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国民が何を求めて政権交代を求めたのか民主党の議員たちは分かっているのだろうか。ある意味、今度の菅直人の組閣ほど国民を馬鹿にしたものはないだろう。そして、それに対して何の行動も起こさない小沢一郎をはじめとした反対派の動きにも納得ができない。いかに裁判を前にしているからといって、この状況を放置することに何の意味があるのだろう。このような時こそ国民に期待されている政治家は自分の意見を公にする義務があるのではないのか。
菅直人とその同調者の小沢一郎に対する不当な行動については論外である。しかしながら国民の本当の怒りは「政権交代の原点はどこに行った」という言葉に凝縮できるだろう。それは国民の心の奥深くに閉じ込められていた、「公約違反など大した事はない」と公言して憚らなかった小泉純一郎の言葉に代表される、詐欺師のような政権政党であった自民党や公明党の議員たちに対する怒りが爆発した一昨年の政権交代における国民の投票を見れば明らかである。
菅直人は、自民党の比例代表で当選し、自民党を離党して立ち上がれ日本に参加した与謝野馨という官僚上がりの増税論者を大臣に起用した。全く国民を舐めている、馬鹿にしきっている、国民は何も考えない羊だと思っている官僚と同じ行動をとった。我々がたった一年半前に示した行動に対する期待を何の説明もなく裏切ったのである。誰も増税が不要とは思っていない。しかしその事実に納得する理由が必要なのだ。特別会計という一般会計の4倍にものぼる巨額の予算については何のメスもいれず、それに関連した独法などの官僚の天下り先についても何もせず、さらには巨額な公務員の高額な給与にも手を付けず、企業減税はするが年金は減額する、増税は不可避だという主張に誰が納得すると思っているのか。
これを助長してきたマスコミの責任も重大である。今の我々の怒りは、菅直人とその同調者は勿論、それを無批判で進めさせたマスコミの世論操作や、その背後にいる官僚たちについても渦巻いている。さらに他の民主党議員たちは、小沢一郎といえども何の行動や説明もないならば同罪とみなすだろう。彼らの存在でまだ救いが残っているのではないかとかすかな期待が心の片隅にある。その期待さえも粉々に砕くような時に、初めて我々は民主党を完全に否定する事となるだろう。今は、その期待が具体的になされるかをじっと見ている事を良く考えてもらいたい。
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