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検審への長い道・後編 2011-01-12
さて、こういう日に限って寒いんですわ。まったく。
で、ユニクロのヒートテックとダウンジャケットを着用してですね、地下鉄に乗って霞ヶ関です。
前回は、霞ヶ関に着いてから検察庁の場所を道を訊きながら行くという夫間抜けぶりを発揮したのですが、今回はちゃんと調べてます。というか、検察審査会は東京高等裁判所の中にあります。そして、東京高等裁判所は、霞ヶ関駅地下鉄A1出口を上がったところですので、迷いようがありません。
とりあえず、お約束の最初のツイート 「霞ヶ関なう」
ここで、いろいろな政治状況や社会状況を慎重に考慮した結果、前日夜に急に決まった申し立て日。しかも連休明け午前中という、以前から同行ご希望だった方たちの阿鼻叫喚を呼んだ設定にもかかわらず、急遽集まってくださった会員の皆さん4人と共に、裁判所に向かいます。
こちらは、もともといろいろな人が出入りする場所ですので、入口で守衛のおじさんに「駄目駄目、そこから入っちゃ駄目」なんて言われることはありません。
というわけで、 「東京高等裁判所なう」
荷物を簡単な検査機械に通すだけで、みなあっさり入れます。同行の方が素早く、館内の案内を見て、「検察審査会は3階ですね」
「三階なう」
三階に行くと、検察審査会の場所は表示があるのですぐわかります。で、表示通りに検察審査会に入ります。いわゆるふつうのオフィスです。
私たちが入ると、当然ながら、勤務中の皆様の視線が集まります。
「審査受付」という表示が貼ってある方向にぞろぞろ移動。すぐに係の方が来られました。
「審査の申し立てに参りました」
最高検のように「予約してるんですか」とか「どちらさまですか」「認可されている団体ですか」などとはさすがに尋ねられません。
(いまでもわからないんだが、刑事告発の予約する人なんているんだろうか? 特定の方とのアポイントメントというなら判るんだけど)
非常に丁重な対応で、書類を確認され、制度の説明をして頂きます。
検察審査会は第一から第六まで6つありますが、すべて第一審査会が代表して受理し、そのあと割り振られるようです。受理の通知はその場ではなく、翌日送付で、おそらく翌々日に到着とのこと。こちらの連絡先なども確認されます。
繰り返しますが、お手本のように丁重です。そして、確認のために、申立人のリストの名前を確認されたとき、驚くべきことに、「啓代」(のぶよ)という私の名前を、微塵のためらいもなくすらっと読み上げてくださいました。
はっきり言います。「啓」を「のぶ」と呼ぶのは、かなり変則的な読み方で、私は通常、初めてお会いした方に、名前を正確に読んで頂いた経験というのは一度もありません。(本の読者だとか、歌手としてのファンの方を除いて)。この読みをする人は、私を入れて、有名パティシエと知人の息子さんとの三人しか知りません、
なのに、すらりと読んでくださった担当の方、すばらしい。もしかしたら、拙著の愛読者でいらっしゃるのでしょうか。感謝感激でございます。
いやもちろん、ブログの愛読者とか、ツイッターのフォロワーの方なのかもしれませんが。
もし、ツイッターのフォロワーでいらしたとしたら、例の一連の「霞ヶ関なう」「東京高等裁判所なう」「三階なう」という一連のツイートは、まるで、ジェイソンがひたひた近づいてくるような、ホラーな味わいがあったのではないでしょうか。いや、勤務中にそれはないか(笑)
で、裁判所のロビーに降りまして、
「ただいま、東京検察審査会に申立書を提出いたしました。申立書はこちら
http://bit.ly/hkaUoH」
これで申立書が公開です。
ついで、出張中で涙を飲んだ副会長K氏に電話一本。この指令で彼のiPadから報道各社に、eFaxでプレスリリースと申立書全文が配信されます。
電話を切るやいなや、iPhoneに最近インストールしたアプリ FTPOntheGoを起動。これ、iPhoneからftpでサイトの更新ができるすぐれもの。これで、会のトップページを更新し、申立書のpdfをダウンロード可能にします。
