・・・
上杉「先日、小沢さんと食事をしたんですが、そのとき菅内閣の予算編成について印象を聞いたら、『なんで昔と同じことをやるんだろう。総理はどうして、積み上げ方式の予算の組み替えをしないんだ』とハッキリ言ってました。菅さんは『予算の総組み替え』ということが何なのか、理解できていないんでしょう。『彼の考え方こそ古いな。古く固まっちゃっているから、ほぐせないんだよ』とも言ってました。」
原口「諸外国では、国民と約束したマニフェストをまず実現し、残りの予算を各省庁で分けて使うのが当たり前です。各省庁の積み上げ方式で予算を組むのは、日本ぐらいなもんですよ。」
―民主党の今後は?
「もう『民主党』という枠だけにこだわらないことじゃないですか。いまの民主党は、明治維新政府の中に幕藩体制の旧勢力が入ってしまっているような状況です。脱皮しなくちゃいけない。『民主党A』を作るしかない。」
「この指止まれで『民主党A』を集め、『B』の人たちは、残念ですが再編の中で袂を分かたなければならない事態になるかもしれません。」
「いま私がいちばん懸念しているのは、このままでは4月の統一地方選挙で、4年に1回の地方を変えるチャンスを失ってしまうことです。民主党Aなら、橋下徹・大阪府知事らの地域政党と連携して、地方から改革することもできる。」
上杉「このままいくと、恐らくは4月初めまでには新年度の本予算が通ります。だけど、ねじれ国会の中、予算関連法案に関しては、野党の反対でほとんど通らず、統一地方選前に大混乱が生じるのは必至です。原口さんはそのタイミングで『脱党』を?」
原口「まずは衆議院で予算を通すことです。民主党は、私たちがゼロから作ってきた政党です。脱党はありえません。民主党Aへの脱皮です。統一地方選前の状況も大事ですね。」
藤本「ほう。民主党Aはどのくらいの勢力ですか。」
原口「安定した政権運営を考えると、コアとなる政党は少なくとも350人+αが理想形でしょうね。」
藤本「えっ、民主党から350人?」
原口「いやいや、民主党Aで350人ですよ。」
上杉「つまり、自民党からも合流して・・・」
原口「政界再編はありえる。それで残りの方々が民主党Bとか自民党C?(笑い)」
藤本「『非菅』勢力で集まるということですか。」
原口「『非菅』じゃなくて『原(げん)・民主』ですよ。」
上杉「本気ならば、すごい話ですね。具体的に、どういう道筋を考えているのか教えてくださいよ。」
原口「いやいや、料理のレシピと同じで、そんな大事なことを言う愚か者はいません(笑い)。まだいくつかのシミュレーションをしている段階です。」
藤本「民主党政権ができて、まだ1年半です。・・・いまの形から体制を立て直すほうが賢明だと思うんですが・・・。」
原口「できればそうしたい。しかし、外交問題と安全保障問題でつまずいた政権は、コアの枠組みを変えないと国民の信頼を得られません。それが歴史の鉄則です。世界は、大きく動いています。日本も旧来の枠組みにこだわってはいられません。」
原口「党大会もそうですが、このところ、民主党の一部リーダーの演説は、自民党が負けたときの長老政治家たちの演説とそっくりなんですよ。アレもやった、コレもやったと誇示しているけど、実は追いつめられているように聞こえる。」
・・・
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原口さんは、かなり本気だということがわかった。
政策、特に外交と安全保障という軸で集まる。
ホントはこれが政治家が集まって政党になる一番重要なメルクマールであるはずだが、特に民主党に関しては過渡的な二大政党制をつくるための暫定的な党だという色合いが濃いので、本格的二大政党制ができるためには、もう一度政界再編が起こることが必須条件ではある。
菅政権は、そのための呼び水だった、と言えるようになればいいのだが・・・。
原口氏は尖閣問題で超党派の議連をつくっている。
超党派「主権議連」発足 原口前総務相ら 尖閣領有を強調 政界再編への布石か?(産経新聞2010.10.1 22:07)
≪尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国漁船衝突事件を受け、民主党の原口一博前総務相、自民党の岩屋毅元外務副大臣ら超党派の「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」(主権議連)が1日、国会内で設立総会を開き、「尖閣は日本固有の領土だ」として政府に毅(き)然(ぜん)とした対応を求めていく方針を決めた。≫
議連の設立総会出席者は次の通り。(敬称略)
【民主】原口一博、中津川博郷、中後淳、瑞慶覧長敏、橘秀徳、米長晴信、渡辺周、三宅雪子、石山敬貴、川内博史、高橋昭一、藤田幸久【自民】岩屋毅、河井克行、愛知治郎、古川俊治、木村太郎、松浪健太、徳田毅、塚田一郎、新藤義孝、田中和徳、北村茂男、平井卓也【みんな】柿沢未途【国民新】下地幹郎【無所属】城内実
渡辺周はスパイかも・・・(笑)。
≪kharaguchi政治家だから権力闘争は、あって当然です。同じ党内であっても私と違う意見があるのも仕方ないことです。ただし大阪の親友にしろ名古屋にしろ、地域主権改革に協力してくれた私の友人たちを悪し様に言うのは、たいがいにしておいてもらいたい。変えたくない勢力とは決別して欲しいと思います。≫
今後とも原口議員に注目していきたい。
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