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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ
菅首相の外交防衛指針とは
2011-01-20 09:42:34
メディアによれば菅首相は近々公開の場で外交防衛について指針を述べるらしい。尖閣問題に端を発した日中関係の悪化、ロシア大統領国後訪問の誤算、これらは何れも前原外交の失敗の結果であるが、前原外相以上に外交に疎いと言われる菅首相が一体何を表明するのであろうか。おそらく前原外相の外交防衛論のオウム返しで、基本は中国・北朝鮮・ロシアを警戒して日米韓ひいてはオーストラリア、ニュージランド と連携してアジア太平洋の外交・防衛を展開するというものであろう。
そもそも前原外相は民主党が野党だった時代から自民党の外交防衛会議に顔を出していたのだから、現在の彼の外交防衛論は当然の結果であろう。しかしこれは基本的に米中ソ冷戦時代の日米の中ソ封じ込め外交と何ら変わりはない。下記ブログ「世に倦む日日」氏は菅政権の外交防衛戦略を自民党麻生首相がかつて唱えていた「自由と繁栄の孤」を思い出すと述べているが全く同感である。http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-427.html
ところで自民党は民主党政権になって鳩山前首相の普天間基地の「最低でも県外移設」案には猛烈に反対して、ついに鳩山前首相にそれを断念させたが、菅政権になって前原・北澤両大臣の外交防衛方針や言動については全く異議も唱えなくなり、もっぱら内政問題で異を唱え対峙している。その原因は菅首相には鳩山氏や小沢氏のように確たる外交理念が無く、米国従属外交を展開する前原・北澤の意のままであり、自民党も反対する理由がないからである。
むしろ最大野党の自民党が何も反対しないことを良いことにして、前原・北澤両大臣は自民党政権以上に日米韓の軍事協調路線を進めようとしていることは明らかである。おそらく今の状態で在れば、米国の対イラクやアフガン戦争を支援するために海上自衛隊を使った各国艦船への給油艦派遣にも反対しないであろう。あのころ非米の立場をとっていた民主党はどこに行ったのだろうか。おそらく鳩山・小沢・輿石氏等には未だその意思は残っているであろうが、実権がないだけに封じ込められている感じである。
このように今や民主党の外交防衛政策は自民党政権時代の踏襲であり、二大政党間に違いが無くなっている。よって本来共産党や社民党が追求すべきであるが衆参の議席も少ないため、国会での質問時間も短く外交防衛問題まで追求する時間が採れないのが実態であろう。一方メディアも、菅政権の外交防衛路線を黙認して全くと言っていいほど論評していない。果たしてこれで日本の外交防衛はいいのであろうか、こと外交防衛に関する限り戦前の大政翼賛会の二の舞に成りやしないかと心配である。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
http://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/e/2ca5cfa0642913ac284a5c281e5d2cfa
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