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「あの人が一番、かわいそうだ」と菅内閣の改造を受けて永田町でこう評されるのが、たちあがれ日本の園田博之幹事長だ。自民党離党から行動をともにしてきた与謝野馨氏は何の連絡もなく、経済財政担当相として政権入り。新党さきがけ時代の仲間である枝野幸男官房長官とのパイプも、まったく機能していないことが白日の下にさらされたからだ。「寝業師」「策士」と呼ばれる園田氏の今後は暗中模索だ。
「民主党の人材払底を知らしめた」「与謝野さんがいるからといって協議には応じない。首相が国民のためにやるとは信じていない」。
改造内閣の発足後、憤懣(ふんまん)やるかたなしの園田氏は、菅政権への批判を連発した。二十数年来にわたる盟友でも、与謝野氏が「与野党の架け橋」になることはないとの宣言だ。
園田氏周辺が力を込めて語る。
「あの言葉は本音でしょう。与謝野さんを通じて再編を仕掛けることは、もうありえません」
もともと、園田氏が構想していた再編シナリオはこうだ。小沢一郎元代表を菅首相に排除させ、首相にも退陣してもらう。その後は「新党さきがけ」で行動をともにした民主党オリジナルメンバーを首相に就け、その時点でたちあがれ日本が自民党とのブリッジ役になり、与謝野氏を与野党合同会議の座長にする――。
前提はあくまで「反小沢、非菅」の民主党だった。
「園田さんはさきがけで一緒だった菅さんのことを嫌い抜いています。これは武村正義元官房長官も同じで、園田・武村両氏は『菅には首相の資格がない』とみている」(元さきがけ関係者)
菅首相もそれを知っているからこそ、園田氏の頭越しで与謝野氏に声をかけたのだ。「本音で話ができる仲」と自負していた枝野官房長官から何の連絡もなかったことも、園田氏の評判を傷つけた。
「与謝野は歳だ。もう待てなかったんだろう」「菅にいいように使われるだけというのが、わからないんだな」とこぼす園田氏も二月で六十九歳になる。
だが、最後のウルトラCがないわけではない。内閣総辞職か解散・総選挙の後、前原誠司外相をトップに立て、もう一度再編を狙う――。
「前原氏は菅首相とは距離を置いており、可能性はある」(民主党関係者)
「最後の策士」の残り時間は少ない。
(週刊文春2011年1月27日号「THIS WEEK 政治」より)
最終更新:1月20日(木)12時37分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110120-00000000-sbunshun-pol
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