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(回答先: 与謝野馨は即刻衆議院議員を辞職せよ(kojitakenの日記) 投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 1 月 16 日 15:23:44)
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-6ec8.html
January 14, 2011
仏滅の内閣改造/与謝野馨という「トロイの木馬」
■ 本日14日、菅直人は、内閣改造に踏み切るそうである。
「わざわざ、仏滅の日を選んで、やる必要もあるまい…」と思うのだが、民主党内閣は、そういう「縁起かつぎ」には関心がない性質なのか。自民党内閣時代は、冗談でも、内閣の前途洋々たることを祈って、、改造内閣発足は、大安吉日の日に行っていたはずである。
縁起担ぎは、「やることは総てやった」」という感覚を得るためには、大事なことである。
「縁起が悪いよね…」とおいう空気の中で仕事を始めれば、その仕事の「質」に影響する。
もう少し、気を利かせることができないかったのか。
驚いたのは、下の記事である。
□ 入閣打診あれば考える、陰ながら手伝いたい=与謝野氏
ロイター 1月13日(木)12時55分配信
[東京 13日 ロイター] 与謝野馨・衆議院議員は13日午前、たちあがれ日本に離党届を提出した後に記者会見し、当面は無所属で菅政権に協力していく考えを示した。
内閣改造で要職での起用が伝えられていることに関して「今のところ官邸からは何の打診もない」としながらも、入閣の打診があれば「その時よく考えてみたい」と表明。財政再建と社会保障制度の持続性の確保、TPP(環太平洋連携協定)で「お手伝いできることがあれば陰ながら手伝いたい」と述べ、前向きな考えを示した。
離党に至った経緯については「たちあがれ日本が理念を中心とした政党で、私はどちらかというと政策に現実性を与えることを中心に仕事をしてきた」とし、考え方が一致しなかったことを理由に挙げた。
与謝野馨は、「最後の御奉公」の機会を得ようとしたのかもしれない。確かに、日本の財政状況は、危機的な状況なので、与謝野が「このまま手をこまねいて見ているのか…」という心境に至ったであろうとは、十分に想像できる。
だが、与謝野招聘は、菅内閣にとっての「トロイの木馬」になるかもしれない。与謝野招聘は、「経験」という重しを内閣に注入するどころか、その不安定化に却って寄与しそうだということである。
このことは、三つの点から説明できる。
@ 与謝野招聘を民主党それ自体が双手を挙げて歓迎しているわけではない。
/ 「外から来て、いきなり要職か」という声が民主党内からでても、おかしくない。
/ 東京1区という選挙区で、海江田万里との調整を、どのように進めるのか。与謝野が経済財政大臣内定と報じられているけれども、それならば、地位を奪われることになる海江田をどう処遇するのか。同じような政策分野を得意にする与謝野との関係は、緊張したものになりそうである。
A 与党と野党との「パイプ」は断たれる。
/ こういう招聘の経緯であれば、与謝野の存在それ自体が、野党にとっては、「不信の対象」になる。早速、社民党からは、「邪道だ」という声が出ている。自民党は、与謝野をもはや相手にすることはない。こういう政治環境は、菅内閣にとってダメージになる。税制・経済政策における与野党協議を進めるにも、与謝野の存在が「障害」になるかもしれない。
B 世論の「共感」は、得られない。
/ 与謝野は、一年前に、『民主党が日本経済を破壊する』 (文春新書 2010年1月)という書を刊行している。こういうタイトルの書を出したこととと民主党内閣に入ることとの整合性を説明するのは、至難の業である。
このように考えれば、民主党内閣にとっては、与謝野招聘は、政治的には「百害あって一利なし」という政治選択であろう。
もし、与謝野がそうした「トロイの木馬」を自覚して演じているのであれば、そして、その「トロイの木馬」としての役割を平沼赳夫らが内々に諒解しているのであれば、これは、相当に手の込んだ政治謀略であろう。「たちあがれ日本」は、与謝野に石川数正のような「出奔者・裏切り者」を演じさせた上で、「民主党潰し」という結党目的の実現に向けた歩みを進めたことになる。
…と想像してみる。
何れにせよ、与謝野招聘は、「悪手」である。
やはり、菅改造内閣発足は、「仏滅の椿事」となるのか。
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