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谷垣総裁との会談を打診した寺田補佐官に自民「百年早い」
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/110120.html
週刊文春2011年1月20日号「THIS WEEK 政治」
「俺はこんなにやっているのに何で分かってくれないんだ、何で評価されないんだと気持ちが萎(な)える」と、インターネットの生番組で愚痴をこぼした菅直人首相だが、強気でこう続けた。「私は変わり種。気持ちが萎えることで辞めたということはしない。徹底的にやってみようと思う」。
左の社民党に閣外協力を要請する一方で、右のたちあがれ日本に連立を打診した昨年末の遮二無二(しゃにむに)な行動も、政権維持への執念ゆえ。内閣支持率急落で尻に火がついた首相は、抱きつき魔のように連携相手探しに目の色を変えている。その対象には公明党は無論のこと、野党第一党の自民党も含まれている。
与党関係者が明かす。
「寺田学首相補佐官が自民党議員や自民党系の有識者に密かに接触を試みている。菅さんから見て建設的な注文や批判をしている人が対象で、気になる発言があると即座に『この人に会ってきてくれ』と指示しているようだ。寺田氏は相手の話をじっくり聞いて報告するのが役目。それで『脈あり』と感じた場合は総理が接触する段取りらしい」
寺田氏は衆院当選三回(秋田一区)の三十四歳。首相の胸の内を最も知る側近とはいえ、自民党の大物議員とサシで向かい合うのはまだ荷が重い。だが、ほかに手駒のない首相は谷垣禎一自民党総裁に会えという指示も出していると、自民党幹部は語る。
「寺田氏から『お目にかかりたい』と打診があったと聞いたが、百年早い。仲介人を立てるなら、しかるべき人を選ぶべきだし、そもそも総裁に大事な話があるなら、総理が直接会えばいい」
民主党関係者によると、首相が対自民党工作に力を入れ始めたのは昨年十一月、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表との会談がきっかけ。与謝野氏は「自民党にも協力を求めて消費税率引き上げをやらないと、数年のうちに財政が破綻する。それを回避するのがあなたの歴史的使命だ」と説き、首相は消費税問題を接点に自民党と連携する道を真剣に探るようになったという。
以来、自民党に嫌われている自分よりはマシと考えたのか、寺田氏をクッション役に使うようになった。年頭会見で呼び掛けた、社会保障と税制の一体改革に関する与野党協議への自民党の参加を取り付けるのが当面の目標だ。その先には大連立構想もあるようで、寺田氏は親しい民主党議員に「首相は必ずしも否定的ではない」と漏らしている。
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