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小沢が嘲笑う「招致」先送り グズ菅、親衛隊の猛抵抗に屈服
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110120/plt1101201630004-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表(68)の衆院政治倫理審査会(政倫審)招致がうやむやに終わりそうだ。岡田克也幹事長(57)らが執心してきた24日の国会召集前の招致議決について、野党や小沢親衛隊の反発を理由に見送る方針を余儀なくされたのだ。菅直人首相(64)を筆頭に、党執行部は小沢氏の強制起訴後に議員辞職を迫ろうと党常任委員会の委員差し替えなども進めているが、その戦略なきグズぶりには小沢氏の嘲笑が聞こえるようだ。
「私は差し替えを望んでいません!」
小沢系で政倫審委員でもある川内博史衆院議員は、19日の党常任委員会で岡田氏にこう直訴した。
この日、川内氏ら「親小沢系」の12議員は、衆院予算委員会での証人喚問までにらみ、安住淳国対委員長宛に「委員辞職の意志がない」と記した連名の血判状を提出。
しかし安住氏は「国会の人事は国対で決めさせてもらう」と突っぱねた。
政倫審で小沢氏招致を議決するためには、委員25人(民主党17人、自民党7人、公明党1人)の過半数の出席が必要だ。自民、公明両党は「小沢氏に出席の意志はない」として議決を欠席する方向。民主党の小沢系5委員が欠席すれば、議決はできなくなるわけだ。
岡田氏はこれまで、政倫審から小沢系委員を迅速に排除したうえで、21日に民主党単独で招致を議決できるよう調整を進めてきた。
民主党国対には、当初公明党が議決に応じるとの見立てもあったが、同党の漆原良夫国対委員長は18日、自民党と足並みをそろえ、議決に応じない方針を決定。このまま単独議決に突っ込むと、24日召集の国会冒頭から混乱する可能性も浮上。さらに川内氏ら小沢系議員が猛抵抗を始めたことで、岡田氏はついに拳を降ろさざるをえなくなった格好だ。
ただ、岡田氏はなお週明けの議決にこだわっており、20日にも小沢系の政倫審委員差し替えを断行する方針だという。しかし小沢系議員は「週明けに議決したとしても、直後に強制起訴が待っている。裁判を理由に出席拒否できるので、もう小沢氏の政倫審出席はない」と述べ、堂々と逃げ切りを宣言する。
一方、党執行部は強制起訴後の議員辞職勧告に向け、党常任委員会の「脱小沢」純化に躍起だが、ここでも小沢系の完全排除とまではいかなかった。
19日の常任委員会では、これまで32人だった委員に仙谷由人代表代行、岡崎トミ子副代表らを加え35人体制としたが、うち18人は「脱小沢」。しかし、川内氏ら「親小沢」議員の大半は留任し、対立の火種は残ったままなのだ。
ある民主党幹部は「お茶を濁したような党人事の背景には、小沢氏の問題を処理した後、挙党態勢を再構築したいという岡田氏の思惑がある」と分析。一方で「仙谷氏はあくまで小沢系の完全駆逐を狙っており、『仙谷vs岡田』という路線対立に飛び火する可能性もある」と懸念する。
小沢が嘲笑う「招致」先送り グズ菅、親衛隊の猛抵抗に屈服
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110120/plt1101201630004-n1.htm
菅首相は「党内で一番の『脱小沢』」(政府関係者)とされ、あくまで小沢氏が強制起訴された段階で議員辞職を迫る考えとされる。しかし、当初から予想されたはずの小沢系議員の抵抗で攻撃が緩んでしまう自陣の弱さや、党内対立の先鋭化を懸念する岡田氏の意向が、強気の「小沢切り」を鈍らせているのも事実だ。
ある小沢系議員は「しょせん菅首相は『行き当たりばったりの形だけ』。言葉だけが先走り、周到な裏の環境整備をなおざりにする。正直こちらも反撃策に乏しいが、菅首相の体たらくが続く限り安泰だ」と高笑いする。
成果の乏しい子どものケンカに明け暮れる政府・民主党、一番不幸なのは国民だ。
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