http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/560.html
Tweet |
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110114/plc1101142350035-n1.htm
ふたを開けてみれば、サプライズいっぱいの内閣改造だった。
前代未聞の参院議長経験者の入閣(江田五月前参院議長)、78歳の官房副長官(藤井裕久元財務相)、そして直前まで野党党首級だった大物議員(与謝野馨元財務相)の一本釣り…。話題性は満載といえる。
ところが「驚く」より「節操がない」との印象が先に立つのはなぜなのか。
「ただ、ひと言申し上げれば、人生は不条理だなと思っております」
経済財政担当相から経済産業相に横滑りとなった海江田万里氏は14日の記者会見で無念さをにじませた。 自らの後任に座る与謝野馨氏には深い因縁がある。長年、衆院東京1区でしのぎを削ってきた「宿敵」と言ってもよい。平成15年の衆院選では落選の憂き目にもあった。その与謝野氏に押し出されるように閣僚ポストをすげ替えられては、心中穏やかなはずがない。
反発を感じたのは海江田氏だけではない。
「与謝野さんは、ついこの前、打倒・民主党を掲げて戦った人じゃないか」
参院民主党幹部はこう吐き捨てた。指摘通り、与謝野氏は昨年に「民主党が日本経済を破壊する」と題する本を上梓(じょうし)している。
与謝野氏が野党・たちあがれ日本の平沼赳夫代表に離党届を提出したのは13日午前。そのおよそ30時間後にモーニング姿で皇居での閣僚認証式に臨んだ。「それほど必要な人なのか?」。民主党の閣僚経験者も首相のサプライズ人事に首をひねる。
江田氏の法相起用にもかなりの無理がある。いくら裁判官、弁護士出身とはいえ参院議長経験者の入閣は史上初めて。江田氏自身も13日夜に首相から電話で打診を受けた際、「もう少し休ませてくれよ」といったんは固辞した。
まさに無理に無理を重ねた内閣改造・党役員人事だが、首相は13日夜、仙谷由人新代表代行、岡田克也幹事長、枝野幸男新官房長官を首相官邸に集め、3時間余りにわたって協議し、一気に決めてしまった。
これは民主党指導部が、首相と鳩山由紀夫前首相、小沢一郎元代表、輿石東参院議員会長の「旧トロイカ+1体制」から、首相、仙谷、岡田の3氏に枝野氏を加えた「新トロイカ+1体制」に完全移行したことを象徴する。13日夜の密室協議は4人が今後の政権のかじを取ることを党内外に宣言したに等しい。
「日本の置かれた大変危機的な状況にどう挑むか。不安な社会保障、進まぬ地域主権、外交も多くの問題を抱える。そういう危機を乗り越え力を最大にしたいという観点から改造を行った。最小不幸社会を目指し、不条理を正したい」
組閣を終えた首相は14日夕の記者会見でこう断じたが、政権の不条理は静かに浸透しつつある
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK104掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。