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【要約】12日の民主党両院議員総会で、田中真紀子氏(衆院)は、
「台風が来るかもしれない、地震が来るかもしれない、洪水が来るかもしれないと、家の住人みんなが心配しているんだけど、家主はご飯を食べながら一杯飲んで、『大丈夫、大丈夫。壊れないよ』と言っているようなもの。この政治センス、寒々とする」
と菅氏の政治姿勢を戯画化し、民主党の現状を嘆いた。
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以前から感心していたが、田中真紀子氏の批評眼と表現にはいつも驚かされる。端的で正しく、しかも適当に戯画化されたユーモアがあるので、話を聞いている大衆は、納得すると同時にクスクス笑いだすのだ。このような稀有な才能をもつ政治家は、現代世界の政界に誰ひとりとして存在しない。小沢氏も及ばない。チャベス氏(ベネズエラ大統領)の毒舌が似ているように思われる方もいらっしゃるだろうが、細やかな知識に裏付けられた田中氏の演説は、聴衆の気分を代弁しようと意図されていない。田中語録は、いわば聴衆への啓蒙・警句になっている。
よくもまあ民主党は、田中真紀子氏を陣営に迎えいれられたものだ。それだけ当時の政権交代劇は日本全土に鬱積し、ついに噴きあがった巨大なマグマを正確に象徴していたのである。逆に田中氏を政敵にしていれば、どんなに民主党は外からかき回されたことかと恐怖さえ覚える。この人物を、小泉・竹中政権と外務省の官僚たちはイジメ抜いたのだった。
ご参考まで:
1.「田中眞紀子」(Wikipedia) このうち「発言録」が超面白い。
2.田中真紀子さん池袋で えばたたかこ さんの応援演説!(YouTube)
うえの演説からもわかりますが、現在の問題は、菅が自民・公明の旧政権と同じ方向に走ってきたことにある。これでは、ふたたび国民の厳しい批判にさらされないわけがない。菅は、「マニフェストに約束したことを果たさず、約束しなかったことを実行」(斎藤恭紀氏の発言より)してきた。こちらも田中氏に鼓舞されて、もっと端的に表現してみよう。
菅は民主党の敵だ。
菅を首相の座から引きずりおろせ。
このままでは統一地方選の壊滅が決まっているのに、民主党に集まる党員たちは何をしているのか。国民への離反に目をつぶり、まだ与党気分で美酒に酔っているとしたら、『裸の王様』以下のレベルである。議員など辞めたほうがいい。連合も「労働組合」の看板を外し、「自社の利益が第一」をうたう経団連直轄・下部組織と自認せよ。内紛に明け暮れたうえ、与謝野氏(たちあがれ)を入閣させるのも、菅の私兵が手薄になってきた勢力分布を示すだけだ。
民主党員よ、挙党一致で菅を追い出せ。
それ以外に党の崩壊を食い止める道はない。
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