http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/196.html
Tweet |
どう考えても、約束と違うのではないか。これまでの説明は単なるポーズ、あるいは時間切れに持ち込むための方便だったと言わざるを得ない。
民主党の小沢一郎元代表がきのう、衆院政治倫理審査会への出席を拒否する意向を伝えた。通常国会(24日開会)前に決着をつけたい党執行部は、きょうにも招致議決に踏み切る構えを見せていたが、党単独で議決した場合の野党側の反発を考慮して断念した。
仮に議決されても、政治資金規正法違反罪で強制起訴される小沢氏は法廷闘争に影響が出ることを理由に招致に応じない公算が大きい。
私たちは裁判とは別に小沢氏は自主的に国会で説明すべきだと、何度も主張してきた。
この問題は「ねじれ」を解きほぐす国会対策案件ではないし、民主党内の主導権争いに矮小(わいしょう)化するような話でもない。
問われているのは政治資金をめぐる疑惑が浮上したときの国会の自浄能力だ。これは党派を超えた国民に対する連帯責任でもある。
これで、早期の招致実現は困難になった。出席に強制力のある証人喚問でけりをつける以外に道はないのではないか。
言を左右にする。国会招致問題で小沢氏が取った態度を総括すると、そんな表現が思い浮かぶ。昨年9月の党代表選で、小沢氏は「私は逃げない。
証人喚問や政倫審で申し述べることについて、何もちゅうちょしていない」と明言した。
しかし、強制起訴されることが決まると一転、「司法の場に移っている話だ」と消極姿勢に。昨年末から年初にかけては再び出席意向を示しながらも、その時期について注文を付けたり、自発的出席をにおわせたり引っ込めたりした。
政倫審の土肥隆一会長が「最後通告」として20日までの回答を求めたが、結果は「ノー」だった。
小沢氏側が指摘するように、政倫審を茶番だと批判する自民党が証人喚問を求めてボイコットすることは容易に想像できる。参院で問責決議を受けた仙谷由人前官房長官らが閣外に去ったことで、とりあえず国会審議入りにもめどがついた。小沢氏の理屈も、奇妙なことに「政倫審など意味がない」だ。
しかし、問題をここまでこじらせた原因が小沢氏本人にあることは明らかだ。1年以上、国会招致を求める世論に背を向けてきた。
菅政権が最重要課題とする2011年度予算案審議と絡めて、野党側が一向にらちが明かない招致問題を追及してくるのは必至。民主党執行部は「親小沢」派議員の動向にも目配りしながら、離党勧告などの処分を検討することになろう。
共同通信社の直近の世論調査によると、小沢氏に対して58.7%が議員辞職を求めている。国民の怨嗟(えんさ)の声は頂点に達していると見なければならない。
小沢氏が考慮すべきは「予算案の成立」でも「国会の状況」でもない。即刻、説明責任を果たすことだ。
(http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2011/01/20110121s01.htm)
[コメント]
>どう考えても、約束と違うのではないか。
>昨年9月の党代表選で、小沢氏は「私は逃げない。証人喚問や政倫審で申し述べることについて、何もちゅうちょしていない」と明言した。
まったくそのとおりです。
小沢は、証人喚問や政倫審で説明すると国民に約束してきました。
その際、起訴されたら出ないなどの条件付けは一切なしです。
ところが一転、司法の場に移ったから出ないと言い出す。
国民への約束違反を指摘されると、また一転、出ると言う。
と思ったら、民主党政権が国会前の出席を要請したのにこれを一蹴、後で出る、様子を見ながら考えるともうグズグズの状態。
「ちゅうちょしていない」どころか「ちゅうちょしっぱない」。
アレヤコレヤいいわけをして出席を先延ばしにすることは、明らかに自らの発言に反する行為です。
民主党も政府も国会前の政倫審出席を求めているのだから、自称「一平卒」の小沢は黙って党と政府の方針に従って出席をすべきだったのです。
政倫審には出席に強制力はないので、民主党はこれではダメだと証人喚問招致に方針を切り替え始めました。
証人喚問には出席に強制力があるので、逃げまわっている小沢といえども出席せざるをえません。
おまけに先ほど書いたように、小沢は証人喚問に出席すると起訴されたら出ないなどの条件付けなしで約束してきたのです。
出席しなければ小沢は国民への約束を破ったことになります。
また、証人喚問ならすべての野党も招致に賛成しています。
政倫審よりもむしろ簡単に国会での招致が決まるでしょう。
小沢が国民との約束を守って証人喚問に出るのか、約束を破って出ないのか、小沢の政治家としての姿勢が注目されています。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- 「小沢事件は国策捜査」と、民主党は言い続けるべきだ・週刊金曜日(前田調書撤回+石川恫喝+ウィキリークス=米国発の冤罪です 小沢内閣待望論 2011/1/21 12:18:08
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK105掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。