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http://hitoyomi.diarynote.jp/201010131233128198/
前田検事は、小沢の「政治とカネ」を取り扱っていたから、諸外国なら小沢は絶対無罪に決定なのです。
2010年10月13日
前田検事の証拠捏造問題に関しては、なぜか村木さんの事件の話しか出ないですな。
しかし、前田検事は小沢一郎氏の政治資金規正法違反の取り調べに関わっていたはずです。確か石川元秘書(いまは、れっきとした政治家さんですが。)を直接取り調べているはずです。
えー、普通ですね。諸外国で、検事が「証拠捏造」などという、とんでもない極悪事件を起こしたら、
●前田検事が関わった事件はすべて「証拠捏造の疑いあり」
となって、最低でも前田が関わった全審議のはじめからのやりなおしをするのが当然なんだそうです。(これは記者クラブ問題を徹底追求している上杉隆さんの指摘。上杉さんは元政治家秘書であり、その後ニューヨークタイムスの記者になり、現在は現場取材を信条とする、世界標準の取材手法を採用している政治ジャーナリスト。)
再審議が最初から行われるのは、おそらく、よほどその他の物的証拠などが確実で、どこからどうみても有罪が確定的な案件のみであって、通常は前田が関わった全事件は「無罪」となるのが当然なのですね。こういう事案でこそ「推定無罪の原則」というのが生きてくるわけです。
この「推定無罪」という事が、いかに民主主義に取って重要であるか、ということが、馬鹿な日本人には全然わかってないので、あえて説明しますけれども、オザワであろうが、トザワであろうが、クザワであろうが、とにかく「検事によって証拠捏造される裁判」などにかけられたら、勝ち目がないに決まっているから、です。そんな恐ろしい事が行われたら「法の前に平等」という大前提そのものが崩れてしまいます。
ですから、まともな裁判制度を取り入れている国なら、「検事による証拠捏造」は、それが発覚した段階で、その検事による裁判は全部無効のするのが当然、ということになるわけです。仮に、それで極悪犯を取り逃がしたとしても、その事で国民が受ける不利益よりも「信用できない検察」という存在があると言うことの方が、はるかに大きな不利益を国民が受けるからです。
つまり、証拠の改竄とか捏造をやられたら、
●全国民が、無実であっても、社会的に抹殺される。
という可能性が発生するからです。
だから、前田検事がフロッピーディスクの書き換えを行った、と言うことが分かった段階で、即、「小沢の政治とカネ問題もこれで無罪確定へ」となるのが、当然であるし、そうすることこそが、正しい民主主義だってことなんです。
ところが!
ところが、ところが!
マスコミはもう、本当にバカだから、前田検事の問題を取り上げながらも、いまだに「小沢の政治とカネ」問題をえんえん報道し続けてるわけです。
まぁなんちゅうか、世界に恥をさらし続けているようなものなのですね。
なんでこういうことになっちゃうか?というと、日本には「記者クラブ制度」というのがありまして、幅広く、多くの雑誌社や一般庶民のメディアへの参入を制限しているからなんですね。
こんなおかしな仕組みを持っている国は、先進諸国の中では日本だけです。
日本以外ではジンバブエと、どこだっけ?名前も忘れてしまうような国が採用してるだけです。
まともに巨大なマスコミなどの報道機関が機能している国なら、「記者クラブ制度」なんてものは、「第一次情報を特定企業だけが独占する既得権益を守るカルテル」ということで、ものすごく批判され、そういうカルテルを結んでいる大手企業そのものが、社会的制裁を受ける、というものなわけです。
で、実際、記者クラブは、海外メディアから、完全に無視されているのです。
どう言うことかというと、日本の駐留していた海外メディアの駐在員は、記者クラブの一員として認めてもらえなかったので、世界のメディアがどんどん日本から駐在員を引き揚げてしまっているんだそうです。
だって政治家の記者会見とかが完全に記者クラブの内々の人間内でしか行われなくて、政治家がどんな事を言ったのかがわからないわけですから、記事の書きようがないわけです。
本当にね、このメディアの問題というのは、とんでもなくマズイわけですよ。
僕はこのあたり、全然気づいてませんでしたが、21世紀になってからこっち、あまりに報道の質が低く、どんどん無茶苦茶になってきているなぁと感じていて、どうしてこうなっちゃったのか?といろいろ本やネットを調べているうちに、この記者クラブ問題にたどりついた、というわけです。
もうね、記者クラブ制度自体が、諸悪の根源なわけですよ。
それは、いろいろ分かってくると、もう、ものすごくはっきりする。
官僚と報道のなれ合いのベタベタしたくっつき方なんていうのは、完全に「官報複合体」というべきもので、この極悪な仕組みをこそ、徹底的にたたき壊さないと、まともな日本は作れないというのは、はっきりしていると思います。
