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菅直人首相は10日夜、西岡武夫参院議長を議長公邸に訪ね、今月下旬に始まる通常国会の運営や、参院で可決された仙谷由人官房長官らの問責決議への対応を協議した。首相は仙谷氏の続投を選択肢に内閣改造を検討していることを説明し、協力を要請した。しかし、仙谷氏を交代させない場合、国会は冒頭から野党の審議拒否で混乱することが予想され、西岡氏は「(続投は)だめだ。参院としてノーと言った」と交代させるよう求めた。【野口武則】
首相は仙谷氏の続投を模索する姿勢をみせており、9日には横路孝弘衆院議長に協力を求めた。10日夜は民主党の輿石東参院議員会長とも会食し、党幹部との電話では「あと2日のうちに腹を固めたい」と語った。野党が審議を拒否しても11年度予算案の審議を進められるかを見極め、13日の党大会までに続投か交代かの最終判断をしたい考えだ。
西岡氏はこれまでも首相と仙谷氏の政権運営を批判。8日発売の月刊誌「文芸春秋」に寄稿した手記では「今度の通常国会では、小沢(一郎・民主党元代表)氏の(政治とカネ)問題よりむしろ、問責決議を受けながら知らぬ存ぜぬの仙谷長官の問題が大きい」との認識を示している。
首相は西岡氏に対し、仙谷氏が問責を受けたことへの反省を正式に表明するなどの打開案を示したとみられる。しかし、西岡氏が明確に仙谷氏の交代を求めたことで、参院本会議場で行われる通常国会開会式に西岡氏が議長として同意しない事態を懸念する声が首相周辺に広がっている。
仙谷氏は10日、BS11の番組に出演し「国務大臣はいつでも議案について発言するため議院に出席することができる」と定めた憲法63条を引き合いに「私が出席させてくださいと言った時に、だめだという権利は衆院であれ参院であれ、ない」と主張。「国会を動かさないからクビを切れという話は政治論、パワーゲームとしてはあり得ても、憲法論としては無理筋だ」と憲法論を盾に続投の意向を改めて強調した。
一方で「一議員としてもやりたいことがまだまだある。身を削られるような毎日から解放されるとすれば喜ばしいこと」と交代の可能性にも言及した。
毎日新聞 2011年1月11日 2時30分(最終更新 1月11日 2時47分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110111k0000m010125000c.html
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