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この国では若造の警官が年上の我々に対して平気で偉そうに説教をする。何々をするな、何やってるんだと上から目線で偉そうに権力を振りかざす。海外での警察官の正式名称は「Law Enforcement Officer」、いわゆる法律の執行官に過ぎない。だから偉そうにすると完全にひんしゅくを買う、お前らは法律を守らせるために存在してるだけだと。この国では未だに明治以来の官尊民卑の考えのままで、警察学校では未だに「国民を指導する」という事を警察官の卵に教えている。大きな勘違いを何も正していない。海外での警察官への認識は、公務員として国民の税金で、法律を執行させるための仕事をさせているだけという考えなので、彼らが不正をしないように独立した別の組織がその不正を監視して正そうとする。この国にはそんな発想は微塵もない。
同じ事が国家の運営でもなされている。三権分立が無視されて、本来は単なる公務員に過ぎない官僚たちが憲法を無視して行政府で堂々と立法行為をして国を運営している。国会議員たちは何も異を唱えようともしていない。法治国家の基本が立法行為であることを誰も自覚していない。というより、その議論さえもない事から、本来の主役であるべき国民は自覚もさせられていない。予算も税金の使い方も全てが官僚の意のままにされている。その現実を誰も大きな声を出して国民に問わないし、異も唱えない。知識人と言われる人々は、官僚の意のままの税金による「補助金」という名目の権益の分配にあずかって何も言葉を発しない。法律を作るときには、各省庁が、これらの息のかかった知識人と言われる人々を集めて有識者委員会とかが作られて、もっともらしい理屈が付けられて勝手に好きな法律を作り上げられる。ここでも税金がその出席者たちに支払われ、明細や合計額がいくらになっているかさえ公表されない。そんな事はせずに国会に呼んで、国会議員たちが意見を聴取すべきなのに誰も不思議とも何とも思わない。 海外の民主国家では、国民が長い歴史の中で祖先や肉親の血を流す努力によって民主主義というものを獲得した。だからこそ国民一人々々が本来の意味を理解している。権力が集中することで独裁政治がなされたからこそ三権分立という制度が作られた意味を実感しているのだ。行政にかかるコストは税金に直結するから、費用を低くする工夫があらゆるところでなされる。一方で、この国では民主主義は敗戦で与えられた制度に過ぎない。だから国民は三権分立の本来の意味さえ理解していない。 国がやる事には依然として「お上意識」というものが付きまとう。国家の運営は自分たちではないお上がするものという大きな勘違いがそのままになっている。
誰も現実を根本から見ようとしていない。大きな勘違いをしているのは我々、国民であることにさえ気づかされていない。目を覚まそうではないか、主権在民という憲法の規定を機能させようではないか、何のための憲法なのだろう。我々の代表者として国会に送っている国会議員に本来の仕事をさせようではないか。選んでもいない公務員に国を動かせたり、税金を勝手に使わせることをいい加減に止めさせようではないか。民主国家にすることこそ政権交代の本来の意味するところのものなのだ。
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