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きっこのブログ 2011.01.15「内閣改造」という最後の悪あがき
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旧来の政治手法は取らない、と言っていた岡田が、実は「立ち枯れ」との連立を画策したが失敗。結局、与謝野だけを一本釣りしたような形になったわけだか、この人事に菅直人の卑しい思惑が込められている、という指摘は説得力を持つ。そこで、その(私にとっての核心)部分だけを転載する。
文中で触れられている菅直人の発言は、迂闊にも聞き逃していた。彼の人間性を物語る発言である。
※全文は、上記のURLからお読み下さい。
(前半 省略)
‥‥そんなワケで、今回の内閣改造には、「延命」の他に、2つの目的があった。1つは、野党からガンガン攻撃されてる仙谷と馬淵の問責決議を回避することだ。とにかく、国会が始まった時点で、この2人の顔が閣僚席にあったらマズイから、内閣改造というタテマエを利用して、この2人には表舞台からは消えてもらう。これが最大の目的だろう。そして、もう1つの目的は、財務省の言いなりになって菅が水面下で進めてきた「消費税の大増税」を他人事にするって作戦だ。すべて民主党議員だけで組閣された内閣で大増税へと突き進めば、ヘタしたら次の選挙まで持たないかもしれないし、持ったところで選挙で大惨敗することウケアイだ。だけど、無所属の与謝野を中心に政策を進めれば、菅は他人事みたいな顔をしてられると思い込んでるのだ。
あたしが何でこんなふうに思ったのかって言うと、これは去年の5月にさかのぼる。鳩山内閣末期の5月6日のこと、迷走し続けてきた普天間基地の問題について、鳩山由紀夫は記者会見で「国外、最低でも県外と言ったのは、党の公約ではなく、党代表としての私自身の発言だ」って言ったんだよ。つまり、この「最低でも県外、できれば国外」っていう約束が守れなかったとしても、公約違反にはならないってことを念押ししたんだよね。そして、この翌日の5月7日、当時は「副総理」の立場だった菅は、記者会見で、迷走してる普天間問題について質問されると、こんなことをノタマッたんだよ。
「非常に難しい状況が続いているというふうに思っております。私自身はこの問題にほとんど内閣の中でもかかわりを持っておりません。総理からもこの問題は私までも煩わさないでやりたいということを以前に言われておりましたし、持っておりませんが、状況は大変難しい状況が続いているというのが私の印象であります。」
この無責任きわまりないセリフは、ちゃんと「内閣府」のログに残ってるから、質問内容や前後の脈絡も知りたい人は、
こちら
http://www.cao.go.jp/minister/0909_n_kan/kaiken/2010/0507kaiken.html
を読んでみてほしい。とにかく、一国の総理大臣が責任をとって辞任するかもしれないほどの大きな問題なのに、就任順位第1位で「副総理」の立場だった菅は、当たり前のような顔をして「私自身はこの問題にほとんど内閣の中でもかかわりを持っておりません」てノタマッたんだから呆れ返る。そして、自分が次の総理大臣になったら、今度は普天間基地の問題を質問されるたびに、「鳩山前首相が決めた日米合意に基づいて〜」「鳩山前首相の決定を踏まえて〜」って、すべて鳩山のセイにし始めちゃった。
‥‥そんなワケで、この無責任具合を見れば分かるように、菅が与謝野なんかを連れてきたのは、自分が代表戦の時にウッカリと口にしちゃって大ブーイングを浴びた「消費税の大増税」に対して、できるだけ自分に火の粉が掛からないように遂行するための身代わりってワケなのだ。もちろん、こんな子供騙しは国民には通用しないけど、普天間基地の問題の時の他人事ぶりを見れば、菅という人間の軽薄さと単純さが分かるだろう。そして、「消費税の大増税」はもちろんのこと、菅はもう1つ、「子ども手当の廃止」っていう念願も持ってるから、それも与謝野にやらせる算段だ。だから、与謝野は、就任早々、「子ども手当も見直します」なんてボソッとこぼしちゃったのだ。ま、何にせよ、ここまで国民をバカにした内閣改造なんて前代未聞だから、高級料理の食べすぎで脳みそに血液が回らなくなってる菅は、あとわずかな総理大臣のイスの感触を楽しんでればいいと思う今日この頃なのだ。
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