http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/436.html
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防衛相、周辺事態法改正に意欲 米軍支援より円滑に (共同47ニュース 2011/01/12 16:42)
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011201000546.html
北沢俊美防衛相は12日、都内で講演し、朝鮮半島有事などを想定し、自衛隊の米軍支援をより円滑にする必要があるとして、周辺事態法改正に意欲を示した。具体的な見直し内容には言及しなかったが、補給や輸送など「後方地域支援」の拡充が念頭にあるとみられる。
また、有事の際の朝鮮半島の在留邦人保護についても検討する必要性に言及した。
講演で、米軍支援に関し「効果的な支援の在り方など、制度面での検討を深めることがわが国の安全保障上、喫緊の課題だ」と強調した。周辺事態法は、日本周辺地域で平和と安全に重要な影響を与える「周辺事態」が起きた場合に、戦闘を行う米軍への自衛隊の支援などを定めている。
(引用おわり)
(コメント)
昨年12月、菅が、朝鮮半島有事に自衛隊による邦人救出と言い出したときには唐突な感がありました。仙谷も直後の12月13日記者会見で、聞いていない全く検討されていないと否定しています。
どうせ消費税発言のときと同じフライングか、せいぜいアドバルーンだろうと思われたものでした。
思いつきともいわれましたが、もちろん違います。だが真の狙いはもうひとつわからなかった。
ここへきてわかりました。
朝鮮半島情勢に限っても、この間の「騒ぎ」は、核・ミサイル「疑惑」 → たとえば延坪島「砲撃」 → 危険、脅威が高まる → 有事に邦人救出の必要 → 法整備および物理力整備の必要、という筋書きではなしはつくられている。
しかしもちろん真実はほぼこの逆の向きで進行している。そう見たほうがわかりやすい。
つまり、米日戦争屋が日本国民の税金で武器を買わせたい → 半島に危険、脅威があると演出 → たとえば延坪島「砲撃」 → 自衛隊による邦人救出必要とあおる、という順番。
もっとも、これまでもいつもこうだったということはよく知られてはいますが。
近くは、韓国哨戒艇「天安」沈没事件も、尖閣沖中国漁船船長逮捕事件もムードづくり。
歴史的にさかのぼれば、「成功」例だけでも、「大量破壊兵器」をもとめてイラク侵攻、9.11からアフガニスタン侵攻、トンキン湾事件、柳条湖線路爆破事件などなど。
あやしいものも含めれば枚挙にいとまないほどでしょう。
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時間順に記事を追ってみます。
1.
海自潜水艦を増強 活発化する中国海軍に対処 防衛大綱改定 (MSN産経ニュース 2010.7.25 01:30)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100725/plc1007250130000-n1.htm
防衛省は24日、年末に改定する「防衛計画の大綱」で海上自衛隊の潜水艦を増強する方針を固めた。現在の18隻態勢から20隻台に引き上げる。
(後略)
2.
防衛大綱が閣議決定 対中シフト鮮明に 沖縄の戦闘機部隊、潜水艦を増強 (MSN産経ニュース 2010.12.17 10:32)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101217/plc1012171032005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101217/plc1012171032005-n2.htm
政府は17日午前、安全保障会議と閣議を開き、新たな「防衛計画の大綱」と来年度から5年間の中期防衛力整備計画(中期防)を決定した。新たに防衛政策の概念として情報収集や警戒監視を重視する「動的防衛力」の構築を掲げた。対中シフトを鮮明にし、南西方面での海・空戦力強化策として沖縄の戦闘機部隊を増強するとともに、先島諸島にある離島への陸上自衛隊の部隊配置も明記した。
民主党が関係強化を目指す社民党への配慮で明記することは見送った「武器輸出三原則」の見直しについては、装備品の国際共同開発が世界の趨(すう)勢(せい)であることを指摘。その上で「大きな変化に対応するための方策について検討」と将来の三原則緩和に含みを残した。
南西シフトの半面、戦車を約600両から200両削減することに伴い、戦車を重点的に配備した北海道を管轄する北部方面隊のうち2師団や11旅団などは規模を縮小する。 (中略)
具体的には、中国海軍の活動活発化を念頭に、海上自衛隊の潜水艦を16隻から22隻態勢に増強し、南西諸島周辺海域で監視能力を高める。航空自衛隊那覇基地の戦闘機部隊も1個飛行隊(定数18機)から2個飛行隊に増やし、領空侵犯に備える。艦船や航空機をレーダーなどで探知できるよう陸自は与那国島(沖縄県)に「沿岸監視隊」を配置。地対艦誘導弾も配備する。
核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮への対処能力では、弾道ミサイルを迎撃する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載型のイージス艦を現行の4隻から6隻に引き上げる。これによりミサイルから日本全土を防護するため、常時、2隻のイージス艦が展開できる態勢が担保される。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)も北海道と東北、沖縄の空自高射群に新たに配備し、全国をカバーさせる方針を正式に打ち出した。
(コメント)財政難のなか、潜水艦を6隻増、イージス艦を2隻増というのはたいへんなことです。戦車は200両減。
3.
