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与謝菅権力亡者内閣は超緊縮大増税突進で自滅へ(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/496.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2011 年 1 月 14 日 10:10:30: twUjz/PjYItws
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-5569.html

2011年1月14日 (金)
与謝菅権力亡者内閣は超緊縮大増税突進で自滅へ


 1月14日の内閣改造で、菅直人氏は枝野幸男氏を官房長官に、与謝野馨氏を経済財政担当大臣に起用する人事を決定した。驚愕の人事であるが、菅直人内閣の性格が明確に示されたとも言える。
 
 その性格とは、小沢一郎氏に対する執拗な攻撃と、消費税大増税への突進である。
 
 この二つは、いずれも正統性を持たない。
 
 菅直人氏は総選挙後の大連立を視野に入れて本年夏に総選挙に打って出る考えなのだと思われるが、その時点まで菅政権は持たないと思われる。
 
 与謝野馨氏は2009年8月の総選挙で小選挙区候補として落選した。その後、自民党枠の比例復活で辛うじて復活当選を得た人物である。出自に照らし、自民党議員であり、国民主権の原理に照らし、自民党に投票した主権者に対して責任を負う立場にある。
 
 その人物が、政党を渡り歩き、ポストを求めてさまよう姿は「老害」以外の何者でもない。
 
 予算委員会質疑では、鳩山由紀夫前首相に対して「平成の脱税王」と罵っていたが、与謝野氏自身が多額の迂回献金を受け取ったり、職務権限との抵触が疑われる企業から献金を受け取ったことが明らかにされるなど、限りなく真っ黒に近い人物でもある。
 
 国会質疑では鳩山邦夫議員から聞いた話だと、架空の話をねつ造して質問したこともある、人間としても信用できない代表的人物である。
 
 ただ、権力とポストに対する妄執だけはすさまじいようだ。この点で菅直人氏と瓜二つである。
 
 菅直人氏はすでに魂を米国に売り渡しているから、中味はほとんどすっから菅である。
 
 残っているのは、
@権力とポストへの妄執
A小沢氏に対する敵意
B消費税大増税への突撃精神
だけであると思われる。
 
 菅直人氏が与謝野氏を経済財政担当相に起用したのは、消費税大増税をつなぎに大連立を模索するためである。
 
 しかし、この基本方針は2009年8月の総選挙における民主党マニフェストそのものの全面否定である。
 
 三つの重大な問題がある。
 

第一は、2011年度予算が史上空前のデフレ予算であり、追加デフレ策を打たなくても日本経済は2011年に確実に悪化することが確実であることだ。
 
 マーケットエコノミストは財政計数の読み方を知らないらしい。2011年度予算が超デフレ予算であることを指摘する声がない。つまり、市場はまだこの重大事実を織り込んでいない。
 
『金利・為替・株価特報』2011年1月14日号に詳述するが、必ず、強烈なインパクトが表面化することになるだろう。
 
 このなかで、消費税大増税を決めれば、何が起こるのかは自明だ。経済が呼吸停止の状態に陥るのは必定である。
 
 第二は、消費税増税の前提条件がまったく満たされていないことだ。2009年8月の総選挙で鳩山前首相は、増税検討の前に政府支出の無駄排除をやり抜くことを主権者に約束した。この公約はまだ生きている。菅直人氏の方針はこの公約の全面破棄である。
 
 事業仕分けは政府支出が無駄の塊であることを示しただけで、肝心な無駄の排除はまったく進んでいない。
 
 第三は、政府支出の無駄を排除しないのに消費税増税に進むことについて、すでに主権者が明確にNOの意思を表明していることだ。
 
 2010年7月参院選で、主権者国民は菅直人氏の消費税増税公約にNOを突き付けた。菅直人氏は、この段階で辞任しなければならなかったが、ウソを塗り固めて総理の座にしがみついている。
 
 与謝野氏はミスター老害と呼ぶべき存在だ。2008年のリーマンショックを「蚊に刺された程度」と診断し、政策対応が後手に回ったことが日本経済崩壊加速の主因になった。
 
 不況が深刻だと分かると、今度は無駄遣いてんこ盛りの14兆円補正予算を編成して、日本財政を破壊した。
 
 財政を破壊しておいて、今度は大増税に突き進む。放火犯が放火したあとで、はしご付き消防車が必要だと騒いでいるのに等しい。経済政策運営音痴なのだ。
 
 憲法もあり、国民主権を定めてもいるのに、主権者国民の意思を無視した政治の暴走を、もうこれ以上許すわけにはいかない。
 
 与謝菅権力亡者内閣は本年なかばまでに自損事故で消滅することになるだろう。大事なことは、そのあとに、確実に主権者国民政権を再樹立することだ。主権者国民勢力の結集が急務である。

 

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コメント
 
01. 2011年1月14日 10:37:07: KLT08CD8lU
 これから日本で国家崩壊と言う恐ろしいことが始まろうとしている。狂人菅直人のTPP・対米従属=植民地化政策で、非常に多くの国民の自殺者が出ると予測できる。
農業関係者だけでなく、全国各地の中小企業の経営者の多くが、TPPの導入により倒産するのは目に見えている。
 ところが、政治家としてのポリシーを全く持たず、自分の権力の維持と美食だけを考える狂人・菅直人は遮二無二これに突っ走るだけだ。今年もまた、3万人以上の尊い命が消えて行くことになる。否、もっと増えるのではないだろうか。
 ふ抜けの民主党の国会議員には何も期待できないし、その他の政党も駄目である。これほどの挫折感を年明けから味わったことはかってない。全てが昨年9月の疑惑まみれの民主党代表選の結果からだ。反小沢の人々は、今は喜んでいるが、これから、経済不況時の禁じ手である「緊縮財政」と「消費税10%」を現実に体験して、自分の愚かさを恥じることになる。
戦後65年を経ても、一向に成長しない日本の国民に、宗主国の米国はほくそ笑んでいる。

