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http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51733557.html
【禁句3連発のネットの菅サン、資源エネルギー庁前長官を東京電力に天下りさせるとは! (池田香代子ブログ)】
2011年01月13日00:00
菅首相は、7日にインターネット・ドットコムに出演しました(こちらで無料で見られます)。http://www.videonews.com/on-demand/501510/001636.php
それは、このブログでも10日にお伝えしました(こちら)http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51734437.html。]
その際、感想は控えると書いたら、掲示板阿修羅に、「池田香代子氏・・自分の感想、意見が先だろう! 後だしジャンケンでないのか?」との書き込みがありました。
いえいえ、そうではありません。私が感想なり書いたら、これから見る方に先入見をあたえてしまうので、ご遠慮したのです。かくなるうえは、ざざっと阿修羅の書き込みを読んだうえで、意地でも阿修羅に書いてないことを書こうと思ったのですが、読んだ結果、あの番組を見終わってすぐに書こうと思ったことを変える必要はありませんでした。
阿修羅のみなさんと私は関心が重ならないようで、今から書くことは、どなたも書いていらっしゃらなかったからです。
それは、菅サンは、総理として言ってはならないことを3つ言った、ということです。
ひとつ目は、いっしょけんめいにやっているのにメディアがちゃんと伝えてくれない、ということです。
だから、この番組にも出るし、カンフルTV(なんというセンスのない命名!)もやっているのだ、と。そうかもしれません。たしかに、今回のネットメディア出演を伝えるテレビ報道もひどかった。85分のうちどこを「抜いた」かというと、ある民放は、「歴代首相がやめたくなるのがわかった、気持ちが萎えるのだ」でした。そしてスタジオは政局の話題に移る、という段取りです。でも、菅サンはそのあと、そこまでの文脈で言葉を補ってまとめると、「過去の首相たちはそれで辞めていったが、それは家業としての政治家だったからだろう、自分は市民出身の変わり種だから、そういうことでは辞めない」というようなことを、かろうじてつけ加えたのです。かろうじて、と言うのは、声が弱々しかった、決意のほどを感じるような言い方ではなかったからです。それでも、言うだけは言ったのです。
だけど、今回のネット出演で、記者クラブメディアはますます「反菅」を強めたでしょう。米メディアがのっけから敵視して不利な報道を浴びせかけた鳩山さんを、副総理の立場から観察していて、その轍を踏むまいとしたのでしょうか、菅サンはアメリカのつごうを十二分に汲んで行動しているおかげで、米政府のお覚えを反映する米メディアに叩かれることはありませんでした。無視というか、この日本の首相をめぐっては無風状態。でも、国内メディアは就任直後からよそよそしかった。そこへきて「メディアは伝えてくれない」です。メディア戦略としてもまずいというか、自分をどのようにアピールすべきかというメディア戦略をもっていないとしか言いようがありません。ジャーナリストとしていいお仕事をなさってきた下村健一さん、内閣広報官になられたのなら、そこんとこなんとかして!
ふたつ目の「それを言っちゃあおしめえよ」は、国民がわかってくれない、みたいなことです。
はっきりとではないけれど、むにゃむにゃと言っていました。語尾が消えぎえだったのは、言いながら、まずい、と思われたからかもしれません。まずいです。「メディアが伝えてくれない」と並んで、政権余命いくばくもない総理に典型的な、これはグチです。辞める気がないのなら、歯を食いしばってでも言ってはならない禁句です。これでは、テレビがへんな抜き方をしたくなるのもわかる気がします。
みっつ目、言ってはならないことの極め付けは、「やりたいことではなく、やらねばならないことをやっている」です。
ルーティンワークをこなすだけなら、自民党時代の順送りお飾り総理でよかったはずです。政界入りした当初から「総理大臣になる」と宣言していた菅サン、やりたいことを最優先にやらなければ、政権交代を選んだ民意はどうなるのでしょう。そして、やらねばならないことに、たとえばなぜ突然、TPPなどというとっぴなテーマが飛び出すのでしょう(TPPは「トッピッピ」と言うことにします)。政治主導は、官僚機構改革はどうなったのですか。天下り禁止は?
首相は、しっかりやっている、みたいなことを強調していました。だけど、資源エネルギー庁長官が辞任4カ月で東京電力に天下りなどというニュースに接すると、その言葉を額面どおりには受け取れなくなります。一事が万事で、天下りが横行しているのでは、と思いたくなります。
この、エネルギー政策に重大な影響を及ぼす天下り「事件」を伝える河野太郎衆議院議員のメールマガジン(1月7日付。もとはこちら)を、こうなったら「怒りの転載」です。http://archive.mag2.com/0000006653/20110107220558000.html
河野サン、ほかの政策には怖いモノがいっぱいあるけれど、こと原子力政策にかんしては頼りになる政治家のひとりで、去年の12月には、原子力政策をめぐるトークもご紹介したところです(こちら)。
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/2010-12.html#20101219
なぜ頼りになるか、まずは原子力政策のおかしさを授業スタイルで説明する河野サンの
youtubeをご覧ください。きっとご納得いただけると思います。
(動画)河野太郎の指摘 「日本のエネルギー政策」シリーズ1 原子力発電
http://www.youtube.com/watch?v=yFCFKk5MOt0&feature=player_embedded
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......ごまめの歯ぎしり メールマガジン版......
衆議院議員 河野太郎の国会日記
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河野太郎のツィッターはこちらから! @konotarogomame
経産省資源エネルギー庁長官を退任したばかりの前長官が東京電力に天下りした。(民主党政権は、斡旋していないから天下りではないと言うが、これが天下りでなくてなんなんだ!)
資源エネルギー庁は、電力産業に大きな影響力を持つ。東京電力はOBをせっせと天下りで受け入れ、経産省はその見返りに、RPSやゆがんだ固定価格買い取りのような再生可能エネルギーをせっせと潰すような政策をやり、原子力利権をせっせと守るエネルギー基本計画をつくり、意味もなく核燃料サイクルをせっせと助長し、そして東京電力の副社長にOBをせっせと天下りさせる。
マスコミは東電や電事連から広告をもらうため、特に批判もせず、温暖化対策などで経産省との関係の強化を図るためなどとおためごかしを書く。
こういう原子力利権が日本のエネルギー政策をおかしくし、世界的に大きな伸びを見せている再生可能エネルギーが日本では全くものにならないという国益を損なう事態になっている。
日本のエネルギー政策をちゃんと議論しよう
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