半島有事…首相、邦人救出で日韓協議へ 法整備に前向き (MSN産経ニュース 2010.12.11 12:55)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101211/plc1012111256009-n1.htm
菅直人首相は11日午前、朝鮮半島有事に際し、自衛隊機で拉致被害者を含む邦人を救出する手順について、近く韓国政府との間で協議を始める考えを示した。首相は「拉致被害者はもちろん、韓国にたくさんいる一般の邦人を、民間機(での輸送)が危なくなった場合に自衛隊機で救出するルールができていない。これから韓国との間で相談を始めたい」と述べた。視察先の東京・西新宿で記者団に答えた。 (後略)
(コメント) 11月25日、延坪島「砲撃」事件のあと、岡田もこれを言い始めました。
↓
11/25(木) 岡田克也幹事長/記者会見要旨 (2010年11月25日(木) 編集・発行/民主党幹事長室)
○北朝鮮による拉致被害者の救出
【記者】菅首相も今日の午前の予算委員会で、(今回の砲撃事件について)また朝鮮戦争を勃発させかねない極めて重大な案件だと言っている。あらゆる事態を想定して日本側も対応の準備をしておく必要があると思う。その前提で、韓国にもそうだが、北朝鮮にも拉致された日本人が一定数いるはずだが、こういう人たちの動乱時における救出についてもやはり詰めておかなければいけないと思うが、その辺はいかがか。
【幹事長】今、北朝鮮の中のどこにどういった日本人がおられるかということは、率直に言ってきちんと把握できているわけではありません。拉致された方々、あるいは日本人妻の方も含めて、それがはっきりとしているわけではありませんので、具体的にどういう救出があり得るかというのをお答えするのはそう簡単ではないと思います。しかし、もちろん日本人の生命が危機に瀕するということであれば、国としてはそういうことがないように全力を挙げなければいけないと思っています。
【記者】その問題について、自民党のほうは積極的に議論したい気持ちがあるようだが、その辺はいかがか。
【幹事長】積極的に議論することはいいと思いますが、具体的にどういうことをおっしゃっているのか。つまり先ほど言ったようなことをわかっているなら別ですけれども、もし政党間でそういう議論をしたいというなら、私はそれを拒むものではありませんが、どういう前提で議論されているのかちょっとわかりませんので、コメントのしようがありませんし、自民党からそういう話は私のところには来ておりません。
(コメント) 「記者」というのと掛け合い漫才になっているのがお笑いです。このような流れを受けて、菅も12月10日、北朝鮮による拉致被害者家族との会合で、朝鮮半島有事の際に拉致被害者を含む邦人救出に自衛隊を出動させることを検討していると受け取れる発言をしたということです。
(以上、「福岡政経調査会」ブログ 2010/12/12 『唐突に言い出した邦人救出:菅首相!』 http://fukuoka-seikei.com/10-1212-f2.htm より )
そして、これらをうけて−−
↓
4.