02. 佐助 2011年1月14日 10:43:03: YZ1JBFFO77mpI : GnuRgcG5J2
「量的緩和策」で連銀がドルを刷り米国債を買い続けているが,ドルに対する信用失墜は大きくやはりドル崩壊は避けられない。ドルはどうせ暴落する。NYの株価も、米国債の値段も、粉飾の価格吊り上げが限界に来て暴落する。つまりドル、株価、債券(国債)の3つともが目出度く暴落するのは避けられない。そんな国にTPP参加や関税ゼロにして郵政民営化や牛肉,米国の自動車を輸入させ資金ょ差し上げても1京以上の借金の肩代わりは不能、どうせチャラを求めてくるだろう。絶対にドル崩壊は避けられない。関税をゼロにし,日本の国の農業や中小企業を壊滅させるが第二次世界信用収縮恐慌は絶対に防止できない。

菅政権グループや大マスコミ電通には全く世界信用収縮恐慌を発生させる世界機軸通貨の交代は見えない。そして、迫りくるバブル崩壊のインジケーターの足音が振り切れるタイミングも予知できないし認識もしていない。郵政民営化で国債暴落しますし関税引き下げは世界信用金融恐慌の第二幕,大底の二幕,三幕が訪れることになる。各国の関税引き下げは必ず挫折するはず。勿論インフラの道路,安全、教育、医療、年金などの社会基盤も総崩れ。日本の自給率は20%程度なので農業の壊滅だけではない。内需の縮小を外需でカバーすることは不可能になる。関税引き下げで日本は間違いなく壊滅する。

デフレで消費税UPと緊縮財政政策を実施すると恐慌と絶望への道があるだけである。平時は、国家・企業・国民のレベル間には、相互信頼関係が支配しています。だが、パニックになると、レベルごとの自己防衛心理に支配されるため、相互信頼関係は弱まり、銀行と企業、銀行と銀行、企業と企業間も、自己防衛心理に支配されます。

超緊縮財政政策を採用、橋本政権は消費税5兆円、所得税2兆円、医療費負担2兆円、公共事業削減4兆円、合計13兆円のデフレ策を実行した,消費税とゼロ金利、から景気と株価は1996年から始まった下降トレンド線に乗る、緊縮財政政策で大暴落した。同じことをやろうとしている,100年に一度の大馬鹿総理だ。


03. 2011年1月14日 10:55:32: UmyJLAdF5E
「たちあがれ日本」に、民主にぶらさがれと口説いたが断られた。
そこで与謝野の一本釣りなら、なかなか戦略家であると評価する。
でも、総会、党大会などの強気な運営を見ると、官僚の支えがしっかりしてきたのではないかと思われる。

菅総理の戦略というより、無能総理を操る財務省の二人羽織ではないかと思える。
消費税の検証、無駄な支出の削減など、財務省は興味がない。
増税やむなしの世論つくりに成功した今こそ、増税の難関である消費税アップを弱りきった菅内閣を助けることで成功させたいという財務省のシナリオではなかろうか。


04. 2011年1月14日 11:40:06: jfFAZGb6iI
03氏に賛成です。
TPP、税制改革、年金改革を与謝野氏が担当するとなると、菅氏は財務省に見限られたと見てよいでしょう。
邪魔な仙谷氏もいなくなったので、これからは「与謝野(影の)首相」です。

菅氏は単なる広報担当。岡田氏は小沢氏への単なる牽制役。
植草氏も「本年夏に総選挙に打って出る考えなのだと思われる」とおっしゃってますが、果たせるかな党大会でも岡田氏は「夏までに」という発言が多かった気がします(気のせいかも)。

「そのあとに、確実に主権者国民政権を再樹立することだ。」その通りでございます。直接法で考えても、消去法で考えても、その政権の中心にいるのは小沢氏しか考えられません。


05. 2011年1月14日 14:49:44: CbLC8oYoQA
夏に総選挙をやって民主党が第一党になれると思っているのだろうか?仮に連立するにしても総理は谷垣になる可能性の方が高い筈。自分が総理を続けることのできない連立を菅直人が仕掛けるとは思えないが。

06. 2011年1月14日 16:38:39: 2yyi95QtZc
与謝野を入れたことで将来政局(大連立を含めて)がどう転ぼうが増税路線だけは堅持する、という財務官僚の思惑が透けて見える。つまり、表の動きに関係なく裏では恒久的な財務省主導を固めようとしている、ということだろう。伊藤リオンの裁判の結果が出るときがその体制が整った証であると見ていい。

07. 2011年1月15日 21:32:13: iHzelalbMA
植草先生!六本木の巫女が詐欺で逮捕されましたね!組織犯罪処罰法の立件も視野だそうですよ。先生はヤクザの広告塔だったかも知れないのですね。さすがご都合主義で、今も頭の弱い人達を騙している先生ですね!

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