記者クラブ制度というのは、国会だと省庁ごとに別の記者クラブがありますし、地方自治体だと、自治体ごとに別の記者クラブがあって、そこで「一般のメディアからの取材」をはじき出してるわけです。
もう、ここから全部ダメってことなんですね。どうしようもない。
そうい問題があるということ自体を、僕は知りませんでしたから。
なんで知らなかったのか? 当然なんですよ。記者クラブ問題は大手メディア(朝日・読売・毎日・産経・日経の5大紙と、それに付随するテレビ局+週刊文春+週刊新潮)すべてで、
●絶対に取り扱われないタブー
だからです。日本は、5大紙に取り上げられないと「問題」にすらならない事が多いわけですが、もっとも問題にしなければいけない記者クラブ問題を、問題としてメディアが取り上げないわけです。なぜなら、それが自分たちの腐っている部分そのものだから。
これが、はっきりしてきたのが、今年、2010年の、もっとも大きな時代の変化だと僕は思います。
で、この問題がはっきりくっきりしてきたのは、やはりツイッターです。ツイッターによる、「マスコミなみの規模を持つ口コミ」があったから、国民の側に立った問題は一気に広まったわけです。
ただし、ネットの中だけで。
この、
●ネットの中だけ。
というのが、問題なんですね。それでは広く一般社会に力が広まらない。
しかし、この前田検事の話などは、全国民にとって不利益につながる話ですから、それを歪曲して報道することは絶対に許されない事なのです。
ですから、今後はツイッターによる「世論の形成」というものが、嫌でも大きな勢力になっていきます。
いくら記者クラブでカルテルを結んでいても、全国民の目をごまかすことは、もうできないわけです。
で、このことは、おそらく、ペレストロイカでソ連がロシアになったのと同程度の大革命のはずです。そのくらい日本の情報環境は閉鎖的だ、ということなんですね。
そういう閉鎖性に気づいてない人は、いまだに平気で「小沢の政治とカネは問題だ」とか、どうでもいいことをグダグダ言い続けます。
そんなこたぁ、どうでもいいのだ。それより、「全国民の利益のために、証拠捏造疑惑のある小沢問題は無罪確定だ。」と報道することこそが、全国民のためになることなのだ、ということを、ちょっとは考えろ、ということです。
前田検事の問題に続いて、検察審査会の問題もかなりのおかしな話になってますし、この問題は、そう簡単にカタの付くことではありません。おそらくは、地熱のような一般民衆の声が延々とうねり続け、政府のあり方そのものを問い直すということになるでしょう。
であるのに、報道も検察も、かなりの不手際を延々連発しているわけです。
前田の問題が出た段階で、「小沢の政治とカネも無効」と報道すべきをしなかった。このねじれは、とんでもないものになっていくでしょうし、この間書いた検察審査会の年齢の問題も実におかしな事になっています。
ちょっといろいろはっきりしてきたので書くと、20才以上の日本国民の平均年齢は50才くらいになるのだそうです。そして、不作為に11人の審査員を選んで、その平均年齢が30.9才になる可能性は100万分の7なんだそうです。
それはいくらなんでも、偏りすぎですわ。
それも、一国の首相になろうかという人を裁く審査で、その偏りはあまりにおかしい。
100万分の7はいくらなんでもなかろう。
と、そういう声が議員の中から上がってきたら、今度は急に「実際には平均年齢はもう少し高かったのです。10人の年齢を11で割ってしまっていました。」とか言って、ちょっと年齢が上がった報告がなされました。
ちょっと待てぇ!!!
そんな基本的なところでミスするんかぁ!
小学生か、お前らは!
その段階でおかしいやろ!
ほんまに、11人の審査員がおったんか? 自分らでお手盛りでやったんと違うんか? あまりに怪しすぎるやろ!
しかも、その足し忘れていた人の年齢が37才やと言う。でも、それを足して平均を出しても、修正した34才にならんというおかしさ。
なんやねん、これ。
検察審査会。おかしすぎ。
もともと、検察がおかしな事をしないか、国民の目線で審査するという仕組みのはずが、あまりに内容が不明確すぎです。
いったいどういうことになっているのか。
ともかく、おかしなことだらけになっているのが現状で、そのおかしさについては、「記者クラブ問題」がある大手メディアでは知り得ない、ということは、みなさん、頭の中にいれておいてください。
自ら、問題意識を持って、勉強し、学習し、自らネット検索を繰り返して、正解に近づくと言うことをやらない限り、この土人なみの仕組みしかない日本のメディアと司法の世界では、真実に近づくこともできないのだ、ということです。
みんな目隠しされた馬車馬なのだ、ということに、ひとりでも多くの人が気づいて欲しいと願ってやみません。
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