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(転載開始)
◆集中連載【国民は騙されている 小沢「強制起訴」の虚構】どこを探しても出てこない「虚偽記載」の事実 2011年1月19日 掲載 ゲンザイネット(日刊ゲンダイ)
●小沢個人と陸山会をゴチャマゼにした検察審査会のド素人
民主党の小沢一郎元代表が今週中にも強制起訴されるという。再び大マスコミの狂騒が始まっているのだが、ちょっと待ってほしい。「政治とカネ」問題のいったい何が疑惑で何が具体的不正なのか。答えられる新聞記者がいるのなら聞いてみたい。検察と大マスコミにつくり上げられた事件の壮大な虚構を検証してみた――。
●唯一の疑惑「期ズレ」の虚構
最強の捜査機関「東京地検特捜部」が2度も不起訴にせざるを得なかった小沢の政治資金規正法違反。これに対し、クジで選ばれた検察審査会の11人の素人が昨年4月と9月、「起訴相当」の議決をしたために今回の強制起訴となるのだが、その被疑事実はこんな内容だった。
〈小沢氏の資金管理団体「陸山会」は04年10月に東京・世田谷区の土地を買ったのに、04年の収支報告書に資産として記載せず、05年の報告書で05年1月に取得したと「虚偽記入」した〉
期日を3カ月ズラしたことが、政治資金規正法違反の虚偽記載にあたるというわけだ。これが小沢疑惑の唯一の「犯罪容疑」にされている。たった3カ月の「期ズレ」ぐらいで日本中が「政治とカネだ」と大騒ぎさせられているわけだが、実はこの期ズレ問題こそ最大の虚構なのである。問題にされている世田谷区深沢の土地の不動産登記簿である。
「所有権移転」の期日は平成17年(05年)1月7日になっている。所有権仮登記が平成16年10月29日だ。不動産売買で、仮登記と登記完了の時期がズレるなんて、よくあること。しかも、これが資金管理団体「陸山会」がからむ売買だから、余計にややこしくなった。
●あくまで正当な法律行為
「小沢氏が世田谷の土地に最初に関わるのは、不動産業者と売買予約を結んだ04年10月5日です。この土地に目を付けた理由について、小沢氏は昨年1月の会見で『秘書の数も増え、妻帯者も増えた。事務所兼用の住居を提供したいと思っていたところ、本件土地を見つけて購入することになった』と説明しています」(事情通)
小沢の秘書は「軍団」とも呼ばれ、選挙時は各地に派遣されて候補者を四六時中、補佐する。小沢ほど大人数の秘書を抱える政治家はいない。その秘書の住居として「賃貸よりも購入の方がコストが安い」と考えるのは政治団体の代表者として当然だ。しかし、政治団体は「権利能力なき社団」のため、「陸山会」では登記できない。実印が作れないためだ。
そこで「陸山会」代表者である小沢個人が10月29日に「所有権移転請求権」を仮登記しているのだ。「重大なポイントがここにあります。東京第5検察審の議決書では、この10月時点を『陸山会が土地を取得した』とみているのですが、それが違うのです。大きな認識不足なのです。
あくまで小沢氏個人が『権利者』になったにすぎず、まだ陸山会のものになっていない。登記簿の記載通り、実際の所有権移転は翌年の1月7日に行われ、ここで所有権が小沢氏に移り、そこで小沢氏と陸山会の間で“使用権に関する確認書”が交わされた。かなり複雑ですが、ここで初めて問題の土地は陸山会の資産となったわけです。そのため、陸山会の政治資金報告書に資産計上されたのが05年となったのは何も問題がない。
虚偽記載でなく、正しい記載なのです。むしろ、まだ陸山会の資産になっていない04年の報告書に記載した場合の方が違法なのです」(司法ジャーナリスト)小沢本人や陸山会事務局は、こうした経過を報道陣に説明してきた。しかし、複雑ゆえに正しく理解されない。まして小沢のように秘書たちの住居用に土地を買うケースはマレだから、同僚議員たちさえも理解できない。それが誤報と疑惑を膨らませてしまったのである。(今日から集中連載します)
(転載終了)
小沢一郎の話になればいつもついて回る「政治とカネ」というフレーズ。しかし、一体何人の国民が「何が問題(違法)とされているのか?」を正確に理解しているであろうか?上記記事にてかなり丁寧な説明がなされているので、少しでも不動産に明るい方ならすぐに「何も問題がない」ことに気がつくであろう。大手新聞主要五紙やTV報道番組をみていると、本来「期ズレでは?」という問題のはずが、いつのまにか「4億円の出所」という話にすり替えられ、”ごちゃ混ぜ”状態の議論に終始しているのが実情である。
本当に「何が問題(違法)なのか?」を理解しないまま記事にする記者もいれば、誤ったコメントをするアナウンサーも一部あるいはかなりの数いるであろう。しかし、大手マスゴミにとっては”事の真相”などはどうでもよく、要は「小沢一郎=悪」という構図を国民の脳裏に焼き付けることが真の目的なのである。
アメリカCIAによって”危険人物”としてターゲットとされた小沢一郎という政治家を貶めることだけを、これまで飽きもせず、長きに渡って喧伝し続けているのである。そんな中で、アメリカの傀儡たる政治家・官僚・マスゴミ・経団連の”悪行”を報道し続ける「日刊ゲンダイ」の姿勢こそ「真のジャーナリズム」と言えるであろう。
「日刊ゲンダイ」を「ただのタブロイド紙」の一言で切って捨てて馬鹿にする人間がまだまだ多いが、主要五紙の記事を鵜呑みにする人間こそ、軽蔑の眼差しでみられるべきであり、実際、主要五紙の連中は”妄信的な信者達”を裏ではせせら笑っていることであろう。主要五紙こそが下劣なものと普通に言われるような時代が1日も早く訪れることを期待したい。
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22
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