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議会を開かず専決処分を繰り返し地方自治の根幹を揺るがした「竹原流改革」の是非が問われた鹿児島県阿久根市の出直し市長選。
16日の投開票で、3選を目指した前市長・竹原信一さん(51)は敗れ、市長解職請求(リコール)運動を進めた新人の西平良将さん(37)が当選した。
竹原さんは午後8時頃、事務所に到着。しかし、カーテンは閉じられ、落選が確実になった午後9時過ぎも中の様子はうかがえなかった。
竹原さんは昨年12月の住民投票で失職した後も、バイクで市全域を回り、一人でチラシ約9000部を配った。告示後は「自分のファンばかりに訴えても意味がない」と集会はほとんど行わず、選挙カーで市内を回って、公務員の厚遇批判などを展開した。
一方で、議会を開かず、専決処分を繰り返す手法に、支持者からも「法を破るべきではない」と批判の声が上がり始めた。こうした状況に、竹原さんは「(専決処分の)手法ばかり取り上げられ、どんな改革を行ったかが伝えられていない」と訴えたが、市政の混乱を招いた代償は大きかった。
◇
「阿久根の夜明けだ」。当選確実となった西平さんが事務所に姿を見せると、市長リコール運動や選挙戦を引っ張った若手スタッフ、支持者ら約100人から大きな拍手がわき起こり、喜びを爆発させた。
西平さんは支持者らに向かって「しっかり市民の声を聞いて、市民と一緒に市政をやっていく。選挙が終わればノーサイドだ」と語りかけた。
市民団体の設立からリコール運動、そして市長選へと駆け抜けた1年だった。
きっかけは2009年11月。竹原さんが自身のブログに書いた障害者の出生を否定するような文章を見て、脳性まひの障害を抱える幼稚園児の長男(6)の姿が浮かんだ。「この子は生きてちゃいかんのか」
市長としての資質に疑問を感じ、昨年1月に市民団体を設立した。リコール運動で集まった署名は1万人を超えた。まちの将来を案じる市民の思いを受け止め、立候補を決意した。
同12月の住民投票は398票差の僅差だったが、つじ立ちや100か所以上の集会を重ね、「対立ではなく対話を」という訴えが市民の心に届いた。
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