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内閣改造で交代が不可避となった仙谷由人官房長官。菅直人政権にあって「脱小沢」路線を主導してきた立役者とも言えるが、その小沢一郎元代表が国会招致問題で窮地に陥ると同時に、閣内を去るということになるとすれば、なんとも皮肉な話だ。
10日、BS11の番組収録に臨んだ仙谷氏は、“降板”を悟ったかのような発言を連発した。
「官房長官として忙殺され、身を削られる毎日から解放されるとすれば、これまた喜ぶべきことだとの思いが、個人的にはある」
「要職であろうと、一兵卒であろうと、(首相が)がんばっていただきたいということだったらやる。私は(たとえ)一議員としても、やりたいことはまだまだある」
「一兵卒」と言えば、小沢氏が9月の党代表選で菅直人首相に敗れて以降、好んで使う自称だ。代表選を思い起こせば、小沢氏との激突回避に一時は傾いた首相を説き伏せて、雌雄を決するように背中を押したのが仙谷氏だった。
小沢氏を「一兵卒」の立場に追いやった仙谷氏も、「一兵卒」として出直す覚悟なのか。それとも単なる照れ隠しなのか。
ただ関係者によると、仙谷氏は親しい議員に対し、自らの後任に言及。枝野幸男幹事長代理、玄葉光一郎国家戦略担当相(党政調会長)、岡田克也幹事長の3人を「有力候補」として挙げているという。
今回の改造にあたっては、仙谷氏を擁護する声も少なからずあった。交代の理由に挙げられる「仙谷氏が閣内に残れば、通常国会が開けない」という野党側の主張に対し、「仙谷氏が交代しても、野党が審議に応じる保証はない」という反論がなされた。
しかし、国会対策面だけで仙谷氏の交代の是非が論じられているだけではない。仙谷氏の官房長官としての「資質」にも疑問符がつけられた。
岡田氏は10日の記者会見で、官房長官に望まれる資質について問われると「首相をしっかり補佐し、縁の下の力持ちであること」を挙げた。首相より前に出たがる仙谷氏を暗に批判しているようにも聞こえる。
岡田氏は「仙谷さんは内閣の屋台骨として支えてきた」と付け加えたが、同じ首相を支える立場でも、縁の下で支えるのと自らが中心になって支えるのでは天と地ほどの違いがある。
仙谷氏はこの日、強気な姿勢も装った。「問責決議は憲法の教科書を読むと、国会でのなんとか感謝決議やなんとか非難決議と同じ程度の話。これで辞めなければならないものではない」。いつもの法律論だ。
しかし、仙谷氏の処遇を決めるのは法律ではなく、人事権者の菅首相。それは仙谷氏も自覚している。
「(自分が留任で)頑張っても(首相から)罷免というのが飛んでくるだけだ。首相が強力な内閣、党体制を敷くとリーダーシップを発揮して人事をするのは別に悪い話ではない」(村上智博)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110110/plc1101102231009-n1.htm
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