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第177通常国会が24日午前、召集された。衆参ねじれの中、菅直人首相(64)は2011年度予算案と予算関連法案の早期成立に全力を挙げる。政権浮揚のため、菅執行部は近く強制起訴される民主党の小沢一郎元代表(68)を猛攻撃するとともに、与謝野馨経済財政担当相(72)を入閣させ、官僚機構との関係修復まで乗り出している。だが、場当たり的な政権運営は裏目裏目に出つつある。「自爆国会」の幕が上がった。
「2011年度予算案は、日本の危機を突破していく第一歩になる。臨時国会は守りに徹したが通常国会はそうはさせない」
国会召集前、菅首相はこう意気込んでいたという。
通常国会の会期は6月22日までの150日間。政府は11年度予算案のほか、64本の新規法案を提出する予定。予算案は衆院の優越で成立確実だが、26本ある予算関連法案を成立させられるか否かで、菅政権の命運は決まる。
政権浮揚のため、菅首相が執着している「小沢切り」だが、政治倫理審査会(政倫審)への出席は、小沢氏にのらりくらりと時間切れに持ち込まれた。代わりに、菅首相らが画策する証人喚問の実現も簡単ではない。
菅執行部は先週末、証人喚問の舞台となる衆院予算委員会の委員から、小沢氏に近い議員をほぼ一掃して態勢を整えたが、証人喚問は「全会一致が原則」であり、亀井静香代表率いる国民新党が反対、社民党も慎重姿勢を崩していないのだ。
このためか、菅執行部は小沢氏の強制起訴後、直ちに役員会を開いて「離党勧告」などの処分に踏み切る予定だが「小沢グループ議員が反発して党内の混乱が深まるのは必至。予算や関連法案の成立にも悪影響がでかねない」(党内中立派)。
まさに、菅首相らが仕掛けた爆弾が、自らの政権を吹き飛ばしかねない情勢なのだ。
当事者である小沢氏は23日、地元・岩手県内を統一地方選の応援のため回った際、菅執行部にいらだっていたのか、「東京にいると気分良くない」と漏らした。
「最強布陣を敷いた」−。菅首相がこう豪語して発足させた菅第2次改造内閣だが、目玉閣僚である与謝野氏の存在も時限爆弾化しつつある。
2009年の衆院選では自民党比例で議席を得ながら、昨年の参院選前に離党し、「打倒民主党」を掲げて「たちあがれ日本」を結党。1年もたたないうちに、たち日を離党して民主党内閣に入ったことに、世論調査でも50%前後が「評価しない」と答えている。
自民党の谷垣禎一総裁も「貧すれば鈍す、菅内閣が政権の信頼性を自らおとしめるならば、われわれは与野党協議に応じるわけにいかない」と付き放し、みんなの党の渡辺喜美代表も「(与謝野氏は)『平成の増税王』『平成の渡り王』だ。議員を辞職して、民間人として、菅内閣の延命に協力するというのが正しいやり方だ」と批判する。
菅首相は衆参ねじれの中、与謝野氏に「税と社会保障の一体改革」を主導させ、野党とのパイプを期待している。民主党の安住淳国対委員長も23日、NHKの報道番組で「議会がより良き修正の場になるのなら、折り合いを付けていくのも新しい国会の在り方だ」といい、予算案の修正協議に柔軟な姿勢を示したが、これも裏目だ。
■野党と小沢Gの挟み撃ち危機
自民党ベテラン秘書は「与謝野氏の入閣で、菅政権の『増税路線』が際立ってきた。統一地方選前を間近に控え、野党も対決姿勢を崩せない。今後、与謝野氏の問責決議案提出のタイミングを図っていくことになる」と話す。
墓穴を掘り続けている菅首相は、さらに、政権交代の旗印で、マニフェストにも掲げていた「脱官僚=政治主導」をも、事実上棚上げにしつつある。
菅首相は21日午前、首相官邸に各府省の事務次官を集めて訓示し、民主党政権での政治主導について、「現実の政治運営の中では、反省や行き過ぎ、不十分があったことも事実だ」と発言。そのうえで、「より積極的な形の(「政と官」の)協力関係をつくり上げてほしい」と述べ、政策決定などに一層の協力を求めたのだ。
政治評論家の浅川博忠氏は「菅首相の独り善がりの性格、救い難い過信が、政局の見極めを甘くしている。また、永田町や霞が関に信頼できる人間がいないため、情報不足に陥っている」といい、こう続ける。
「この通常国会では、『小沢問題』と『与謝野問題』『マニフェストの軌道修正』が3点セットで菅政権に襲いかかってくる。3月末に予算関連法案を通すのは厳しく、4月の統一地方選も民主党は惨敗しかねない。そうなると、前門の虎・野党だけでなく、後門の狼・小沢グループから挟み撃ちにあい、菅首相は野垂れ死にするのでは。解散か総辞職に追い込まれる可能性は60%だ」
菅政権自爆まで、残された時間は少なそうだ。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110124/plt1101241609004-n1.htm
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