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2011年01月10日
小沢一郎の検察審査会の「起訴相当」二度議決といい、検察官役の大室弁護士らの動きとイイ、菅政権の政治的動きに、奇妙に連動している違和感がある。
勿論、起訴相当二度議決は、速やかに起訴すべきとなっているのだから、遅きに失っしたきらいさえある。今週の火曜、水曜には判る事だが、民主党の両院議員総会を岡田が急遽開催すると言ったり、仮にそれに合わせて大室弁護士らの起訴が実行されたなら、これは大掛かりな 闇司法が動いている と理解してイイだろう。
仙谷が介在しているというレベルではなく、もっと大きな権力がこれを動かしていて、その指示のもと、菅政権が動いている、と考えた方が妥当なようだ。仮に、そのような動きで、政治や司法が動くようだと、法律論として「小沢一郎無罪」、と云う理屈が壊れる危険を感じる。
これは、単に杞憂と云うことではない。法律なんか、どうにでも解釈し捻じ曲げてしまう、強烈なパワーの存在があれば、それはすべて可能なのである。 基本的に、陰謀説の類は避けて通っていたのだが、そんな事は言っていられないところまで、状況は迫っているかもしれない。
疑えば切りがないのが、この世の中だが、「もっと大きな権力」の存在を無視して、現在起きている様々な出来事を論理的に説明出来ない現実があり過ぎる。 小沢一郎の西松建設献金疑惑による東京地検特捜部の、いきなり秘書逮捕以降、論理的にあり得ない出来ごとの連続が、我が国の政治と司法、安保の世界で展開している。
これは、まさに変なのだ。絶対に変だ!それらのすべてを、詳細に語ることは避けるが、異様である。
西松献金問題が変だ、民主党代表選の開票作業も変だ、それに呼応して議決された検察審査会も変だ。尖閣列島の中国漁船事件も変だ、朝鮮半島での二つの事件も変だ。 菅直人が急激に人格障害状態で「小沢抹殺」に奔走している事実も変だ。
年頭の会見で、似合いもしない「不条理」なんて言葉を使ったのも変だ、国対委員長に渡辺恒三の名が取り沙汰されるのも変だ、何が何でも反小沢で民主党を動かそうと云う決意も変だ。これは「もっと大きな権力」が半分姿を現して、必死で動き出した兆候だと言えるだろう。
これは、我が国は相当危険な領域に入り込んでいる予感がある。 「もっと大きな権力」が傀儡政治や傀儡司法、傀儡安保では危なくて見ていられない。もうなりふり構わず、支配してしまえ、と云う決意さえ感じる。宗主国アメリカは民主主義、法治国家を建前として、我が国を支配してきたが、菅民主党政権では、傀儡操り政治、行政、司法、安保が成立しない。民主主義、自由主義を認めておいては、米国の利益に反する国家になるかもしれない。
つまり、米国の国益に反する国家が生まれる危機 である。 第3位の経済大国・日本と第2位の経済大国・中国の接近は、明らかに米国の国益に反する。この点について、異論をはさむ、米国論壇は少ない。東アジアが中国、日本を中心に経済圏を構築したら、米国の経済は疲弊する 否、破綻する。
「もっと大きな権力」は米国だ。日本を恐怖に陥れなくてはならない。彼等の今や生命線は日本なのだ。以前紹介したように、CIAの頭脳ナイ教授 と アーミテージが激しく
動いている。ゲーツ国防長官もクリントン国務長官も激しく動いている。中国と日本を分断する為にだけ動いている。
前原の動きは、明らかに売国の動きだ。岡田が仲井真を脅しに沖縄に行くようだ。おそらく、闇の中で、辺野古移転を呑ませる下地作りだろう。いつの日か、仲井真は辞任と引き換えに辺野古移転を呑むだろう。 マスメディアは、中国人民軍の暴発リスク、北朝鮮のキチガイじみた火遊びと小沢の強制起訴で国民と政治家を煽り、菅民主党と谷垣自民党の「救国連立」の政権成立まで手を緩めない意気込みを感じる。
正直、オバマ政権は当初中国との連携を模索した筈だ。しかし、中華思想と共産一党独裁国家は、米国と対等以上の理屈で対抗、同じアジア人であっても、甘ちょろい日本人とはまったく異なる中国人の厚い壁に跳ね返された。つまり、対中戦略に大失敗したのだ。故に、どんなことをしても日本の米軍基地と資産が必要不可欠なものになったと云うことだ。
ジャパン・バッシングからジャパン・パッシング、そしてジャパン・ウォッチングに変わってしまったのである。隷米主義者には涙が出るほど嬉しい出来事だ。身の毛がよだつ前原誠司の天下が近い。本当に凄い事が起きているようだ。
小沢一郎の裁判の結果だって危なくなる。もう無茶苦茶と云うか、奇妙な理屈をつけるに相違ない。水谷建設の裏金1億円の授受は事実だ、と裁判官が認めるリスクが大きくなっている。
もう理屈抜きに、隷米以外のものはすべて、破壊する行動に出る可能性が高い。 米国の日本に対して行っている行動は、嘗ての南米やメキシコで行われた国家的陰謀であり、最近ではイラク、アフガンで行われているのと実質変わらない。
軍事的介入は、実は米軍基地がある事で成就しているのだ。筆者の今夜の予感が杞憂であることは良い事だが、多分杞憂ではないだろう。 米国の狙いは、東西冷戦並の東側の防波堤に、前線は韓国、後方は日本と 要塞で賄おうとしている。そして、米軍のコントロールでしか動けない自衛隊の軍事を増強、軍産複合企業の利益を守り、国際金融の自由化で日本企業のグローバル化に拍車をかけ、小泉竹中時代の数倍の規模にしようとしているのだろう。
ここまで、米国が髪振り乱して半狂乱な動きをするから、菅直人も半狂乱になっている可能性もある。検察も裁判所も、同じ状況だ。マスメディアも官僚も皆同様の匕首を米国から突きつけられている状況かもしれない。菅内閣改造で、船橋や渡辺恒三が入閣するかしないか、良いバロメーターになるだろう。
筆者のようなコラムを書くブロガーにとっても、笑っていられる時間は少ないのかもしれない。今現在の日本を取巻く、あらゆる権力は民主主義も法治主義も自由主義も通じない超法規権力「もっと大きな権力」:米国が動き捲っている、とみた方が解釈が成り立つ状況に至っている。
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