この間、わずか10分未満。
申し立てから10分後には、その内容が、世界中どこからでも誰からでも見られるという、ネットの威力をフルに活用させて頂きました。
と、ここで、ジャーナリストの岩上安身さんから携帯に電話。
昨夜の申し立て決行宣言のあと、ご連絡をいただき、岩上さんご自身が、総務相記者会見取材のあと、こちらの取材に見えるとのことでしたが、例の問題
で総務相取材が長引いているようで、私たちが申し立てに出向いた際には、裁判所前にお姿はなく、てっきりフラれたかと思っておりました。が、「いま、総務相を出て、裁判所の前です。いまどちらですか?」
絶妙のタイミングですね。
で、慌てて裁判所前に出ますと、そこでユースト中継の準備が始まっていました。
「まさかここでやるんですか?」
「そうですよ」
熱帯性で軟弱な私は、ここで引き返しそうになりましたが、しかし周囲に暖かそうな場所はなく、このあたりで唯一の喫茶店である裁判所の地下のカフェテリアだって、きっとユースト中継は難しかろうと思い、ここはプロ根性を発揮することに。
でも寒いよー。はなみず出そうだよー。
しかし、さすがかつてはロシア取材で鳴らした岩上さんです。寒さにお強いようです。この日は毛糸の帽子をお召しで、まるで私はKGBに逮捕されて、動かぬ証拠かなにか突きつけられて観念してるみたいです。
問題のユースト中継は、岩上安身オフィシャルサイトのWeb Journalでごらんいただけますが、あまりの寒さに、八木、眼が細くなって、頭も凍えておりますね。まあ、そのへんあまり突っ込まないでください。暖かいところで、アルコールを少し加えてやると、元気になりますので。
この間10分余、公道をご通行中の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。私どもが「裁判所」という表札のところに陣取っていたせいで、たぶん記念写真を撮ることを諦めた観光客の皆さん、申し訳ございません。
で、このあと、私たちは「ごはんがおいしい」という噂の農林水産省の食堂でランチをとり、各自帰宅したのでありました。あ、もちろん、私はTPPに反対です。NAFTAでメキシコの農業がボロボロにされたことは、もっと日本で報じられるべきでしょう。
帰宅いたしますと、早速、産経新聞さんと東京新聞さんからメールで問い合わせが入っておりました。さすがにプレスリリースが早いというのは大したものです。
そして、その夜。前回の告発は見事に全メディアに事実上黙殺されたのですが、今回は、共同・時事の両通信社がWeb配信。東京新聞にも夕刊紙面で、会の名前も入れた記事になっていました。翌日朝には、産経・読売にも。
たいへん面妖なのが、FD改ざんを「スクープ」して新聞協会賞を取り、不起訴処分が出る前に不起訴所処分まで報じた朝日新聞が、この件を「まともに報道しない」という事実です。
経過を一部始終を報じるのが報道機関としての最低限の責務だと思うのですが、残念ながら同紙のWebサイトには、共同通信配信記事がそのまま転載されているだけ。
これに関しては、FD改竄スクープは「スクープは大阪本社の記者。東京本社は記者クラブ至上主義でマンパワー皆無」という説もございます。
毎日新聞に至っては、それすらない状態で、この検証記事が泣くというものです。
苦笑を誘うのは、NHK。「元主任検事不起訴で申し立てへ」というので、てっきり、うちの申立だと思ったら、なんと、朝鮮総連事件での偽証罪の方です。こちらは落合洋司弁護士が刑事告発されて、うちと同じ12月24日に不起訴をくらった分。
もちろんこれだって重要な問題ですが、まだ出てもいない「申し立てることを決めた」だけの話をニュースで流して、こちらの方を一言も触れないというのは、この検察への気の使いぶりは半端ではないと、驚きを禁じ得ません
ということで、マスコミ各社の立ち位置がより鮮明になってきているところで、2011年が始まりました。
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