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2011年01月14日
昨日の党大会は、地方代表や小沢系議員の発言を一切認めない、シャンシャン大会に終始してしまった。
本来、党大会には採決機能があるのだが、前例がないと云う議事運営で「発言を認めてください!」に対し「大会運営の先例に基づき、ご質問、ご意見を賜る場は設けておりません」と述べ、活動方針案の“強行採決”に踏み切った。
抗議の声も無視された。単に党の活動方針を形式的に拍手で認めるだけの大会になった。それでも一応紛糾した雰囲気は出した。どうも地方代表グループの造反行動が事前に漏れていたという、極秘情報もある。
それにしても、森ゆうこ議員には賛辞を惜しまない。彼女の奮戦は検察審査会疑惑追及でも、民主党議員の中で頭二つ飛びぬけている。昔の社会党委員長土井たか子女史を彷彿とさせる。 数人の地方代表が「動議」を発議し、菅と岡田の解任決議に持っていこうと云う戦術は葬られた。
だが、昨日の口先誠司の件だが、菅直人の前原無視の態度は意外に本物だ。前原も菅直人を完全に馬鹿にしている。どうせ長くは持たない、腹の中で小沢系議員以上に菅の失脚を心待ちにしている。そりゃそうだ、参議院選惨敗後、鳩山と旧トロイカ体制に一時はなびき、前原グループ切りを画策したのだから、信用するわけがない。
話によると、仙谷と岡田の仲も相当に悪いらしく、小沢離党勧告にまっしぐらに猛進しない岡田を悪しざまに罵っているそうである。岡田にしてみれば、なんで俺に小沢切りをさせるのだ! と云う貧乏くじを人知れず嘆いているそうである。
しかし、小沢一郎の政局観から考えると、やはり政権与党は予算を通過させる責務があると云う矜持は生きていたようだ。脱小沢だけで、政権を運営しようと云う菅直人の「クリーンとオープン」とはこの程度のものと云う事だ。 国会野党対策だけの内閣改造を「この党大会を皮切りに、本格的な活動に入らないといけない。みなさんの声をしっかり受け止め、党運営、政権運営をしていきたい。最強の布陣をつくる」と白々しく宣言した菅直人だが、前途は今まで以上に多難だ。
特に「先送りされてきた大きな課題に取り組むことができるのかが問われている。もし、野党のみなさんが積極的に参加しないならば、そのこと自体が歴史に対する反逆行為だ」と野党、特に自民党に宣言した時の表情は、まるでヒトラーの演説風景を思い起こさせる。やはり精神障害を病んでいるに違いない。
党大会の締めくくりで音頭を取った石井一議員が「わが党はまさに存亡の危機にある…」云々と大声を出した頃には、参加者の半分以上があきれ果てて席を蹴っていた。流石にこんな民主党党大会を見たのは初めてだ。菅直人の危機と云うよりも、やはり民主党の危機といった石井の言葉だけは本物だ。(笑)
小沢シンパの多くの方が望むような方向で政局は動いている。菅政権と自公の連立が先か、某民主党幹部と小鳩ライン+自民の一部による反乱が先か、マスメディアが泣いて歓ぶ「政局」が濁流のように流れる予感がある。
それにしても、中々政権を持っている人間を潰すのは難しいと云う現状を我々はみている。 今日の内閣改造がどのようなものか、どうでも良い事だが“最強の布陣”と云うものを見学させて貰うしかない。
どんな理屈をつけようと、与謝野馨にたちあがれを離党してまで入閣を要請した菅の思惑は、明らかに公明党を意識してのものだ。今さら財政再建主義者に閣僚として仕事をして貰おうと思うわけがない。公明党とパイプの太い与謝野の人脈をあてにしたのだろう。
与謝野の入閣は自民党の若手に怒りを与える人事だ。選挙区で落選、比例で復活した自民党の議席を民主党を倒壊すると“たちあがれ日本”の新党結成で議席を盗んだ男が、今度は無所属とはいえ菅民主党内閣の為に生きるとなると、そのまま見過ごすわけにはいかないだろう。
明らかに火種だ。参議院ネジレ国会対策のつもりが藪蛇になる可能性もある。市場原理主義と創価学会の相性は悪いのに読み違いしてないか、菅君。 与謝野の入閣が公明党狙いだとしても、国民新党、社民党も黙ってはいないだろう。公明党にこびへつらう菅政権と連立を組むことが、果たして自党にとってプラスなのかマイナスなのか、衆議院2/3議決も宙に浮く可能性まで出てきた。
亀井静香は「市場原理主義と決別し、元気な日本を作ろうと共に戦った。 あの時の約束が間違っているならば政権の座を去らなければならない。今の民主党はみっともない。みっともない…」と激しい口調で来賓挨拶をしていた。 来賓の挨拶で、あそこまで怒りを見せつけるのは珍しい。
内閣改造は馬渕を除いて玉突き人事になるだろう。与謝野を入閣させる分は馬渕の排除で済む。馬渕も運の悪い奴だ。前原の尻拭いをして首になったようなものだ。しかし、良いじゃないか、3カ月内閣なのだから。おいそれと公明党も菅政権に靡けないのが実情だし、自民は次の参議院問責を出すターゲットを探すのに血眼になるだろう。
それにしても、参議院選惨敗の立役者といえば菅直人と枝野幸男だが、脱小沢路線の象徴として、戦犯が官房長官なのだから、凄い。「政治主導などと、ウッカリ言うものではない」官房長官だが、官僚からの受けも悪いし、口禍の多い男だけに、ここでも爆弾を抱えた。
流石に渡辺恒三の登用はなさそうだが、あの爺さん腹を立てて、今度は菅の悪口まで言いだすかもしれない。(笑) 朝日の新聞人事によると、法務大臣には江田五月がなるらしい。コイツもなにをするか判らん男だ。小沢一郎は注意の上にも注意が必要だ。法務官僚を裏指揮権発動で、なにか仕掛けてくる危険は充分ある。しかし参議院議長を経験した政治家が、リスクの多い法務大臣に就任する神経は少々解せない。
菅直人は改造内閣の取り組む主たるテーマは消費税を上げる税制改革とTPPへの交渉参加だそうである。国民生活の置き去りとデフレスパイラルの加速がテーマで良いのではないのか? いやいや、そうではない。 小沢一郎が折角塩を送った国会予算の通過が、菅くん!君らに与えられた重大なミッションだと云う事忘れんでくれよ。 しかし「柳腰」
政権だ、もう少し粘るようだ。そういえば戸野本とか云う女性もたしかに柳腰風だった。
それより気の毒なのは、統一地方選を目前にした民主党所属の地方議員たちだ。このままだと、半数近くが現職落選と云う惨状を見せるかもしれない。しかし、多くの地方議員が代表選で菅直人を支持したのだから、気の毒であると同時に自業自得でもある。
自力で頑張るんだね、 辻たち百回だよ!
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