http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/763.html
Tweet |
この国の国会議員たちは何故、最強の武器である立法権を行使しないのだろうか。現在の閣法制度では、官僚側の好き勝手な立法行為で国民の代表者たる国会議員たちががんじがらめにされている。なぜ国会議員たちは逆襲しないのか、理解に苦しむ。
官僚と一体化した自民党が長い間に政権政党であった事から、現在の国会の在り方があたかも正常のように思われているが、これほど異常な国会が他の民主国家のどこにあるのだろうか。国権の最高機関として憲法に位置付けられている国会は何も機能していない。その最大の原因は他人任せの議員たちの責任ではないのか。他人とは官僚である。彼らは公務員であり公僕なのに何故、その彼らが立法行為を許されているのか、疑問すら起きないのだろうか。議員としての責務は何であるかを自覚しているのだろうか。碌に審議もされていない予算を「国民生活が滞こうる」などという言葉に騙されて安易に通すことだけが問題にされる。それが延々と戦後から現在まで何も変わることなく続けられているのだ。
すでにこの国のマスコミは何も機能していない事は立証されたけれど、同じ事は国会議員についても言えるのではないのか。戦後から現在まで、この国が民主国家に修正された事は一度もない。小沢一郎という議員一人だけを期待しても何も変わらない。政治は数という現実の中で、多数の議員たちが行動しなければ何も変わらない。政権交代したのに元に戻ろうとしている原因は何なのか、我々はもっと真剣に考える必要がある。法治国家と言う原理から考えれば、いかに立法行為が大事であるかが分かるだろう。だからこそ官僚たちは閣法制度を変えないためにあらゆる事をしているのだ。その現実を理解している国民や国会議員たちが何人いるのだろうか。もしも多数の国会議員たちが、「議員立法」という本来の制度以外の立法行為を全て否決すれば、この国は簡単に変わるだろう。すなわち憲法が規定する三権分立の通りに戻せばいいのだ。何故こんなに簡単な事が放置されているのか。その答えは「国会議員たちの怠慢」でしかない。
今、国会議員たちに求められている事は、自分たちがするべき本来の責務の自覚と、マスコミなどの世論操作に惑わされる事のない民主国家を確立するという強い意志である。その自覚なき議員たちは全員が辞職すべきだし、国民が排除すべきなのだ。それ以外に国を変える事は不可能である。今現在は、政権交代して60数年続いた自民党による官僚社会主義から脱局が可能になっている数の国会議員が存在しているのだ。その事実を認識して、国会内に必要な組織や人数を確保する法律を作り、行政府による立法行為を禁止する法律を作るだけで、この国は劇的に変える事が出来る。今を除いていつ実行できるのか、元に戻せば国民は又、何年も本当の意味の民主主義国家になるまで待たなければならない。現在の多数を占める議員たちに切に願うのだ、頼むから行動してもらいたい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK104掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。