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今や頭の中は”崩れた湯豆腐”状態の菅直人であるが、マスコミは妙に優しい。それにしても、こんなことを正面から言える朝日新聞は狂っている。
【朝日・社説】首相年頭会見―本気ならば応援しよう(asahi.com 2011年1月5日)
まずは「その意気や良し」としておこう。今度こそ、ぶれず、ひるまず、掲げた目標をやり遂げてほしい。 (中略)もちろん、その環境を整える責任が首相にはある。首相が二つの政策課題とともに、政治とカネの問題へのけじめを掲げたのは当然だ。その第一歩として、通常国会が始まる前に、小沢一郎氏の政治倫理審査会出席を実現する。それがすべての出発点である。
朝日の決意は固そうだ。今年こそは小沢一郎の息の根を止めてやろうと意欲満々である。しかし、マスコミがいかに声援を送ろうとも肝心の役者の脳みそが溶け出している。国民は、今年こそマスコミと菅直人の息の根が止まって欲しいと願っている。
首相バッサリ「小沢切り宣言」 年頭会見、自ら発言練る (asahi.com 2011年1月5日)
首相は会見で、1日の年頭所感で用いた「不条理を正す政治」というキーワードを使い、「不条理と言えば『政治とカネ』の問題がある」と小沢氏に切り込んだ。まず、小沢氏に国会での説明を要求。さらに、小沢氏が強制起訴された際の対応を聞かれると「政治家としての出処進退を明らかにし、裁判に専念されるならそうされるべきだ」と語った。「専念すべきだとは、議員辞職すべきだという考えか」と見解を問われても否定せず、「小沢氏本人がそうしたことも考えられて、出処進退を決められるのが望ましい」とした。
正月早々、改めて我が国総理大臣のアホさ加減を思い知らされた国民は、それでもおとなしい。それにしても、小沢切りの根拠はたかだかあの検察審査会議決である。菅の頭の中では多分不思議な方程式が出来上がっているのだろう。
小沢切り→リーダーシップ発揮→支持率上昇→長期政権
朝日も菅も岡田も、「強制起訴されたら」というが、検察審査会の議決によって起訴は確定している。起訴が決まっているのに、「起訴されたら」はおかしいだろう。さっさと政倫審を開いて好きなように決めればいいだけである。「強制起訴されたら」という前提条件は存在しないのである。
残っているのは起訴の日時だけである。菅・岡田そして仙谷たちはすでに決めているのか?党大会にぶつける?政倫審の開催に合わせる?国会審議が行き詰まったときのためにとっておくか?どうせ話はできているのだろう。検察審査会の議決こそ民意であると、思っているのか思いたがっているのか。政倫審への小沢招致を政権の命運をかける大問題にしてしまった不手際では、この先の内政・外交など乗り切れるわけがない。菅直人は、自分で自分の首を絞めている愚かさにはまったく気づいていない。
検察審査会の議決が菅の「狂気の小沢切り」の正当な根拠となるのか?検察審査会のメチャクチャな議決でさえ、結論は以下のようなものである。
第五検察審査会の議決要旨
検察審査会の制度は、有罪の可能性があるのに、検察官だけの判断で有罪になる高度の見込みがないと思って起訴しないのは不当であり、国民は裁判所によって本当に無罪なのかそれとも有罪なのかを判断してもらう権利があるという考えに基づくものである。そして、嫌疑不十分として検察官が起訴に躊躇(ちゅうちょ)した場合に、いわば国民の責任において、公正な刑事裁判の法廷で黒白をつけようとする制度であると考えられる。よって、上記趣旨の通り議決する。
確かにド素人探偵の馬鹿推理につきあうのは苦痛であろう。しかし、こんなインチキ議決でも頼りにするというのなら、一度全文に目を通したらどうだ?「国民は裁判所によって本当に無罪なのかそれとも有罪なのかを判断してもらう権利がある」「公正な刑事裁判の法廷で黒白をつけようとする制度であると考えられる」
何も慌てて菅直人が結論を出すことではない!裁判で決着がついた時点で離党勧告でも辞職勧告でもすればいい。こんな議決がなんで小沢排除の理由になるのか!「裁判で決着をつけるべき」が、なんで「起訴されたら議員辞職」に結びつくのか。糞も味噌もいっしょになった菅の脳みそを精一杯しぼった挙げ句がこの悪あがきである。
わたしたちも舐められたものである。こんなことで、菅直人への評価を上げると思われているのか?こんなことで、民主党支持へ戻ると思われているのか?信じられないことだが、菅や岡田は本気でそう考えているのだろう。彼らの腐った目には第五検察審査会の議決が「錦の御旗」に見えているようだが、国民の目には「ボロぞうきん」以下である。菅直人にとっては首相の座を維持するための玉砕覚悟の正面突破作戦かもしれないが、国民を道連れの玉砕作戦などまっぴらご免である!
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