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茂木健一郎氏の2011年1月18日のツイートより、抜粋して紹介します
(読みやすさを考え、表記の仕方を変えている部分がありますが、内容はそのままです)。
http://twitter.com/kenichiromogi
(以下転載)
茂木氏 日本の政界にも「ジャスミン革命」起こらないか。
革(1)日本の新聞を読んでいると、相変わらず政治記事のトーンが粗悪である。
政界のゴシップ記事を読まされているような気分。
しかし、ここでめげてはいけないのだと思う。
革(2)昨年、「ツイッター改革派」のような動きが起こった。
「検察」は自動的に正義なのではなく、常にその正当性がチェックされなければならないごく当たり前の認識が広がった。
また、「記者クラブ」などの日本のメディアの旧態依然たる実態にも批判が出た。
革(3)世の中は変わるのではないか。そんな期待感があった。
しかし、「古いやつら」はなかなかしぶとかった。
年が変わって、マスメディアの中で流れる情報を見ている限り、何も本質的な変化はなかったようにも見える。
革(4)昨年の、ツイッター上での「改革」の熱気に触れた人間にとっては、
その正統性が怪しい「強制起訴」をたてに小沢氏に議員辞職を求めるのは「狂気の沙汰」であるが、
そんなことを要職にある人が広言し、それをマスメディアがたれ流ししている。
革(5)世論調査で「空気」をつくることの危険性についても、議論がなされたように思うが、
新聞は相変わらずマッチポンプで数字をうんぬんし、
それがあたかも「既定事実」であるかのような記事を書き流している。
革(6)この国が根本から変わる機会は、いつ訪れるのか?今年になって、落胆の思いが強い。
世界の情勢を見ない人たちが、愚鈍の中で居直っている。
だから、ぼくは、ただひたすら東京の街を歩き、心脳問題などの、
どちらかと言えばプライベートな課題に取り組むようになった。
革(7)東京の街を歩行者の視点から見ると、愛おしくなる。そこには温かい生活があり、忙しく立ち働く人々がいる。
日本の「身体」は健全だ。問題は、マスメディアを担う者の知性、感性の著しい劣化であろう。
革(8)昨年、クリスマスに訪れたチュニジアで、革命が起こった。
至るところに、小さな商店にまで掲げられていたベン・アリ大統領の肖像画。
今の年齢からすると偽りの「若作り」の写真で偏在するその体制は盤石に見えたが、
それからわずか三週間で体制は崩壊した。
革(9)今、東京の街を歩くと、健全な生活の清澄な空気の上に、
新聞やテレビの感性が摩耗した政治報道が押しつけられているように見える。
新聞やテレビが、若作りしていたベン・アリ大統領の肖像画と重なって見える。
以上、未だ革命が来たらない日本についての連続ツイートでした。
(Poyo_Fさんのツイート・ だから、新聞は全部、「逆の事か、フィクションが書かれている」と教育すればいい。←これを聞いて「正しい事も、」と言える人は、
選べるから問題ないわけだし。 RT 新聞は相変わらずマッチポンプ)
茂木氏 そうか、「賛成の反対なのだ!」と言えばいいのか!
あのね、事情通に聞くと、新聞のデスク・クラスは、ネット見ないらしいよ。
「なんだね、ちみい、そのついったあっていうのは?」てなものらしい。
アタマの中が新聞、テレビの既成メディアでいっぱいのデスクが牛耳っていたら、
そらあ紙面は変わらないわな。若い記者さん、ほんと頑張ってヨ。
ぼくは、サヨクだとか、左だとか、そういうレッテル付けは嫌いだけれども、
菅さんの「小沢切り」の冷酷さ、頑なさを見ていると、
人間の体温を離れた「イデオロギー」の怖ろしさを感じる。
浅間山荘とか、内ゲバとまでは言わないけどさ。だって、政権交代の恩人でしょう。
人として、よくできるよね。
昨年は日本の現状に怒りを覚えていたけれども、今年になって諦めと、恐怖を抱くようになった。
中枢にいる人たちが、何を言っても馬耳東風、木彫のように動かない。
このままでは、きっと何ものかの「崩壊」が近い。
新聞の政治部、これだけいろいろ言われているのに、よくも相も変わらず同じような紙面を作れるよな。
学生運動の立て看みたいな、伝統芸の世界。
それが日本を動かしている(という勘違いをしていて、実際に動かしている)んだから、本当に恐ろしい。ゾンビみたいだ。
(転載終了)
(投稿者コメント)
学生運動の立て看みたいな伝統芸って、あのPOP広告顔負けの手書き文字と、定型の檄文のこと。
新聞は憑き紙、テレビは憑きビジョン、だんだん「スリラー」の世界になってきているので、
ゾンビ・ダンスは見ない、読まない。が、本当に怖いことになって来ていますね。笑い事ではなく。
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※投稿者注
※茂木 健一郎(もぎ けんいちろう、 1962年10月20日〜)氏は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員、
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別研究教授。理学博士)。
※ジャスミン革命(ジャスミンかくめい、Jasmine Revolution)とは、2010年から2011年にかけチュニジアで起こった、
青年の焼身自殺に端を発する反政府暴動が国内全土に拡大し、ザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー大統領がサウジアラビアに亡命、
23年間続いた政権が崩壊した事件である。ジャスミンがチュニジアを代表する花であることから、このような名前がネットを中心に命名された。
※関連記事
チュニジア独裁政権崩壊 ソーシャルメディアがなしとげた「ジャスミン革命」
http://www.spotlight-news.net/news_dni3rG6hlG.html
※関連投稿
功労者をこのような形で冷たく切ろうとする人たちを、私は人間として信用することができない(茂木健一郎氏Twitter)
http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/713.html
投稿者 蔦 日時 2011 年 1 月 17 日
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