米国防長官:来月来日へ 日米同盟深化の共同声明で協議か (毎日JP 2010年12月16日12時46分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101216k0000e010062000c.html
ゲーツ米国防長官が1月中旬に来日し、北沢俊美防衛相や前原誠司外相と会談する方向で調整していることが16日分かった。政府関係者が明らかにした。来春に菅直人首相が訪米し、オバマ米大統領との間で合意を目指す日米同盟深化の共同声明について協議するとみられる。
ゲーツ氏は1月の訪中に合わせて訪日する意向。11月の北朝鮮砲撃事件を受け、日米間の防衛協力強化も話し合う予定。北沢氏は、政府が17日に閣議決定する「防衛計画の大綱」(防衛大綱)について説明する。
(後略)
5.
外務省HP:ゲイツ米国防長官の来日 平成23年1月7日
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/1/0107_04.html
12日(水曜日)から14日(金曜日)までの日程で,ロバート・M・ゲイツ(Robert Michael Gates)米国防長官が来日し,前原誠司外務大臣との会談等を行うとともに,菅直人総理大臣への表敬及び北澤俊美防衛大臣との会談を行う予定です。
(コメント) 今日13日、ゲイツ・北沢会談だそうです。上記のように、迎え入れる準備は万端整っているというわけです。
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(コメント) なお、武器輸出3原則の「見直し」、緩和・解禁も同じようにして着々とすすんでいます。つまり、どうしてもヨーロッパに売りたいのです。
↓
日米共同開発ミサイル、第三国移転へ基準策定 (読売オンライン 2011年1月9日03時03分)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110108-OYT1T00980.htm?from=main3
日米両政府がミサイル防衛(MD)システムの一環として共同開発中の次世代型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」について、政府は8日、米国から第三国への移転を可能にする基準の策定に着手する方針を固めた。
オバマ米政権は、欧州でのMD網強化に同ミサイルを配備したいと日本側に求めているが、現状では、日本の武器輸出3原則に関連する規定との整合性を図る必要があるためだ。北沢防衛相が13日、来日するゲーツ米国防長官との会談でこの方針を伝える。
複数の政府筋が明らかにした。防衛、外務、経済産業などの関係省庁が近く検討に着手する。日本政府としては、米側の要望に具体的に応えることで、日米同盟深化に本腰を入れる姿勢を示す狙いがある。
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(コメント)
上のことに限らず、菅はじめ現民主党執行部の言うことなすこと見れば、この人たちはもう、無能だから批判されるべしというよりも、少なくともそのうちの何人かはどこかの勢力のスパイなんだと納得したほうがわかりやすい。
現執行部の実態は、半分は日本をあやつろうという勢力の意識的な手先、スパイ連中であり、他の半分は無能であるだけに扱いやすい操り人形、その寄り合いなのでしょう。昨日の両院議員総会もそう見えました。今日の党大会はどうでしょうか。
昨日の両院議員総会の岡田の様子や、これまでの北澤の一連の動きなどは、この人たちが自覚的に立ち回っていることをうかがわせます。
仙谷は明らかに、無内容なまま操られているほうだろう。菅もおそらくそう。なぜならご両人ともスパイというにはあまりに無能だから。
(前原は違う。これはスパイというよりも始めから正体明らかな異分子。)
ところで、スパイが党代表や幹事長であるというのは珍しくありません。潜り込んでこっそり諜報活動というのが一般のイメージですが、じっさいは幹部、中央委員、党を牛耳るなどという例はいくらでもあるようです。
戦前の日本でも、帝政ロシアでもあったようです。ドストエフスキー描くところでもあります。
単なる印象です。しかし組織の中で、(目の)動きのおかしい奴、思想履歴のあやしい奴、強行意見を唱える奴はたいていスパイと決まったものです。
この者たちが、他のふたつのスパイの巣窟=官僚連中およびマスコミ新聞と組んで、昨年9月14日インチキ代表選をやってのけたのです。それはもはや選挙の不正にとどまらず、犯罪=クーデターだったわけです。もちろんどこかからの指令で。
無能だからとバカにしていればすむ話ではない。確信的な犯罪者集団であると意識しましょう。
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