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2011/01/12(水) 21:10:41
[政治(菅政権)] 今の政治の話はアタマに来る
■そう感じている庶民有権者が圧倒的多数
これが国民の偽らざる気持ちだろう。民主党を野党時代から応援してきた京セラの稲盛和夫名誉会長が5日、怒りを抑えて記者団にこう語った。
「政権交代で政治が良くなるという期待があったのに、それを裏切る結果になって大変残念だ」
稲盛名誉会長だけではない。いま、日本中に民主党に対する怒りと失望が渦巻いている。
朝、辻立ちしている民主党議員に「この裏切り者!」と罵声を浴びせる有権者が後を絶たないという。国民が民主党に対して怒りを強めるのも当然というものだ。
「一言で言えば『話が違うじゃないか』ということです。国民が一昨年の総選挙で民主党に政権を託したのは、『民主党なら自民党とは違う政治をやってくれるはず』と期待したからです。『政治主導』『脱官僚』『国民生活が第一』という理念に、国民は心を躍らせた。ところが、菅内閣がスタートしてから、民主党は総選挙で掲げた理念をかなぐり捨ててしまった。自民党より自民党らしい政治をしている。驚いたのは、法人税を5%減税するために、個人に6200億円の大増税を押しつけたことです。どこが『国民生活が第一』なのか。『日米対等』を訴えていた外交安保も、結局は『対米追従』です。野党時代、あれだけ反対していた『思いやり予算』まで全額認めてしまった。一方で、マニフェストに約束したことがほとんど実現していない。これでは有権者が失望するのも当然です」(九大名誉教授・斎藤文男氏=憲法)
■くだらない「党内抗争」に国民はウンザリ
しかも、菅内閣になってから、民主党は「党内抗争」に明け暮れてばかりだ。多くの国民が「そんなことをしている場合か」と呆れているに違いない。
「国民が民主党に望んでいるのは、一日も早く不況から脱出し、生活を良くして欲しいということに尽きます。ところが、民主党は政策そっちのけで『脱小沢だ』『反小沢だ』と、国民生活と関係ないことばかりやっている。その結果、子ども手当、高速道路の無料化、年金改革、農家への戸別補償……といった、民主党が09年マニフェストで掲げた政策は、まったく前に進んでいない。
なぜ、結束し、一丸となってマニフェストの実現に歯を食いしばらないのか。そもそも、小沢一郎の『政治とカネ』の問題は、司法の場に移されるのだから、裁判で白黒つければいい話。政治が口を出すことじゃないでしょう。くだらない党内抗争ばかり見せられたら、国民だって『なにやってんだよ』『いい加減にしろよ』と愛想を尽かしますよ」(政治評論家・本澤二郎氏)
最悪なのは、菅内閣になってから、民主党はケジメのない政党になってしまったことだ。参院選で大敗しても誰も責任を取らない。衆院補選、知事選、市長選、県議選、市議選……と、あらゆる選挙で連敗しても、執行部の責任を問う声すら上がらない。どうしようもない政党に成り下がっている。
■本当に小沢一郎が元凶なのか!
歴史的な政権交代から1年3カ月。なぜ、民主党はこれほど変わってしまったのか。悪いのは、菅首相なのか、小沢一郎なのか、それとも無能でスッカラ菅首相を裏で操っている仙谷官房長官なのか。
答えは明らかだろう。菅首相と仙谷長官は、支持率が下落していることも、選挙で連敗していることも、なんでもかんでも小沢元幹事長に責任転嫁しているが、言いがかりもいいところだ。
少なくとも、昨年の参院選の直前に「党に迷惑をかけたくない」と、鳩山首相と2人そろって潔く身を引いてから以降、小沢に責任はまったくないはず。
「民主党が参院選で大敗したのは、菅首相が財務官僚の口車に乗せられ『消費税をアップする』と唐突にぶち上げたからです。支持率が急落したのも、官邸が尖閣問題の処理を誤ったのがキッカケでしょう。
小沢は関係ない。なのに、すべて『小沢が悪い』『小沢が悪い』なんてヒドすぎる。菅首相の一番の問題は『政倫審だ』『証人喚問だ』『議員辞職だ』と、わざわざ党内抗争を煽り、結果的に民主党を混乱させ、機能不全にしていることです。
小沢は『挙党一致が大事だ』『いつでも菅さんに協力したい』と言いつづけているのに、おかしい。いくら他に政権浮揚策がないからといって、支持率アップのために仲間を“生け贄(いけにえ)”にしようなんてどうかしています」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
■民主党らしさを失わせる菅・仙谷コンビ
もうこれ以上、菅・仙谷コンビの勝手を許してはいけない。このまま暴走させたら民主党は本当に国民から見放されてしまう。
とうとう、民主党出身の西岡武夫参院議長までが、民主党の現状を憂え、「菅・仙谷には国を任せられない」という論文を「文芸春秋」に寄稿する始末だ。
菅内閣がこの7カ月間で分かったことは、菅・仙谷の2人には“権力欲”しかないということだ。政治に対するピュアなところがどこにもない。
「菅首相に任せたら、民主党は民主党らしさを、どんどん失っていくと思う。恐ろしいのは、権力維持のためなら、どんなことでも平気でやりかねないことです。たちあがれ日本から社民党にまで秋波を送るなんて信じられない。いざとなったら自民党とだって連立するのではないか。
菅首相の言動を見ていると、政権維持のためには『官僚』『財界』『米国』の3大勢力を味方にすることだとハラを固めたとしか思えない。自民党とまったく同じ発想です。国民は自民党的な政治にノーを突きつけ、民主党政権を誕生させたのに、これでは民主党に失望するのも当然です」(本澤二郎氏=前出)
自民党もダメだけど、民主党もダメだったとなったら、日本はどうなるのか。国民は絶望するしかない。
民主党議員はとんでもない男を総理にしてしまった。もし、「国民生活が第一」「民主党は原点に返れ」と言いつづけている小沢一郎を総理に選んでいたら、こんなバカなことにはなっていなかったはずだ。
(日刊ゲンダイ 2011/01/07 掲載)
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○「失望」が「絶望」に変わるまえに、早く、小沢さんを総理に…。
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