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本日の新報道2001に出演した小沢さんを見たけれど、やっぱり理解できなかった。本人の言っている事は小生が何度も投稿しているのと同じで「国家の形を変えるのは2年や3年などの短期間でできるものではない」という主張と同じで納得はした。しかしながら、組閣の問題は総理の専権事項だから党員がとやかく言う事ではないという言葉には納得できなかった。その他の言葉には政権交代の意味を簡潔に述べていて全て納得できた。納得できたから余計に理解できなくなったのだ。
小沢さんが個人的に考えている事は正しいし完全に支持できることばかりだ。だからこそ余計に、小沢氏は1年半前に政権交代が実現した時から現在まで、民主党内の各議員たちにその内容を詳細に語ったのだろうか?語っていたなら他の議員たちは頭が極端に悪いに違いない。なぜなら鳩山元首相が簡単に普天間の移転先を辺野古に戻す決断をした事や、マスコミの世論操作による「ばら撒き政策」と非難されている各政策を国民に正確に説明もしてこなかったからだ。勿論、そんな事は各議員が当然知っていなければならない基本的な事だと突き放していたかも知れない。しかしながら少なくとも政権交代を主導してきた責任者の一人として、実行している事が違う方向に言っていると思われる時に、それを議論して自分の思っている方向に戻す努力はする責任があっただろう。その結果、もし、今日のテレビでの発言のような説明を各議員たちが事あるごとにマスコミや国民に直接説明していたら、今のような混乱はなかったはずである。
もっと言うならば、菅直人による小沢外しなどと言われている対応や、官僚依存に戻るような政策に対しては沈黙は許されない。明確に反対姿勢を示すべきである。挙党一致で小沢氏の考え通りの政策が実施されるという方向性があるならば自分も納得はできる。しかし、菅直人とその同調者たちは明らかに公約の見直しや、国民生活が第一という政権交代時の一丁目一番地となる理念さえも外そうとしているのだ。これを放置したままで統一地方選にのぞめば、民主党の立候補者たちが当選できる確率はほとんどないことは明らかなのではないのか。少なくとも自分と考えを同じくする議員たちと共に菅直人や政権側にいる議員たちに対し反対の行動をしなければ、民主党は公約破りの嘘つき政党になるだけである。
明確な反対があることを国民に対して示すことなく誰が納得するのだろう。ほとんどの国民は政治の事だけを考えて生活しているわけではない。解り易く説明し行動がなければ誰も納得しないし理解も得られない。その努力は政治家としての義務ではないのだろうか。このまま菅直人の主導する方向に行くわけではないと明確に示せば、少なくとも多数の国民はまだ民主党に期待を持つかも知れない。その行動がなければ、政権交代を支持した国民は裏切られたと思う気持ちから、完全に民主党そのものを見放すことは明らかだろう。
今回の菅直人の裏切りについては小沢一郎個人の問題ではないのであり、民主党の問題なのだ。その認識を誤れば、自分でも説明した政権交代の意義の実現に時間がかかるという論理そのものが破綻する、短命な政権交代になるだけではないのだろうか。
小沢一郎氏だけを責めることは酷なのかも知れない。しかしながら、少数を除く他の民主党議員たちのふがいなさを見れば、私のような悲観的な考えが本当になると考えている国民が大多数だと思う方が自然なのだと考える。国民は民主党を支持しているのではない、民主党が掲げた「国民の生活が第一」に基づく政策を支持したのだ。間違えてもらっては困る。政党なんぞは我々にとって道具でしかないのだ。
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