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自民党大会「新しい自民党政権樹立」をブチ上げた谷垣演説の空虚
http://gendai.net/articles/view/syakai/128506
有権者は誰も望んでいない
「谷垣さんのあいさつは、すっかり野党だったね。菅政権批判はいいけど、長いこと政権政党だったんだから、少しは国民がうなるような政策案でも披露できないかなあ」――。23日、都内のホテルで開かれた自民党の党大会を取材したベテラン記者のつぶやきである。
たしかに、谷垣演説はかつての社会党や(野党時代の)民主党のセリフのようだった。
「このままでは日本の未来がつぶされてしまう。日本再生を果たすため、民主党政権を衆院解散・総選挙に追い込み、一刻も早く政権を奪還、新しい自民党政権を樹立する」
「民主党政権やマニフェストをあれだけ批判してきた与謝野氏を経済財政の司令塔に据えた。貧すれば鈍するだ。マニフェストの一大転換であり、変質、変節だ」
谷垣が総裁になって1年4カ月。党内からも揶揄(やゆ)された就任直後の国会での弱腰が嘘のような攻撃ぶりである。
だが、ちょっと待ってほしい。多くの有権者が民主党政権に失望し、あきれ返っているのは間違いない。だからといって「自民党政権の樹立」なんて誰も望んじゃいない。国民にソッポを向かれた自民党が、いったいどれだけ反省し、改革したというのか。野党になってからの自民党が何をやってきたというのか。
「自らの失政を総括、反省もせず、民主党批判を繰り返してきただけです。その象徴が小沢問題。“小沢招致が実現しなければ審議拒否する”と、1年近くも言い続けてきたのです。これでは議会は機能しませんよ。党内体質だって変わってない。最近も、一昨年の衆院選マニフェストで明記した世襲候補者の禁止を、執行部が事実上撤回する方針を固めたばかり。相手を批判しておきながら、自分たちもマニフェストを修正しようとしているのだから話にならない。いまだに“身内第一”の発想なのです」(前出の記者)
党大会の前日には、党本部で屋台村を開設。総裁、党三役らが地方議員らに焼きそばやお好み焼きを振る舞っていたが、そんな人気取りパフォーマンスぐらいしか知恵がないのか。何も変わらない落ちぶれ政党の党首が「今年こそ自民党政権」なんて決意表明をぶち上げたところで、むなしいばかりである。
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