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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110124/plc11012420110152-n1.htm
通常国会初日の24日、菅直人首相(民主党代表)は両院議員総会で、所属議員に党の結束を呼びかけた。小沢一郎元代表の強制起訴後の処分を視野に、総会で指導力を印象付けようとした首相だが、かえって小沢系議員の執行部批判が噴出。野党との論戦と同時に「党内野党」との戦いの火ぶたも切られた。(加納宏幸)
施政方針演説に先立ち、東京・永田町の憲政記念館で開かれた議員総会の冒頭、首相は自らが理想とする政党像に理解を求めた。
「ただただ話し合って物事が決まらないのでは政党の体をなさない。代表という重い立場を自覚し、決めるべきときにはしっかりと物事を決めていく」
民主党執行部は小沢氏が「政治とカネ」の問題で近く強制起訴された後、離党勧告などの処分を行うことを視野に入れている。
首相は小沢系議員に「どんなに騒ごうが最終的には自分で処分を決める」と脅しをかけたつもりだったようだが、逆に怒りに火をつけてしまった。
小沢氏に対する処分、昨年7月の参院選惨敗の責任を取って幹事長を辞任した枝野幸男氏の官房長官への起用、与謝野馨経済財政担当相の民主党会派入り…。総会では十数人の国会議員が次々と手を挙げて、執行部への怒りをぶちまけていった。
「小沢さんは公判で無罪になる。強制起訴があったからといって、党内で処分を議論するのは筋違いだ」
小沢氏に近い階(しな)猛衆院議員は執行部を強く牽(けん)制(せい)。小沢氏が最高顧問を務める同党衆院当選1回生のグループ「北辰会」の石原洋三郎衆院議員も「処分は裁判の結果を待ってからでも遅くはない」と同調した。
執行部を批判したのは小沢系だけではない。非小沢系の北神圭朗衆院議員も、枝野氏の官房長官への起用に「参院選の結果責任をどう考えているのか。極めて偏った人事だ」と不満を漏らした。
昨年9月の代表選で首相を支持した宮崎岳志衆院議員も、与謝野氏の経済財政担当相の起用について「(民主党が)引きずられて政策変更する疑いを持たれる」と懸念を口にした。
岡田克也幹事長はこうした批判に冷静にこたえていった。だが、小沢氏に近い森裕子参院議員が、首相に党人事を一任した13日の党大会の運営について「瑕(か)疵(し)がある」と批判、挙党態勢の構築を求めた要望書の提出者を有志一同としたのを「名前を書けば(執行部から)弾圧を受けていた」と説明すると、ついに声を張り上げた。
「党大会に瑕疵があるとか、弾圧だとか、言葉遣いには気を付けてもらいたい! マスコミの餌食になるだけだ」
小沢氏の衆院政治倫理審査会の招致議決を断念したことで、首相は国会冒頭から野党側の追及にさらされる。かといって、小沢氏を処分すれば党内野党のマグマが噴き出す。首相の「内憂外患」に高みの見物を決め込んでいるのか、小沢氏は施政方針演説の間、目をつぶり続けていた。
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