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現職閣僚をして「人生は不条理」と言わしめた菅直人第2次改造内閣。自民党で「税財政の権威」だった与謝野馨経済財政担当相を引き抜くなど数々の「禁じ手」を駆使しただけに不協和音を内包したまま。24日召集の通常国会で野党の攻勢にどう立ち向かうのか。(船津寛、赤地真志帆)
16日のNHK番組「日曜討論」には主要閣僚が顔をそろえた。一致結束をアピールしたいとの思惑がにじむが、視線は「不条理」発言の主の海江田万里経済産業相と、衆院東京1区の宿敵である与謝野氏に集まった。
海江田氏「与謝野さんと同じ菅内閣の一員として心を一つにして国民のために頑張っていこう。それは本当に今の気持ちです」
与謝野氏「海江田さんは急に与謝野と聞いておそらくびっくりしただろう。不条理というのは要するにびっくりしたなということを表現されたんだと思う」
2人は「大人の対応」をしたが、ほころびは隠せない。与謝野氏が税・社会保障の一体改革の与野党協議について「難しい道のりを打開する努力を政権と与党で全力でやるのが誠実な態度だ」と口を挟むと、枝野幸男官房長官は「基本は政党の側でやる。窓口は岡田克也幹事長らにお願いする」と慌てて制止した。
不穏な空気を感じとったのか。首相は16日夕、閣僚、与党幹部らを公邸に集め、勉強会を開いた。
「人生はまったく予測不可能だ。海江田さんと同じ席でこの国のことを語るとは思わなかった…」
与謝野氏のあいさつに出席者は苦笑した。首相は「日本の危機を乗り越えるため一致団結してやりましょう」と締めくくり、都内のホテルで懇親会を開催。今月中に誕生日を迎える仙谷由人代表代行ら5人にケーキを用意し、全員で歌って祝う気配りを見せた。
改造内閣の不安定な船出を見て自民党はさっそく対決路線を打ち出した。逢沢一郎国対委員長は「あらゆる努力を傾注し、解散を実現する」と意気込む。
第一の標的は与謝野氏だ。先の衆院選で自民党比例代表枠で復活当選し、鳩山由紀夫首相(当時)を「平成の脱税王」とこき下ろしながら1年もたたずに政権入り。党幹部は「平成の議席泥棒」と憤慨し、参院の問責決議案提出を視野に入れる。マニフェスト(政権公約)見直しなども徹底追及する構えだ。
政権には時限爆弾がもう一つ。小沢一郎民主党元代表の強制起訴だ。党執行部は週内にも衆院政治倫理審査会で招致議決に踏み切る方針だが、さらなる対応を迫られる公算が大きい。
当の小沢氏は16日、フジテレビ「新報道2001」に出演。改造人事には「とやかく言う筋合いではない。主権者の国民が判断する」と無関心を装ったが、マニフェスト見直しに話題が及ぶと声色を変えた。
「選挙で約束したんだから一歩でも二歩でも前進させるべきではないか。党全員が変えるというなら信を問うような大きな問題だ」
政権交代の立役者は自分だ。たとえ党を追われてもそれは変わらない。そんな自負がにじんだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/110116/stt1101162236008-n1.htm
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