http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/873.html
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辺野古、V字案で調整 T字案断念へ 沖合移動も検討 (朝日ドットコム 2011年1月18日4時3分)
http://www.asahi.com/politics/update/0117/TKY201101170425.html
http://www.asahi.com/politics/update/0117/TKY201101170425_01.html
日米両政府は、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設先に予定する名護市辺野古の代替施設について、滑走路2本の「V字案」で調整する検討に入った。滑走路1本の「T字案」は断念する見通しだ。安全性や騒音への配慮から、V字滑走路を従来の日米合意よりも沖合に移動させることも検討している。ただ沖縄側は「県外移設」を求めており、理解を得られる見通しは立っていない。
昨年8月の日米専門家協議の報告書では両案を併記して結論を先送りした。だが、菅政権は、日中、日ロ関係を巡る失態を踏まえ、日本外交の基軸である日米関係を立て直す姿勢を鮮明にしている。
このため日本側は、米側が「最善」としているV字案を優先し、昨年春以降に自ら提案したI字案の断念もやむを得ないとの判断を強めている。今春の菅直人首相の訪米を成功させるためにも、その前に開かれる予定の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)をめどにV字案での合意を目指す構えだ。
(後略)
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さっそく否定しています。
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防衛相“V字型滑走路”否定 (NHKニュース 1月18日12時56分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110118/t10013469111000.html
北澤防衛大臣は、記者会見で、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題を巡って、V字型の2本の滑走路を建設する自民党政権当時の計画に近い案で調整が進められているとした、一部報道を否定したうえで、地元の理解を得ながら丁寧に解決の道を模索する考えを示しました。
この中で、北澤防衛大臣は、自民党政権当時の計画に近い案で調整が進められているとした一部報道について、「政府として、そういう方針には全くなっていない。かなり先走りの誤報だ」と述べ、否定しました。
(後略)
こちらも言い訳です。
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滑走路、日米で調整=沖縄に配慮強調−普天間代替施設で官房長官 (時事ドットコ 2011/01/18 12:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011011800339
枝野幸男官房長官は18日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先となる同県名護市辺野古に建設する代替施設の滑走路について「(滑走路2本の)V字案か(1本の)T字案かは今後、日米間で調整していく」と述べるとともに、「沖縄の考えを受け止めることが一番重要だ」と強調した。決定時期については、「現時点で明確に答える段階ではない」と語った。
また、北沢俊美防衛相は記者会見で、代替滑走路について「沖縄がまだ県外、国外(移設)と言っている中で、形容とか位置を決定する時期には至っていない。沖縄の頭越しに物事を決める稚拙な対応はしない」と述べた。
昨年8月に公表された日米専門家協議の報告書では、2006年に日米が合意したV字形の2本の滑走路と、埋め立て面積を減らすため滑走路を1本にするT字形の2案を併記した。
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(コメント)
またまた同じやりくちです。国民に知らせずこっそりすすめておいて(誰が?)、表面で否定してみせるウソです。
もともと滑走路2本はアメリカにとって1966年ころ基地建設計画当初からのものだし、なによりも、軍事的に必要性がきわめて高い。
それをV字型に配置することもグァム島・アプラ軍港に前例があり、辺野古については2006年5月に日米合意しています。
(以上は、真喜志好一のHP 「沖縄はもうだまされない」 http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/sub3.html 参照)
その予定をアメリカが放棄するはずもない。
T字案などというものは、あたかも日本も何かを提案したり、アメリカの計画にクチをはさむことができる立場にあるかのように振舞うためだけのもの、ただアリバイ的に見せかけただけのもので、始めから問題にもされていなかったのでしょう。
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このやりクチは、現在、菅一派による民主党マニフェスト「見直し」=公約破りにも、大々的に使われています。
たとえば、(以下、引用元省略ですが)−−
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(消費税増税など税制改革に関する法整備を11年度中にすべきことを付則に定めた09年度税制改正法に)、「与野党とも忠実に従わなければならない」、といった藤井の脅し。 (17日 テレビ番組で)
「マニフェストを組んだ時の税収は46兆円あったが、その後、税収は減っている。当時と状況が全く違っていることは国民に分かってもらわなければならない。前提が違ってきているので、マニフェストの修正も含めて議論の対象にすべきだ」、という仙谷の言い訳。 (17日 テレビ番組で)
「霞ヶ関から民主党に十分な情報を提供していただいていないなかで、『こうじゃないか』ということで作った部分がある。そのまま実現させるには隠れた障害があったのではないか。」
「政権を担当してまもなく2年になるが、いろいろな経験や知識のほか、世の中の状況の変化を踏まえて、マニフェストについて一度きちんと点検し、より成熟させていく部分があればそういうことにして、国民の皆さんにしっかりと説明すればいい」、という江田のたわごと(ワケがわかりません)。 (18日 記者会見で)
(衆院選マニフェストで約束した16.8兆円の財源捻出に関して)、「十二分に見いだせないということであれば、うそを言ってはいけない。しっかり整理し、謝るべきは謝って再出発することが大事だ」、とした玄葉の開き直り。 (14日 記者会見で)
ここでも、枝野が一応否定してみせる役回りです。
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(枝野・・・は、11年度中の法整備を議論の前提にしない考えを示して、税制改革を)「具体的に政権の意思としてどう進めていくのかは、あくまでも社会保障のあるべき姿を6月にとりまとめたうえで議論、検討されることだ」と、法整備に向けた具体的な動きは社会保障改革案をとりまとめた後になる旨、述べた。
極めつけは、菅が−−
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(基礎年金部分を全額税方式とするとしていた民主党マニフェストについて)、税方式への転換にこだわらない、として、「5年くらい前にいろいろ議論した。この間の人口構成の変化、さらに10年先の変化を考えると、そのころ前提とした考えかたがいいのか」、とのたまわったことです。
(東京新聞 1月15日朝刊11版S 1面)
(コメント)
菅にいわせれば、「当時と比べ高齢化が急速に進展した」、のだそうです。当時、といっても、マニフェストは2009年夏衆院選のためのものでしたがね。5年くらい前、としても、それ以後「高齢化が急速に進展」することが予測できなかったとでもいうのでしょうか。
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小沢=悪人ムードを煽りつづけるためだけの、岡田オオカミ男の、「政倫審やるやる騒ぎ」もそうですが、現民主党執行部のやることはパフォーマンス、芝居=ウソが多すぎます。
そしてアドバルーンをあげる者、ウソでなだめてみせる者、各々分業しているが、見え見えで下手すぎます。
それにしても、その陰で冒頭の記事のように、辺野古での基地新設計画が着々と進行しているのは見逃せません。
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