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小沢一郎元代表が1月16日午前7時30分からのフジテレビ番組「新報道2001」に生出演した。フジテレビは、小沢一郎批判の急先鋒で知られてきたが、小沢一郎特集を企画し、小沢一郎元代表が生出演を快諾して出演したという。
この日のテーマは、「小沢一郎SP 今こそ語る改造内閣&TPP&ニッポン外交 政治とカネ」、小沢シンパという脳科学者の茂木健一郎教授(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別研究教授)が、コメンテイターとして出演して、こわごわ質問していたのは、傑作だった。
小沢元代表の発言で、最も聞き応えがあったのは、TPPについてであった。マスメディアは、小沢元代表がTPP反対論者の如く思い込んでいるフシがあるのに対して、小沢元代表は・・・・・
「私は、自由貿易論者であり、TPP反対論者ではない。ただ、自由化するには、セーフティネットなどのシステムをつくった上でなければ、小泉さんのときのような格差社会を生み出してしまう。弱肉強食にしてはならない。また、こんなことを言っていいのかわからないが、TPPでのアメリカの国際戦略に翻弄されてはいけない。アメリカは、アメリカの国益を考えてTPPを言っている」・・・と言い、趣旨の発言をしていた。聞きようによっては、ガムシャラにTPP参加に突進している菅直人首相に対する警告とも言えた。
この発言のなかで、さらに注目すべきは、「TPPでのアメリカの国際戦略に翻弄されてはいけない。アメリカは、アメリカの国益を考えてTPPを言っている」という箇所である。この視点は、菅首相はじめ菅政権のどこからも、ましてや野党からも、マスメディアからも一切、指摘されず、「バス乗り遅れるな」とばかり、いかにもTTPに参加することが、正義であるかの如く論議され、報じられている。
そのなかにあって、小沢元代表のみが、憂慮していて、「政治とカネ」の視点だけで、いかにも小沢元代表が「極悪人」の如く指弾されている。世論調査すれば、「小沢一郎は、国会議員を辞職すべき」という項目にマルをつけたり、賛同したりする者が、半数以上を占めている。いかなる罪名で検察審査会に強制起訴されようとしているのか、知りもせず、世論調査に応えているのだ。
小沢一郎代表が憂慮している米国主導のTPP問題について、私は1月15日付けの「有料ブログ」で、「菅直人首相はTPPへの参加に向けて突っ走っているが、世界最大穀物商社・米国カーギル社の『国際戦略の餌食』にされないよう警戒せよ!」と書いた。小沢一郎代表が、さらりと「アメリカの国際戦略」と発言したこのフレーズの奥は、極めて深い。
日本の食糧安保問題に関わっているだけに、菅首相と菅政権に関与している政治家は、いかにも「軽佻浮薄」である。これらを中央政界に送り込んでいる国民有権者も、「軽佻浮薄」にすぎる。マスメディアも、同類だが、是非とも、実態が不明な「米国カーギル社の『国際戦略」を早急に明らかにするよう集中取材するべきである。
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken
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