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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110122/stt11012200500003-n1.htm
内閣改造を経て沈静化したかに見えた民主党の内紛が、再び炎上し始めた。
「くそっ、戦争を仕掛けてきやがった」
ある小沢系議員は21日午後、衆院予算委員会から「排除」されるとの一報を聞きつけると、思わず声を上げた。すぐに安住淳国会対策委員長に電話で抗議したが「まあ、いいから、いいから」と軽くあしらわれた。
一方、菅直人首相に近い中堅議員は予算委の新布陣を絶賛した。
「すさまじいメンバーだな。こっちの陣営の突撃部隊みたいなもんだ」
小沢一郎元民主党代表の「政治とカネ」の問題では、党執行部が目指した衆院政治倫理審査会の開催が頓挫した。だが、岡田克也幹事長らは、より強制力のある証人喚問の実施へとハードルを上げるそぶりをみせている。脱小沢派、親小沢派の両陣営が予算委の構成に神経をとがらすのは、小沢氏喚問の舞台となるかもしれない予算委で多数を握ることが重要だからだ。
予算委理事から外された川内博史衆院議員は、今回の人事で、新設される衆院科学技術特別委員長に就任することになった。形式上は昇格人事だ。しかし、川内氏を予算委から排除するための体のいい棚上げ人事でもある。
「バカにしやがって!」。川内氏は周囲に向けて怒りを爆発させた。
ただ、実際に党執行部が証人喚問の実施に踏み切るのは困難とみられている。喚問の実施を決めるのは全会一致が原則だが、与党の国民新党は反対の立場を示している。小沢氏と距離を置く民主党議員からも「仲間を裏切ってつるし上げることになれば、逆に執行部が突き上げられる」(中堅)との声が上がる
しかし、証人喚問問題は、小沢氏を出席させるかどうかという実質的な意味よりも、何が何でも「小沢問題」の決着を図りたい執行部と、絶対に小沢氏を守りたい議員たちとの政治論を超えた感情論レベルでの対立になっている。
実は党執行部の狙いは別のところにもある。離党勧告という文字通りの“小沢切り”だ。
国会の動きとは別に、小沢氏は近く強制起訴されることが決まっている。民主党執行部はそこで、小沢氏の処遇についての決断を迫られる。刑事被告人になるという事実と、菅首相(党代表)の説得にもかかわらず政倫審への出席に難色を示したという経過を踏まえ、党幹部はすでに小沢氏への離党勧告は不可避との判断を固めている。
今回の予算委人事は、証人喚問の実現に向けた強行策という側面に加え、小沢氏自身への揺さぶりという狙いもある。
「今、何か申し上げる段階ではない」
21日夕、記者団から小沢氏への離党勧告の可能性を問われた首相は、こう言葉を濁した。
「今」はその段階ではないが、将来は決断するかもしれない−。首相の言葉はそんなふうに聞こえた。(斉藤太郎)
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