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http://wjn.jp/article/detail/5916645/
「民主党をぶっ壊す」豹変ぶり
「ふざけやがって! 騙しやがったな!!」
年明け早々、菅総理が年頭所感で「小沢切り」を宣言すると、永田町でも“策士”と評判の輿石東参院会長の怒声が党内に轟いた。
輿石氏は顔を真っ赤にして怒り狂うと、次の瞬間には歯噛みするように側近連中をねめつけ回したという。
なぜ、同氏がここまで激怒したのか? その答えは、ひとえに年末からの菅総理の動きにあったと言える。
実は、菅総理は小沢一郎元代表の「側近」である輿石氏と、昨年末に“密約”を交わしていたのである。
小沢派議員がこう明かす。
「『政治とカネ問題』の解決が支持率回復の焦点になってしまった菅は、膠着状態を打破するために、輿石氏と2つの密約を交わしたのです。一つは『小沢氏の政治倫理審査会への出席をもって、追及を止めること』。もう一つは、『仙谷由人官房長官を閣外追放すること』。このため、年明けには『小沢切り』が止むと輿石氏は高をくくっていたのです」
ところが、輿石氏の仲介でこの密約を承諾した小沢氏が「政倫審出席」を宣言すると、総理は豹変。年始になって、「議員辞職も含めた出処進退の判断が必要」と切りつけ、俄然「小沢切り」を加速させたのである。
だが、なぜ菅総理は密約を破棄してまで、突如「強気の姿勢」を見せ始めたのか? 原因については、いまだ永田町記者らも首をひねるほどだが、本誌が取材したところによると、「年越しに思いも寄らない戦略が練られた」ようなのである。
菅総理の側近議員がこう明かす。
「実は、菅総理は政権延命のために、内閣改造と同時に小沢氏と仙谷氏を“抱き合い心中させる”というシナリオを描きだしたのです。知っての通り、両者はまさに国民批判を2分するほどの嫌われよう。『小沢切り』と『仙谷切り』を同時進行させることで、政権浮揚という“漁夫の利”を得ようと考えたのです」
同議員によれば、この戦略のモデルとなったのは、他でもない小泉純一郎元総理だったという。
同氏は「自民党をぶっ壊す!」のフレーズで党内の守旧派を「抵抗勢力」と呼び、その悪の権化と対決することで政権支持率をアップさせたが、早い話が菅総理はこの“小泉劇場”を再演しようとしているのだ。
「つまりは、小沢氏を民主党内に巣食う『抵抗勢力』と位置づけ、徹底的に殲滅。一方で、国民や野党からも嫌われ抜いている仙谷氏を暗に国民生活を危うくする『第二の抵抗勢力』に仕立て上げ、涙を飲んで閣外に追放。この役回りを担うことで、悲劇のヒーローになろうとしているのです」(側近議員)
要は、小沢氏と腹心の仙谷氏を切り、政界浄化に汗を流すことで国民の同情を買い、政権支持率を上げようという魂胆なのだ。
ただし、この戦略の“狡猾さ”は、その後の筋書きにこそあると言える。実は、菅総理は「仙谷切り」に関して、「現在、2つの奇策を練り上げている」(同)と言われているのだ。
無論その一つは、半ば「既定路線」となりつつある内閣改造時の閣外追放だ。
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