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民主党の岡田克也幹事長が続投を前提に動きを活発化させている。小沢一郎元代表の国会招致問題では主導権を発揮し、28日召集予定の通常国会までに小沢氏を追い込む構え。9日は沖縄を訪問し、懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の解決にも意欲を見せる。ただ、「原理主義者」と揶揄(やゆ)される岡田氏は柔軟性がなく、人情の機微に欠けるとされる。岡田氏の実権が強まれば強まるほど党運営や国会対策で軋轢(あつれき)を招きかねない。(今堀守通、小田博士)
「一番必要なのは沖縄の皆さんの声に耳を傾けることだ。なるべく多様な意見を聞かせていただきたい」
岡田氏は9日夕、那覇市のホテルで民主党沖縄県連幹部に「党の立場」で普天間問題に取り組む姿勢を強調。市民対話集会では「普天間の危険性を除去するためには日米合意しかなかった。本当に申し訳ないがそういう答えしかなかった」と語り、解決への意欲を示した。
9日午前にNHKなど2番組に出演し、午後から沖縄入り。幹事長続投を隠そうとしない張り切りようだ。5日のインターネットサイト「ニコニコ動画」のインタビューでは「嫌がる私を首相が幹事長に据えてまだ数カ月しかたっていない。引き受けた以上は徹底的にやりたい」と言い切った。
これが「直球型」と言われるゆえんであり、その突破力に期待の声もあるが、頑固さがあだとなることも少なくない。
9日のフジテレビ「新報道2001」でも、先の臨時国会の法案成立率が低かったことについて「野党に責任がある。党利党略で考えているとしか言いようがない」と野党批判を展開。同席した自民党の石原伸晃幹事長は「岡田さんはまだ感覚が野党だ」と冷笑しただけだったが、これでは菅直人首相がどんなに与野党協調を呼びかけても野党の反発は避けられない。
NHK番組では、首相の専権事項である衆院解散について「状況に応じてはあるかもしれない」と解散風を吹かせた。
最大の懸案である小沢氏の国会招致問題では小沢氏側に衆院政治倫理審査会への出席を今週中に決めるよう“通告”した。党大会前日の12日に両院議員総会開催に踏み切ったのも岡田氏だ。小沢氏支持勢力からどんな執行部批判が噴き出しても「論破」する腹づもりのようだが、こんな強硬姿勢では小沢氏を「窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)む」状況に追い込み、党分裂を招きかねない。
また、普天間問題もそうだが、岡田氏は外相時代への未練が強いようだ。とはいえ普天間問題は一義的には政府の課題。岡田氏が動けば動くほど担当閣僚はやりにくい。前原誠司外相は、岡田氏が外務省顧問から退任させた谷内正太郎元外務事務次官らの再任を決め、“岡田色”払拭に動き始めている。
それでも岡田氏が「小沢切り」を完遂すれば、党ナンバー2の地位が確立するのは間違いない。ただ、官僚的な岡田イズムに「息苦しさ」を感じる議員は少なくない。反小沢で結束してきた勢力に新たな不協和音が生じる可能性は否定できない。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/110110/stt1101100030000-n1.htm
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