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「『ジャーナリスト同盟』通信」2011年01月19日 本澤二郎の「日本の風景」(668)
から下記を転載投稿します。
=転載開始=
<平成の妖怪>
誰かが岸信介を「昭和の妖怪」と命名した。筆者は中曽根康弘に「平成の妖怪」という称号を与えている。理由は天皇制国家主義の旗のもとに、改憲軍拡派として生涯かけて突進しているからである。時代を「暗い明治」に引き戻そうという野望に対して、筆者も必死で抵抗している。平和・軍縮派の宇都宮徳馬は生涯、岸を許さなかった。宇都宮にならったといえなくもない。昨日の右翼ネット新聞は、久しぶりその妖怪の講演会を伝えていた。
案の定、極右政党と民主党の連立工作をさせたものの、失敗すると、今度は入閣させ、必死で与謝野を持ち上げて、菅総理に「与謝野を100%使いきれ」とわめいたというのだ。「大増税をやらせろ」とハッパをかけたものか。
中曽根バブルの崩壊で1500兆円の資産を消失させた張本人が、消費税10%論者を閣内に送り込んだのだろう。こんな場面での黒幕登場は、決して格好いいものではない。
それにしても敵ながらあっぱれだ。彼は92歳の午年である。まだ認知症にかかっていないらしい。2期8年大統領を務めたレーガンは、息子によると1期目にボケが始まっていたという。そうだとすると、我が平成の妖怪は、そんなレーガンの前で、うやうやしくも「日本は不沈空母」とやってのけたことになる。
この中曽根発言で筆者の中曽根分析は一変した。宇都宮もそうだった。情けないことに、それまですっかり騙されていたのである。若かったころの中曽根に対して、相応の面倒を見ていた宇都宮の衝撃も大きかった。
この中曽根を徹底支援した人物が、読売のナベツネである。宇都宮が彼の仲人である。読売入社にも宇都宮が関与して成功させたというのに、だ。彼は恩師を裏切り右翼に転向、読売メディアグループを中曽根新聞・憲法改悪新聞に変質させた。腹心で同僚の氏家を日本テレビに送り込んで、二人して現在も日本のマスコミ界を牛耳っている。もっとも、そんなことが永遠に続くことはない。筆者もよく知る元日本テレビ政治部長が、最近彼らの正体を暴いて追い詰めている。
ちなみに中曽根・ナベツネ・岸の共通の支援者が、右翼のドンといわれた児玉誉士夫であった。児玉の暴力に対抗出来なかったマスコミ・政界をよいことに、3者は有効活用したものだろう。日本政界も言論界も内実は腐敗の極みなのだ。容認する朝日の凋落も見て取れようか。
<スイス元銀行家の内部告発>
話題を変える。数日前から世界の巨額脱税組が怯えているらしい。ご存知、世界的脱税王の多くがスイスの銀行に秘密口座を持ち、そこに巨額資金を保管している。その中には財閥だけでなく、各国の為政者や元為政者らのものも含まれている。むろんのこと独裁者の悪徳資金も眠っているらしい。
それを元銀行家が暴露、例のウィキリークスに秘密の預金口座と保管資金の情報を流してあるというのだ。同創設者のジュリアン・アサンジが1月17日、ロンドンでの記者会見で明らかにしたのだ。其の数、実に2000人である。
全て公開すると、世界の悪徳富豪が総なめにされる可能性が出てきたのである。この中に日本人も含まれているはずだから、遺族を含めて関係者らが震え上がって当然だろう。各国の税務当局は固唾をのんで待ち構えている。1000兆円の負債をかかえる日本政府もそうだろう。
93年にアメリカ政府が1カ月に渡って1日100ドルの旅をプレゼントしてくれた時、通訳・案内人のウイリアム・バレットが「アメリカでは秘密を維持することはできない。いつか必ず暴露される」といって胸を張った場面を思い出してしまった。
ウィキリークスの時代は続いていくのだろう。
=転載終了=
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