http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/431.html
Tweet |
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42533040.html
中米の力関係逆転兆候と朝鮮半島の対話(上)
2011/1/23(日) 午後 5:25
胡錦濤主席とオバマ米大統領が首脳会談後に出した共同声明では天安艦沈没事件と大延坪島砲撃事件に触れなかった。
事実上不問にしたも同然であり、中国が米国の要求を抑え、南北対話を軌道に載せる国際環境醸成で合意したと読める。
米国側は両事件での北朝鮮の謝罪を求める李明博政権の強い要求を受けて、中国側に北への影響力行使を約束させる予定であった。
その意味で、胡主席が米国に到着した18日、ホワイトハウス居住棟のダイニングルームで行われた非公式夕食会が注目された。
米側はオバマ大統領とクリントン国務長官、ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)、中国側は胡主席と側近数人のみが参加する異例の形式で持たれた。
米側は「通例よりかなりくだけた雰囲気で、率直に意見を交わす」(ドニロン)とし、中国側も胡主席が訪米前に「オバマ大統領との相互信頼を増進させ、重大な国際問題について突っ込んだ議論ができることを期待する」との声明を発表し満を持していた。
現在まで、「北朝鮮問題を中心に議論が交わされた」とだけ伝えられ、内容は一切伏されているが、翌日の首脳会談後に発表された共同声明が結果を明白に示している。
共同声明は北朝鮮のウラン濃縮計画について中国、米国が「懸念」を表明したが、上記二つの事件は言及されなかった。天安艦沈没事件以降、黄海での米韓軍事演習への米原子力空母ジョージワシントン派遣問題で中米は激しく対立し、軍事的な緊張が高まったが、その和解が成立したということである。
中米が「積極的、協力的、包括的な中米関係」を構築することを再確認したことがそれを物語る。
その上で、共同声明は、中米が南北対話促進で合意したとした。
「敵は外ではなく、内に在り(中)」で「中米首脳は、南北に対話を促しながら、中国が北の金政権に、米国が南の李政権に対して半島の現状を維持する方向で影響力を行使することを約することになろう」と指摘したが、その通りの結果になったと言える。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42449328.html
無論、中米が完全に意見一致を見たわけではない。会談後、共同記者会見でオバマ大統領は、米中が北朝鮮による「さらなる挑発行為」阻止で一致したと述べたが、胡主席は無視している。
「ウラン濃縮計画」では中国が譲歩したが、他の問題は押し切ったということである。
その背景には2020年には中国のGNPが米国を上回ると予測されている経済力の変化がある。
オバマ大統領は共同会見で、「中国の平和的な躍進は世界、そして米国にとって良いことだ」と述べ、中国との間でボーイング社の航空機200機の売却を含む450億ドル(約3兆7000億円)の商談がまとまったことを上機嫌で紹介したが、中国の経済力に屈したということである。
今後、こうした傾向は一層強まり、米国の政治的軍事的な影響力は年毎に減退していこう。
これにより朝鮮半島は緊張から対話へと向かうことは確実になった。
北朝鮮もそうした認識を有しているとみられる。朝鮮中央通信は22日、中米共同声明について「朝鮮半島の緊張緩和のための北南関係改善の重要性を強調し、北南対話を呼び掛けた。朝鮮半島の非核化のための(05年9月の6か国協議で合意された)共同声明の履行に向けた問題を解決するため、6者協議の早期再開を求めた」と伝え、基本的に歓迎した。
中国がウラン濃縮計画に懸念を表明したことには触れなかったが、中国との間で協議が可能ということである。一部メディアが伝えるような「圧力」とは次元が異なる。
(新世紀人コメント)
チャイナが北朝鮮に対して、そして、米国が韓国に対して、今後、影響力を行使する…
と言う事だが…
では、日本への米国の影響力の行使は今後はどうなるのか?
今後はこれまでのようには朝鮮半島での意図的な緊張の創出は出来なくなるだろう。
と言う事は、日本の政治への直接的な関与・工作が激しくなると考えられる。
宣伝機関のマスコミや手先の政治家への梃入れが激しくなるのではないだろうか。
当然ながら日本国民とこれ等の手先達との戦いは激しさを増してゆくことになる。
2 81 +−
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK105掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。