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他党一致より挙党一致をー内閣再改造
By しなたけし . 2011年1月15日
14日、菅総理の下、第二次改造内閣が発足。
参議院で問責決議を受けた仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣、そして岡崎国家公安委員長が閣内を去り、新たに枝野官房長官、中野国家公安委員長、江田法務大臣、与謝野経済財政担当大臣が閣僚に就任しました。
「不条理を正す」と年頭の記者会見で語った菅総理ですが、海江田経財相が前回総選挙で直接対決で勝利した与謝野氏にポストを奪われることが決まり、「人生は不条理だ」と語っていたのが印象的でした。
与謝野氏は東大野球部の大先輩であり、与野党を代表する政策通としても知られる優秀な方です。
しかし、政権交代前には、「特別会計の積立金を財源に活用すべき」とする民主党の主張を「埋蔵金伝説の類を出ない」と強烈に批判しておきながら、財務大臣就任後に財政投融資特別会計の積立金を基礎年金の財源に充てるという言動不一致が見られました。
政権交代後も鳩山前総理を国会質疑で「平成の脱税王」と罵ったり、自民党を離党して新党立ち上げの際には「反民主を目指す」と宣言したり、民主党に対して常に厳しい態度を取ってきた政治家です。
かつての敵であり、選挙でも敗れた与謝野氏を登用し、かねてからの味方であり、選挙に勝利した海江田氏の担当を変えるという人事は、海江田氏のみならず多くの人が不条理だと思ったはずです。
今回の内閣改造では、問責決議を受けた二人の大臣が結局退任しました。これに味をしめた野党は、与謝野氏やその任命権者である菅総理を次の問責決議の標的にしてくる可能性が十分あります。
前国会のように参議院で問責決議が可決されれば、来年度予算や関連法案の成立に支障を来たすのはもちろん、菅内閣の存続すら危うくなるでしょう。やや穿った見方をすれば、与謝野氏はそれを狙って大臣を引き受けたのかもしれません。
菅総理は、安易に他党一致を選ぶより、党内の意見に真摯に耳を傾け、挙党一致体制を築くことを最優先にすべきです。
http://shina.jp/a/activity/3520.htm
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